白林檎ベースステーション

白林檎ベースステーションは、林檎系個人サイトです。つまり、アップルコンピュータ社の Macintosh の中途半端マニアがうだうだしているだけのサイトです。得るモノ? 他人にそんなものを求める根性は間違っています。まあ、まったりと日記などをお楽しみください。

白林檎的日常

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2003.6.21

 朝一番の便で HHK Lite2 が PFU ダイレクトから届く。早速開けて、MacKit をインストールし、キートップも Macintosh 仕様に変えて接続してみた。ただ、ぼくは生粋の Mac 使いではないので、指の目印(っていうのか、これ)は D と K ではなく、ニューワールドや PC の 106 キーボードと同じ F と J の位置のままにしておいた。

 さて、HHK Lite2 は実にいい感じである。ベージュマックの頃の純正キーボードの打ち心地と似ているが、もうちょっとこちらの方が快適だ。Happy Hacking の名の通り、使っていて楽というよりタイプするのが楽しいという感じである。タイピングをしたいだけのために、意味もなく「このサイトについて」のページを更新してしまったくらいである。

 午後からは父の引越の手伝いに相方と共に和歌山へ。つい一年前に赴任してきたばかりだが、もう関東へ戻るとのこと。東京ではなく横浜だが、自宅からは通勤圏内と言える。もっとも、しばらくは近くにアパートを借りるようだ。

 手伝いには母も来ていて、そのことは事前に知っていたから、片付けが終わったら皆で飲もうと酒を買っていくことにした。和歌山駅前の近鉄百貨店で、かねてから気になっていた銀河高原ビールを発見したので、これを買っていき、しばらく箱詰め作業などした後に広島名物ふぐみりんをつまみに乾杯する。添付されていた冊子は少々妙なノリだったが、ビール自体は流石に美味であった。普段あまり飲酒せずなかんずくビールにはほとんど手をつけないぼくが、喜んで手酌をしていたくらいである。多分これがビール本来のうまみなんだろう。

 その後、何やら高級そうな寿司屋へ食事に行く。何というか筆舌に尽くしがたいほど美味だった。それにネタが厚く、大きくて、まったくこんな贅沢をしていいのかと思いながらも舌鼓を打ってきた。どうもごちそうさまでした。ここの女将さんにいただいた梅干やら、父が買っておいてくれた梅干やら、母の編んでくれたセーターやら、いろいろなおみやげを手に、先ほど帰宅したところである。

 父は来週和歌山を発つ。単身赴任お疲れさま。


2003.6.22

 眠りが浅かったせいか、すっきりとしない一日だった。こういうときは何もしないのが一番である。どうせ上手くいかないし。

 ということで、DQ4 である。先日からちょこちょこと進めていて、今日はエンドール南西にある王家の墓で変化の杖を取るところまでいった。ここにははぐれメタルがわさわさと出てくる。当たり前のことだがファミコン版をプレイしているので (プレステ版もやったがどうも違うのだ)、こいつらには聖水が効く。しばらくレベル上げをするつもりである。

 DQ4 ばかりやっていても飽きるので、少しだけ Mac に向かう。Perl を書いたら仕事のような気になるからそれは避け、Mac OS X の Apache に PHP を組み込んでしばし遊んでみた。ぼくは PHP4 というのを書いたことがないのだが、なるほど、流行るわけである。少しいじっただけの感想だが、C と Perl と Java の良いところだけを組み合わせたような言語仕様で、しかも組み込み関数も多いそうだから、それはそれは使いやすいことだろう。今後ほとんどの局面でぼくは Perl を使い続けるだろうけど、たまに PHP を使うのもいいかもしれないと思った。


2003.6.24

 23 日は Apple WWDC の初日であるが、これはアメリカ西海岸時間での話。日本時間では今日が初日ということになる。スティーブ・ジョブズ CEO による基調講演では、Mac OS X 10.3 の概要が明らかになり、そして何と言っても Power Mac G5 が発表された。おかげでぼくの興奮は極限に達し、今日一日仕事にならなかった。

