京都の町は合理的なまでに合理的に区画が整理されていて、方向音痴のぼくでさえ適当に見当を付けて歩いても目的地に着いてしまうほど、路がわかりやすくできている。ただしこれは徒歩での話だ。何しろ大阪以上に一方通行が多いので、自動車だと慣れない内は相当難儀するだろう。
寺町通りという京都の電気街と思われるところをふらりと訪れ、散策。小さいながらもニノミヤの Mac 館があって、ちょっと感動したのでつい立ち寄ってみたら、ちょうど店員が Photoshop Elements か何かのサポートをしているところだった。客は年輩の男性。機種は PowerBook G4 である。スペックまでは知らない。そんなことが見ただけでわかったら、さっさと占い師にでも転職している。なかなか説明を飲み込めない男性と微笑がだんだん嘲笑に変わりつつある店員を横目に見ながら、ざっと店内を回る。特にめぼしいものはなかった。
とあるゲームショップで妙なものを発見。Xbox の展示台でひっそりと稼働している
任天堂スーパーファミコン with ストII。なんだそりゃ。Xbox の過剰在庫をちょっとでも減らす為に、他のハードを Xbox に見せかけて稼働させている販売店が続出しているとは聞いていたけど、実際に我と我が目で確かめたのは初めてだった。
展示台は Xbox のロゴの入った緑と黒を基調にした台で、上にテレビ、その下のスペースにゲーム機を置くタイプの、よく見かける形の台である。その「ゲーム機を置くところ」に、ちんまりとスーファミが鎮座していたのである。さらにその事実を隠そうかとするようにうず高く積まれた Xbox の空箱。しかもそれらの空箱は完全にはゲーム機を隠しておらず、一応はスーファミが稼働していることが見えるようになっていて、きちんと言い逃れできるようになっている。
素薔薇しい(© ヨダレ団長)。
店内には数人の子供がいたが、それぞれプレステ 2 とゲームキューブの体験版に夢中で、Xbox の展示台は誰にも相手にされていない。いきなりこういうものを見せられるとさすがに
大爆笑 衝撃を受ける。スーファミなのは任天堂のお膝元だからだろう。別にスーファミじゃなくてもいいんだろうけど、64 以降の任天堂ハードも他人のことは言えないようなラインナップだからな。質はいいんだけど。
こんなことを書いているぼくは実をいうとゲームキューブファンだったりする。何か親近感あるし。色々な意味で。
プチ広告批評。東京三菱キャッシュワンの TVCF。あれはいったい何のつもりで放送しているのだろう。借金に苦しんででも馬鹿女に貢げということか。男性はもちろん、女性の反感も相当なものだろう。三井住友アットローンも同じような構成だが、まだこちらの方が「緊急性」という要素が加えられているだけ、本当に困ったときだけ利用するものだというイメージを持てる。これは金融業者としての倫理に関わる問題だと思うのだが、広報担当者はどのように考えているのか一度話を聴いてみたいものだ。プチ広告批評終わり。
最近(昨日からとも言う)暗号に興味を抱き、色々と調べたり試したりしている。
暗号にも色々あるけれども、ぼくがやっているのはニイタカヤマノボレではなく、コンピュータデータの暗号化の方である。とりあえず始めたのは PGP による暗号化メール。これがなかなか面白くて、本当にまったく、よくもこんなものを開発したものだ。
今日から急に寒くなったように思う。寒いと、途端に出不精になる。コタツで冬眠できるなら冬眠したいくらいなのだが、相方にコタツは出さないと言われてしまった。しかしこれくらいで引き下がるぼくではない。今後数週間に渡って猫たちと一緒に談判を続ける予定。
なんとなく
OpenOffice.org 日本ユーザー会 のキャンペーンバナーをトップページに貼ってみた。
皆さん良かったら OpenOffice.org 1.0.1 を使ってみてください。無料で使えるオフィススイート、一般で言うところのオフィスソフトです。そう、ワードとかエクセルみたいなやつ。なんと Microsoft Office のプリインストール版では付いてこないプレゼンソフトまで入ってます。現在は Windows 版と Linux 版が実用段階に入ってます。Mac OS X 版はこの前 Public Beta がリリースされましたが、インストールするには XDarwin を入れる必要がある上に、日本語を使うのにエラく苦労するので、残念ですが Mac ユーザーの皆さんはもうちょっと待ちましょう。以上、ユーザー会会員からの宣伝でした。宣伝終わり。
