白林檎ベースステーション

白林檎ベースステーションは、林檎系個人サイトです。つまり、アップルコンピュータ社の Macintosh の中途半端マニアがうだうだしているだけのサイトです。得るモノ? 他人にそんなものを求める根性は間違っています。まあ、まったりと日記などをお楽しみください。

白林檎的日常

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2003.2.10

 ja.oo.o のスタイルシート問題は各方面に迷惑をかけまくり、どうにか解決。どうもお手数おかけしました。

 先日の宣言通り耳鼻科へ行ってきた。市立の総合病院で、入口からしばし迷いながらどうにか受付にたどり着き、手続きを済ませて待合室へ。ここでしばし待ち、診察室へ入ると懐かしい耳鼻科の器具の数々が並んでいる。ひどいアレルギーの鼻ですねと言われながらあの棒やら何やらで診てもらっていたら、鼻孔粘膜が刺激されてものすごいくしゃみを三連発してしまった。しかしすっかり具合がいい。やはり病院には行くものである。薬代が高く付いたのがちょっと不満だけど。

 夕食後、散歩がてら相方とツタヤへ行ったらムーが置いてあったので、しばらくその場で読みふける。断っておくがぼくはこの手の雑誌を買ったこともなければ立ち読みするのも今日が初めてだし、その方面の団体に所属しているわけでもない。ただ、超常現象そのものは、ちょっと面白いと思う。自身体験したことがないだけに余計興味を引かれるのかもしれない。

 今号の特集は霊魂の存在がついに科学的に証明されたとかいう記事で、解明したのはアメリカのナントカ博士とある。遠く何十億光年も離れた星の光は、何十億年もかけて地球でようやく観測できるわけだが、星の平均寿命は数十億年程度だから(程度っても充分長いんだけど)、中には星そのものはなくなってしまい、その星が放った光という「情報」だけがはるばる宇宙を旅するケースもある。それなら、 星も人間も元素の組成は同じなんだから、人間が死んでもその人の霊魂という「情報」だって残るに違いないという、なかなか科学というには飛躍しすぎな気がするが、まあそういう説らしい。途中で飽きたのでわかんないけど。

 つれづれなるままにページを繰ると、人狼はまだ存在するだの降霊会がどうだの、あっち方面の記事が並ぶ中に、シックハウス症候群や環境問題の記事もあった。環境問題は海の魚が激減しているという記事で、日本の飽食、特に近年の回転寿司ブームによって世界中の漁場を日本が荒らして顰蹙を買っているというような内容。なかなかに興味深かった。確かになぁ、あんなに安く旨い魚が大量に出回ってるなんて、よく考えたらおかしな話だもんな。

 そうは言っても魚はぼくの大好物だから、やはり買って食べるだろう。どうせ食べるなら旨い魚がいい。人間が人間である限り、決して世界は平等にならない道理である。


2003.2.11

 今日ダイエーで何故か唐突に思いついたこと。麻雀のピンフは「平和」と書くが、これをぼくはずっと日本語で捉えていた。しかしよく考えてみると、麻雀で「和」はアガリを表す。するとピンフというのは、実は Peace の平和ではなく、平アガリってことであったか。そうかそうかそれなら扱いが低いのも頷けるぞ、と、どうでもいいことなのであるが、思いついたのでついでだから記しておく。これも違ったりして。

 いわゆるドラえもん世代はぼくの前後から始まっていると思うが、中でもぼくは結構なドラえもん好きである。これは自他共に認めるところで、時々オキテテヨカッタだのソノウソホントだのといったレアな秘密道具の名前を口走り、相方を呆れさせることも多々ある。ドラえもん映画も好きでたまらなかった。何しろ子供の頃は大長編ドラえもんの全作(相当前だから、せいぜい日本誕生くらいまでだけど)を諳んじることができたくらいだ。

 で、昨日ツタヤに行って、懐かしくなって思わず海底鬼岩城を借りてきた次第である。別にムーを立ち読みしに行ったわけではないのである。やはりドラえもんマニアの友人 K がちょうど来ていたので、相方と三人で映画鑑賞した。

 初中期の大長編はいいなぁ、とあらためて思う。最近は(当たり前だが)大長編を見てはいないものの、街を歩けばポスターなどでサブタイトルくらいは目に入る。それを見ているとどうも無理矢理ネタを出しているような、中途半端にファンタジックというか、そういう雰囲気はドラえもんじゃないだろオイというか、まあこう感じること自体ぼくが年をとったということなのかもしれないけれど、やっぱりドラえもんはファンタジーよりも SF の方が合うと思うんだよなあ。

 話は変わるがずっと壊れっぱなしだったけん玉を修繕。これから毎日運動することにする。


2003.2.13

 今、ミスタードーナッツのキャンペーンはピングーの弁当箱である。これを一目見て気に入った相方は、二日間ミスドに通い詰め(どうでもいいがミスタードーナッツの略称は東京でも大阪でもミスドのようだ。ただしイントネーションは異なる)、ついに丸形の弁当箱を手に入れた。ミスドの景品にしては珍しく、随分実用的に出来ている。