 とりあえず iBook と PowerMac で iChat AV Public Beta を試してみる。もちろん演目は音声チャットである。ビデオでもいいのだが、いくらなんでも大仰なので、今日のところは音声チャットなのである。ところが、これがなかなかつながらない。最初はちゃんとつながったのだが、いざ別々の部屋に Mac を移し、音声チャットを試そうとしても、「○○は別の会議で使用中です」と表示されて接続が確立されない。

 まあβだから仕方ないのかもしれないけど。早速フィードバックしようと思ったらアップルのサイトに接続が集中しているらしく、これまたなかなかつながらないので、続きは明日以降に持ち越し。

 ところで DNS が生誕二十周年なのだそうだ。最近こういった技術のン周年記念というのをよく耳にするが、インターネットやその他のコンピュータ技術は、充分に枯れた技術に支えられているのだということを聞く度に実感させられる。先人は常に偉大だ。


2003.6.29

 日記の更新スクリプトを書いた。以前は驚くべきことに手動でやっていたのである。我ながらあきれたものだが、まあそのおかげで今回の新システムが生まれたわけだし、良しとしよう。失敗は成功の母とは、昔の人はうまいことを言ったものである。

 データ構造もガラリと変えたので、当然表示スクリプトも変わる。そこでこの際思いきって PHP にしてみた。PHP は先日からちょこちょこいじっていたのだが、ちゃんとしたプログラムを書くのは初めてである。少しドキドキしながら、php.net のマニュアルを見つつ書いたわけだが、ちょっとした癖はあるものの先日書いた通り Perl と C と Java のいいところを持ち寄ったような言語仕様だから、まあ書きやすいこと書きやすいこと。流行るわけである。

 ところが FreeBSD の Apahce に PHP を組み込む段になって問題発生。いくら php.ini をいじっても文字化けが発生してしまう。理不尽なことに mb_http_output() で文字コードを指定しても化ける。php.ini をよ〜く眺めてみたら、default_charset というディレクティブがあり、ここで EUC-JP を指定すればちゃんと表示されることを発見(スクリプトは EUC-JP で書いているので)。

 しかし今後 i-mode 的なものも作るかもしれないし、標準文字コードは一応 Shift JIS にしておきたい。そこで default_mimetype を text/html からtext/plain に変更し、スクリプト側で header() 経由で HTTP ヘッダを書くことにした。強引だが、自称 Perl 使いとしてはこの方がよほど自然で落ち着く。というか、こうやって書いていたら default_mimetype を変更する必要はないような気がしてきた。まあいいや。

 次は C で同じ機能を書いてみようかと思っている。それが終わったら C++ だ。なんでここへきてプログラミング言語を片っ端からなめてるんだろう。

2003.6.30

 何だかダラダラと眠ってしまい、目覚めたら日が落ちつつあった。寝付けないからクーラーをかけておかなければ仕方がないのだけれど、タイマーの調節を少し誤ると起きたときに体が逆に疲れてしまう。難儀なものだ。

 予告通りエヴァのリニューアル DVD ボックスを買ってきて、ホームシアターで鑑賞中。なるほど、絵も音もグレードが上がっている。訳がわからんとか最後が暗いとか物語が中途半端だとか、悪い評判も聞かないでもないが、やはりエヴァは良い。面白い。ストーリーも好きだし、それに何と言っても演出が巧みな上にも巧みである。

 ところで、今度の木曜日から一週間ほど東京へ帰ることにした。相方とこっぴどく喧嘩をしたからというわけではなく、7 月 7 日に ja.oo.o の集まりがあるからだ。あと、実家のネットワーク周りがおかしいらしいので、こちらの点検も予定している。iBook を持っていくからコンピューティング環境には不自由しないけれど、とりあえずぼくの業務は一週間ほど止まることになる。サーバ達よ元気で。一応 SSH で一日に一回はログインしてやるから、どうかネットワークと電源だけは落ちませんように。

 飛行機に乗るのも久しぶりだ。こちらも落ちませんように。