連休もそろそろ半ばを迎えるが、どこへ出掛けるでもなく、家でまったりと過ごしている白林檎である。どこへ行っても人間が溢れているであろう時期に、レジャーと称してわざわざ遠出をするような見識は持ち合わせていないのである。
篭もって何をしているかというと、ゲームをしたり(相変わらずビートマニア)、本を読んだり、猫を転がしたり、銀河高原ビールを片手に野球を観戦した挙げ句カープが負けて機嫌を悪くしたり、あるいは逆にサヨナラ劇を見て興奮したり、散歩をしたり、散歩の途中で親子を見かけてぼくも久しぶりにキャッチボールをしたいなぁと思ったり、Wikipediaをだらだらと眺めていたり、──要するに普段とおよそ変わりがない。
Webを巡っていて面白いサイトを見付けた。2ちゃんねるの軍事板にある名物スレッドのまとめサイトらしいのだが、名を「
信じられないが、本当だ」という。近現代の各国軍隊に於けるアンビリーバボーなエピソードが多数収録されている。
まだ全部を読んだわけではなく、日本人として旧日本軍の話題から順番に進んでいるのだが、まあ日本人としてこれほど「嗚呼、日本て国は昔からちっとも変わらんのだなぁ」と思ったことはない。美談、珍談、何でもござれであるから、ご一読をお薦めしておく。
iPodが爆発したそうである。桑原々々。
最近、どうもぼくはビールを旨いと感じるようになったようだ。もちろん好き嫌いはあって、銀河高原ビールとかキリンのクラシックラガーが我が舌と相性が良い。
この数日は涼しく、油断するとくしゃみが出るほどであったが、季節は確実に初夏になっている。我が愛機が熱暴走するのである。
以前書いた通り、我が愛機のCPUはSonnet TechnologyのEncore/ST G4 1.4GHzに換装されている。CPUというのは──CPUに限らないかもしれないが──速ければ速いほど多くの熱を発生する。例えばインテルのペンティアム4など、摂氏80度近くまで上昇するものがあるらしい。ペンティアムシリーズよりは動作効率が良いといわれるAMDのAthlonでも、
発生する熱で目玉焼きを作れるという冗談のような話が伝わっている。
PowerPC G4はAthlonよりもさらに幾分かマシであるとのことらしいが、我が愛機を開けてヒートシンクに触れてみたところ、確実に
温泉卵くらいは作れそうな温度になっていた。CPU自体はそれでも問題なく動いている。しかし、我が愛機の筐体は本来400MHzのPower Mac用であるから、400MHzのCPUにて発生する熱を逃がすだけの構造にしかなっておらず、つまり筐体の中に熱気が篭もってしまう。
おかげで、すぐ近くに挿さってあるメモリが熱でトチ狂う。FCPでちょっと長いクリップのエンコーディングでもしようものなら、メモリエラーでカーネルパニック。ものの見事にOSごと落ちるのである。
熱で落ちるからといって眠らせておくわけにもいかないから、近所の酒屋でドライアイスを買ってきて、無理矢理冷却しながら使っている次第。5月からこのテイタラクでは、この夏場を載り切れるかどうか……正直、頭が痛い。
仕事の都合で〆切りに追われつつ曲を作っていると、何だか職業作曲家にでもなったかのような錯覚に襲われる。普段は気ままに作っているから行き詰まったらテキトーに切り上げてしまうのだが、今回はそうもいかず(時間指定があるのだ)、「らららー」などと奇声を発しつつ動物園のクマのように部屋をウロウロする始末である。
とりあえず、あれだ、クラリネットってのは案外扱いが難しい。
ところで、ネットゲーというものがある。FF11とかPSOとか、あるいは信長の野望ONLINEなどといった、あれである。ぼくは一度だけ、Mac専用MMO RPGと銘打たれたオベリンとかいうゲームを試したことがあるが、舞台設定が謎に包まれたものであった上、魚釣りしかすることがなかったため、ものの20分で飽きた。しかし世の中にはネットゲーに熱中する人も大勢いる。
FF11などのように、世界観をあらかじめ知っているようなものなら面白いのかな、と思わなくもない。だが、仮想世界の中に入り込んでまで一般人をロールプレイするというのは、如何にも馬鹿々々しい。どうせなら仮想世界に
唯一ネ申として君臨する方が面白いではないか。だから、ぼくがネットゲーに関わるとすれば、プレイヤーではなく、制作者か運営者になろうと決めている。
それはともかく、FF11にしろオベリンにしろ、ネットゲーというのは原則としてプレイヤーを膨大な時間拘束することを前提に作られている。何故かといえば、メーカーにとって、それが最も利益を上げやすいモデルだからだ。その戦略に乗せられて、現実世界に帰ってこなくなった「廃人」は、世界中にそれこそゴマンと存在する。
ぼくは廃人の存在を伝え聞くことしかなく、幸い、身の回りにはそういった重度の中毒患者はいない。だが、最近、廃人達の記録を読む機会に恵まれた。
今からネトゲを始めようとしている人を止めるサイトという、一種のまとめサイトなのであるが、文字通りこれからネットゲーを始めようかと思っている人や、既に楽しんでいる人は、「マギョ氏の起承転結」に軽く目を通すだけでもいいから、ご一読をお薦めする。
戦慄すること、請け合いである。
旧日本軍の軍属が相次いで発見された。皆様随分とご高齢である。それはそうだ、今年は終戦から60年だ。60年──ぼくの年齢の倍以上の時間を、未帰還兵として過ごすのはどんな気分だったのだろうか。
FF7 ACという、要するにFF7をネタにしたネタ映画をスクエニが作っている。そのトレーラームービーがアップルで公開されていた。FF7はぼくの最も愛するゲームのひとつで、それだけに妙ちくりんなCGでヘンテコな映画を作られるのは実に断腸の思いなのであるが、万が一にも面白いということがあるかもしれないので、一応見るだけ見てみた。
駄目だろう、これは。
FF Movieの教訓(Toy Storyなどのようにデフォルメされたものならともかく、全編リアル3DCG映画の需要などヒゲの妄想の中にしか存在せぬ)が、少したりとも活かされていない。スクエアはFF Movieで抱え込んだ巨額の赤字でぶっつぶれたわけだが、今度はスクエニの番になりはせぬかと、心配で心配で昼も眠れない。