アメリカ西海岸時間、というか、要するに夕方寝て丑三ツ時に起きるという生活リズムはどうやら現在のぼくにピッタリの生活リズムのようで、仕事がまあはかどることはかどること。まるで一時のジャパニーズビジネスマンのごとく 24 時間戦うのも不可能ではないような気分にすらなる。このサイクルだと 9 時 〜 17 時という日本の一般的な営業時間にも合致するので、その点でも都合がいい。
ところでこんなサイクルで生活をしていると、普段お目に掛かる機会のない色々なものに遭遇する。朝 8 時半、自分の感覚的には遅い昼食であるところの朝食をとっていると、相方がテレビをつけた。こんな時間にはワイドショー以外何もやっておらず、こういう時の常としてとりあえず NHK 総合か教育にチャンネルを合わせることにしている。
今日はたまたま教育に合わせる。と、「おかあさんといっしょ」を放送している。つれづれなるままに眺めていると、この番組、各コーナーの内容は変わっているものの、基本的な番組構成はぼくの世代からちっとも変わっていない。それだけ方法論が確立されているということなのかもしれない。しかしその中でひときわ異彩を放つコーナーがあった。話に聞くだんご三兄弟の「あっというま劇場」とかいうコーナーである。チョコランタンがどうしただの、ハテナマントがこうしただの、そういう流れの中でまさかジャムのビンが開かないときはお湯に浸けようなどという
生活の知恵 を見せられるとは思わなかった。侮れない。
夕方、食材の買い出しに近所のスーパーへ行ったら、久しぶりに「おさかな天国」を聞いた。もちろん原曲の方である。この曲を初めて聞いたのはもう二年も前、まだ話題になる前だったと思うが、初めて聞いたそのときから妙な曲だなと思ったものである。「さかなを食べると 頭がよくなる」のくだりは簡潔な上にも簡潔で何やら文学的ですらあるし、それに魚の名前をうまく歌いこんでいる。もっとも、シメサバは魚ではなく食材の名前だと思うのだけど、如何。
それにしても YMO はモンスターであると今更ながらに思う。京城音楽最高。SKETCH SHOW の Tronika も良い。こちらは Night Talker が好き。
眠い。高校のときの部活の合宿を思い出した。そして今、リッちゃんの気分。
ついに戦争が始まってしまった。NHK は戦争のニュース一色である。他の局は見ていないので知らない。
ラジオなどひっぱりだしてきて、作業をしながら NHK 第一を流しっぱなしである。世界は戦争に批判的なのに、ブッシュ大統領は押しきった。考えようによっては大した信念であるが、正しい判断かどうかは甚だ疑問だ。この辺は歴史の判断にまかせるしかないのだろうけど、勝てば官軍というし、結局は「あの戦争は正しかった」ということになるんだろうな。
始まってしまったものは仕方がない、早期終戦を祈るばかりである。いまさら武力行使停止を申し入れても仕方がないだろう。何らかの形で決着を付けなければならないだろうから。その点において、小泉さんの「信念」は正しいと思う。
世界に平和を。イラクの人々に、世界の人々に安らぎあれ。
先週はちょっとした事情でまさに怒濤の一週間であった。普段は半日床についているナマケモノのぼくが平均睡眠時間五時間という生活をしていたのだから、どれだけ忙しかったかがおわかりいただけると思う。Perl ではない別のものでプログラミングしていたら、夢の中にまでエディタが出てきたくらいである。きっとうなされていたに違いない。
そういうわけで、今日久しぶりに Perl に戻ってきた。やっぱり Perl はいい。何て使いやすい言語なんだ、こいつは。嬉しくなってあれこれ hoge っているうちに、なかなか面白いスクリプトを書くことができた。別に公開するほどのもんでもないから公開しないけど。
といっても、やっぱり仕事でのプログラミング、色々と制約はある。久しぶりに趣味のプログラミングをしたいなぁと思う今日この頃。
それはそうと先週は忙しさのあまりついにムシクイを無断で休んでしまった。何ということだ。しかしとてもじゃないが執筆時間なんぞ取れなかったのである。とりあえず目処がついたので、次号からはまた通常ペースで発行しようと心に誓う。心配してメールを下さった皆さん、ありがとうございました。
あいかわらず忙しい白林檎である。まったくもう、どれくらい忙しいかというと、日記を書く暇すらないくらい忙しいのである。今日は書いてるけど。
来る日も来る日もプログラミングである。こうプログラムばかり組んでいればスキルが上がりそうなもんであるが、まあちょっとは手応えはあるけれど、あまり格段に技術が向上したとも感じられず、なかなかじれったい日々を過ごしている。
開戦から一週間、米国連邦議会ではもう戦後復興をどこの企業にまかせるかなどというタコな議論をしているそうである。候補に名を連ねるのはいづれも不況にあえぐアメリカの大企業ばかり。中には現政権の副大統領がかつて CEO をしていた会社もあるというから、これが茶番劇でなくて何であろうか。こういうのは民主主義ではない。利己主義というのである。
アメリカはぼくが生まれた頃からすでに貧富の格差が問題になっていたが、現在はそれが縮まるどころか広まる一方だそうだ。過度の実力主義のおかげで、会社を立て直すほど「能力のある」経営者は莫大な額の報酬を得る一方、その戦力として日夜働いている一般従業員は、ほとんど昇給ナシに近い。こうしたいわば資本主義的貴族階級がのさばっている社会制度や、自国の利益のみを追求する対外政策を見れば、フセインならずともアメリカをして帝国主義と呼びたくなるのも当然だ。
ただひとつ進歩的なのは、この帝国の皇帝が民主的な手続きを経て選出されるところだろうか。もっとも、そうは言ってもこれはあくまで国内的なメリットなのであって、外国から見ればはた迷惑な暴君であることに変わりはない。
小泉さんも答弁が苦しいわけである。板挟みだもんなぁ。