どうにも最近また生活が乱れて困るのである。それに妙な夢をよく見る。昨日は全身が血管だけでできた人間の集団に追いかけられたし、今日は遊園地のような場所で唐突にカンガルー相手のボクシングをさせられそうになった。一体どういうわけなのか、ぼくの無意識が何かを警告しようとしてこんなものを見せているのか、さっぱりわからない。今は躁だから、妙なことに手を出すと痛い目に合うぞというお告げなのかもしれない。
大学中退以来久しぶりに六法を繙く。こうしてゆっくり眺めてみると、法律というのもなかなか面白いものだ。法学部音楽科在学だったぼくには新たな発見が非常に多い。そんなんでいいのか大学教育。
急に寒くなった。おっと悪い悪いもう 11 月だったね忘れてたよじゃあ寒くしようかエイっ! とばかりに、11 月に入って唐突に平均気温が 5 度くらい下がったような気がする。おかげでずっと寝込んでいた。といっても別に風邪をひいたわけではなく、単に寒いから布団にくるまってウダウダしていただけだ。
随分前にもらった LC II がずっと眠っている。一時期 NetBSD (68k) を入れようと思い、メモリを最大にして HDD を 1GB のものに積み替えた。NetBSD のインストールも完了し(これが何時間もかかるのである)、いざ起動。ところが必ずブートに失敗する。どうも ADB デバイスの認識か何かでつまずいているような雰囲気で、ソースをハックできればいいのだろうがとてもそんな真似はできないし、結局ほったらかしにしていた。
この LC II は VRAM も増設済みで、しかも KT 7.1 が揃っている。つまり Mac として使おうと思えば使えるのだが、別に Mac に不自由しているわけじゃないしなぁ、と、やっぱりほったらかし。しかし最近、もう一度いじってみようかという気になっている。Fax として使うためだ。Ethernet カードも載せているし、あとは外付けモデムを入手すれば、AppleTalk 対応 Fax に何とか仕立て上げられるんじゃないかと、色々考えているわけである。プリンタも一緒にもらったから(本当に一式丸ごとひきとったんである)、受信だって可能だ。
また挫折しそうな気もしないではないけど。忙しいし。
ここ数日わが愛機の機嫌が悪い。
自慢じゃないがぼくの Mac はほとんど固まらない。Mac OS 9 のチューニングならお手の物だから、起動も早ければ終了も早い。Mac OS X より安定している、なんてことはさすがにないだろうが、48 時間ぶっ通しで作業していて一度も落ちなかったこともある。
が、どうも機嫌が悪いのである。Mac SSH をバックグラウンドにして Mozilla でページを移動し、mi に移ろうとするとハングする。強制終了をかけると「Mac SSH を終了します」と言う。例によって初期設定を捨てるなど色々するのだが、どうにも機嫌が直らない。PGP を入れたタイミングだったような気もするから、PGP のメニューバーアイテムを外してみようかなぁ。
ところで週刊アスキーという雑誌がある。あまり Mac の記事を見かけないのでぼくにはあまり縁がなく、年に一回買うか買わないかといったところである。が、毎週必ず立ち読みだけはする。「松井の辞典」が面白いからだ。一応ページをパラパラとめくるものの、アスキーには悪いが他に興味をひかれる記事がほとんどないので、より正確に言うならば「松井の辞典」を立ち読みしているわけである。
毎回フザケた筆致で核心に直球を投げ込むこの記事、人知れず笑いをこらえるのにいつも苦労する。1ページだけの企画だが、「主幹のことば」も前フリも、松井氏の写真すら可笑しく見えるから不思議だ。単行本が出ていたはずなので買おうかと思ったこともあるが、時事ネタが魅力のひとつということもあってまだ手を出していない。が、そのうち買うかもしれない。
今回はここ数回の中でもなかなか傑作だった。タブレット PC、確かに字の汚い人間には無用の長物だよなぁ。特にぼくが書いたら認識精度どころの問題ではなく、文字として認識されるかどうかも甚だ疑問である。