 丸形を狙ったのはちゃんと訳があって、それはポスターにもなっているピングー弁当を作るためである。今日の昼食はさっそくそれを作ってくれた。つまるところそぼろを間に挟んだのり弁当とおかずなのであるが、これがまた美味いんである。別にのろけているわけではない。

 それはそうとピングーと聞くと .png の方を思い浮かべるぼくは職業病でしょうか。

 話は変わるが ja.openoffice.org のコミッターをやり始めてからというもの、随分メールをやりとりする量が増えた。ML だけでも日に二百通は来るし、まあ全部目を通すわけではないけれど、それでもその中から日に十通はレスを返す。個人メールでも明らかにやりとりする量が増えた。このように書くと人はぼくが苦しんでいるかのように思うだろうが、ちっともそんなことはなく、むしろ楽しくてたまらない。

 毎年二月は沈んで沈んで仕方がないのであるが、今年は沈んでいるヒマがなくて大変だ。良いことなのかもしれないけど、そのうちどっときたりして。


2003.2.14

 今日は昼から客先に行ってきたのだが、その準備を慌ただしくしているところに『笑っていいとも』が始まり、バレンタインデーにチョコをもらったことがなくて云々というコーナーをやっていた。一般視聴者が出演するコーナーで、何もこんなことでテレビに出なくても、こんなの恥をさらすだけじゃないのかと思ったりもするのだけれど、まあ本人が満足なら何も言うまい。

 バレンタインデーのチョコレートは、それがいかに商業的思惑の絡んだものであるにせよ、男性にとっては人気のバロメーターみたいなものである以上、やはり気になるものである。しかしそんなものに心を煩わせるのは矜持に関わる、呉れるというならもらってやっても構わないが、積極的に求めるつもりもない、でも本当はちょっと欲しいのよ誰か私にギブミーチョコレートと、この辺だけ妙に原田宗典風だが(この芸も久々だな)、まあ大抵の男性は毎年このような複雑な心境になるわけである。

 相方にチョコレートをもらった記憶はあまりなく、大体確率にして 50% ほどなのであるが、チョコレート以外のものならいろいろともらった。今年は手作りプリンなのであるが、まだ冷えていないので、食べるのは明日になるだろう。別にのろけているわけではない。

 それにしてもまた一段と忙しくなりそうだ。商売繁盛、満員御礼。


2003.2.16

 サーバを移転。前も書いたが macosxserver.jp があまりにもムダだからである。経済的ムダであるばかりでなく、社会的ムダでもある。こういうドメインネームはもっと有用に使われるべきである。ということで移転の話終わり。

 今日は Y に誘われて、ディープフォレストのライブに行ってきた。ぼくはこのバンドの音楽を聴いたことがなく、それどころか名前も Y に言われて知ったくらいである。しかし Y のことであるし、まず行っても間違いなかろうということで難波にて待ち合わせたのだが、見事に遅刻してしまった。出かけるまえにツタヤへビデオを返しに行ったのだが、途上ミミズが道を這っていて、しかもそれが自転車も頻繁に通るところなものだから危なっかしくて、ついつい見守ってしまったのである。そういう理由で遅れた。Y は Y で日本橋へ新しい携帯電話を買いに行っていて、とどのつまり上手い具合に同時刻に難波に到着した。良いんだか悪いんだか。

 ディープフォレストはフランスの二人組みで、その音楽はなかなか好みな感じであった。ワールドミュージック系エレクトロニカとでもいうのか、早く言えば民謡なんかをネタにテクノっぽく料理している感じである。機材の調子が悪かったようだが、まあ許容範囲である。だって今日初めて聞くんだから、音が不足してるかどうかなどわかりようがない。

 二人とも、というかサポートミュージシャンも含めて結構年齢が高い。向かって右でシンセを操っていた男性はなかなか陽気で、手拍子を誘ったり MC をとったりしていた。フランス人はフランス語以外をしゃべらないと聞いていたが、この人はそんなことはなく、英語をしゃべっていた。フランス語なまりがきつくてときどき何を行っているのかわからなかったけれど、それを差し引いても楽しい MC をしてくれた。

 ゲストボーカルにアメリカ人(?)のジャズ歌手っぽい女性と、それから元ちとせが来た。元ちとせは沖縄の民族衣装のようなものをひらひらと着て、蛇皮線の腕も披露したが、何と言ってもそのボーカルに圧倒される。もの凄い歌唱力である。これはちょっと日本で収まっている器ではないな、と思う。流石に民謡歌いは格が違う。

 それから何が印象的だったといって、海外で流行しているという噂の謎の漢字 T シャツを見たのが衝撃的というか、正確に言うと少し呆れた。ギタリストの「大将」T シャツはまだしも、ドラマーの「年泉」ってのはどういう意味ですか? まあ日本人が着ている T シャツだって、その英語の文句を額面通りに受け取れば、ネイティブの失笑を買うには違いないんだろうけど。

 ということで、楽しんできた。騒いだものでまた足腰が痛い。