某所の電子郵便送付用入力欄を実装中、別に何てことのない作業だったはずなのだが、文字符号化規則の変換部分がどうにも不可解な例外を吐く。結局別の手段をとって解決したが、あれは一体何だったんだろうか。というか、専門用語に限定したところでいちいち日本語にして回るのは非常に面倒なものだな。
あまり面白くないし 、さて、どうしたもんであろう。まあいいか、もう少し続けてみよう。
日本語にして回るといえば、翻訳家とか通訳とか、そういった職業の方には本当に頭がさがる。ぼくもなんとなく会話が出来る程度の英語力はあると思っていたが、これは大いに間違いであった。「限定された状況でなら」ある程度のコミュニケーションがとれる「場合がある」という程度だということを、先日イヤというほど思い知らされた。H さんがいらっしゃらなければとても L 氏との意思疎通など果たせなかったに違いない。
いや、これはぼくに限った話であって、K さんや N さんは普通にしゃべっておられた。すげーなーと口を開けて見ているより他に術がないというのも、なんともアレな話である。読み書きなら何とかなるんだがな、などと典型的日本人的セリフをぼやいている場合ではない。やはり人間勉強だ。とりあえず英語音声英語字幕で映画を見るところから始めることにする。
すっかり忘れていたが LET IT BE... NAKED が発売になっていた。これは以前にこの日記でも紹介した、LET IT BE をよりオリジナルに近い形で再発売するというシロモノである。昨日テレビを眺めていたら CM を打っており、それで思い出したのである。
この CM に何故か DON'T LET ME DOWN が使われており、ご存知かどうか知らないが、昔からある LET IT BE にはこの曲は収録されていない。今回のリニューアルは、アルバム構成はそのままで、音源をいじる程度の物と思っていたから、DON'T LET ME DOWN が流れるあたりで力一杯違和感を感じた。一瞬 JARO に「収録曲じゃないじゃろ」とタレコんでやろうかとも考えたが、流石にダジャレは寒いと思い直し、その日はそのまま寝た。
今日になってツタヤをのぞく機会があり、洋楽の棚を眺めていたら、ちゃんとこのアルバムも並んでいる。少しドキドキしながらひっくり返して裏を見てみると、驚いたことに DON'T LET ME DOWN が収録されている。替わりに MAGGIE MAE と DIG IT がリストからなくなり、さらには曲順もかなり変わっている。ははあこれはこれはと眺めている内に、気が付いたらレジに立っていたので、これからゆっくり聞こうと思う。
帝国データーリサーチとかいうところからメールが来て、貴殿はブラックリストに載ったから云々とある。この手のメールが届くのも久しぶりである。暇なら何らかの方法で盛大に祭り上げたいところであるが、生憎こちらは莫迦の相手をする時間など一秒たりとも持ち合わせていない。ま、メモ程度にここへ記した上で、「オンアボキャ」とか唱えておけば充分であろう。なお、ご存知だとは思うが、同様のメールを受け取っている方はくれぐれも支払いなどせぬよう注意すること。帝国データバンクとは確実に何の関係もない。
さて、今日は『陰陽師』を見た。野村萬斎の演技にも感心させられたが、それ以上に真田広之のキレっぷりが最高である。キレっぷりという言い方は不適切じゃないかと言われる向きもあるかもしれないが、あれはキレっぷりという言葉でしか表現のしようがなさそうだ。もちろん誉め言葉として使っているのである。野村萬斎を向こうに回して一歩も引けをとらなかったその演技に、俳優・真田広之の役者魂を見せつけられたと心底感動しているのである。もっとも、彼の役の動機はイマイチ不明なのだが。他人の心を指して「嫉妬に満ち溢れている」とか何とか言っておいて、まさか阿倍晴明へのそねみが主因ということなどではなかろうな。
まあ動機は置いておくにしても、なかなかエンターテイメントな映画であった。が、残念ながら白林檎的に難点もあった。夢枕貘の原作を読まずにコメントするのもどうかと思うが、もうちょっとストーリーをひねっても良かったんじゃなかろうか。中盤までにはおおよその結末を予想できてしまった。あと、特殊効果がくどすぎて、時々フィルムのテンポを破壊している。もう少しシンプルな方向に練り込んだら、より映画を盛り上げられたと思うだけに残念だ。こんなことを思っているのはぼくだけかもしれないけど。
『陰陽師』は DVD で発売される、というかもう発売中なのかもしれないが、とにかく DVD では二枚組になるそうである。本編ディスクと特典ディスクという定番の構成だが、とりあえずこの DVD セットに「特典映像“萬斎”」なるコピーを付けた御方には、是非とも強い
呪 をプレゼントしたい気分である。瓜か何かに入れて。
LET IT BE... NAKED を聴いている。音質もよくなっているし、話題の「バンド感増量」もその通りだとは思うが、基本的には LET IT BE とそれほど変わらないというか、ビートルマニアの間でも評価の分かれるところだろうなあと思う。ぼくはそれぞれ別バージョンとして受け入れることにした。この辺は、こだわりあるリアルタイム派には理解できない点もしれない。
それはそうと、これの国内版は CCCD で発売されているそうだ。ぼくはそんなことを露ほども知らずに輸入盤を買ったのだが、あれだ、THE BEATLES を CCCD なんぞで汚染した東芝 EMI は滅びるがいい。
ところで安倍晴明という人はどうやら阿倍野の出身であるらしい。正確には、出身地について諸説あるものの、現在の阿倍野区阿倍野で生まれたというのが最も有力な説なのだそうだ。阿倍野出身だから安倍晴明なのか、安倍晴明を排出した地に阿倍野という地名をつけたのか、どちらなのか非常に気になるところである。
電磁的情報の定期的複製というのはやはりやっておくものである。危ないところだったが、助かった。詳細は秘密である。
THE LOAD OF THE RINGS -THE TWO TOWERS- を見ている。映画に対して見ているという言い方はあまりしないが、実際「見ている」が正しいのだから仕方がない。英語音声英語字幕は思った以上に疲れるのだ。というか、一度日本語字幕付きで見ているとはいえ、いささかレベルが高すぎたのかもしれない。ゆっくり見れば良いのだが、次はもう少し低年齢層向けのものを狙おう。それくらいから始めるのが無難である。
この手法は実をいうとぼくのオリジナルではない。大学にいたときに、ある英語の授業がこういう形式だったのである。別にその授業では年がら年中映画を見ていたという訳でもないが、そこらの英会話教材よりはよっぽど効果があった。聴いて、会話表現を知って、それから学生同士で会話練習などするのであるが、なるほどうまいことを考えつくものだな、と感心したものである。英会話教材のスピーカーより発音がはっきりしないことも多く、その点もおあつらえむきだ。
もっとも、当面は辞書が手放せないような感じだ。第四世代強力林檎電算機にて鑑賞しているのであるが、画面出力装置のすぐ横に英英辞典が置いてあるという有様である。やれやれ。