昨日、就寝したのが夜中の三時頃。目が覚めてみると、どうしたことか夜であった。よっぽど疲れがたまっていたらしい。
ここ数日間 Windows XP と格闘することが多くて、それで疲れ(というかストレス)がたまったのではないかと思うのだが、どんなもんだろうか。別にぼくが Windows XP を買ったなどというわけではなく、いずれも他人のマシンである。ひとつはトラブル、もうひとつは初期セットアップであった。
Windows が世に出てからもう十年になるが、XP は確かにマイクロソフトの技術の結晶といってよさそうだ。何でもかんでも OS に取り込むことへの批判は根強いが、初心者にとってはありがたいことに違いない。残念なのは相変わらず挙動が不審で不安定なことだろう。この辺は昔からちっとも変わらない。何だか知らないが XP のエクスプローラはすぐに落ちる。あのう、マルチスレッドって言葉、知ってます? というくらいの不安定さである。史上最も不安定なエクスプローラではなかろうか。
まあ Windows 9x や Mac OS 9 みたいにシェルごとシステムがクラッシュするよりはましだけど。それでも Mac OS X の Finder はそれなりに安定してるし、X11 は設計思想について色々言われているが安定している。bash や tcsh に至っては落ちたところなんか見たことないぞ。やっぱりシェルはシェルらしく安定を第一に設計してほしいものだ。おかげでどれだけの時間がムダになったことか。
話は変わるが最近近所のペプシが絶滅の危機に瀕している。レモン入りのペプシツイストとかいう新種が、従来種を駆逐して回っているのである。以前なら四十秒ほど歩けば買えていたのが、今は少々遠出しなければならず、大変不便なのである。ペプシツイストはどうも気にくわない味だし。
と思っていたら、コークでもレモン入りが出た。相方の説によれば、これはもう業界に「流行の仕掛け人」がいるに違いないとのこと。あの、したり顔で苦労話をする連中である。迷惑な話だ。
なんだか今月は日記の回数が少ない。何故かと考えていたら、相変わらず何だかんだと忙しいというのもあるが、それ以上に「あまり日記を書く時間帯に起きていなかった」という要素が強いようだということに気が付いた。
日記というのはその日の記録だから、一日の終わりに書くものと相場が決まっている。ところがぼくは相変わらず「西海岸時間」などで生活していて、しかも今月はそれがやたらと多かったのである。そうでないときは逆にものすごく健康的な、夜の十一時には就寝して朝の七時に目覚めるような生活をしていたもので、このサイクルでもあまり日記を書く時間というのは取れないのである。
ちなみに今、この日記は夕方に書いているのだが。
寝ても寝ても眠い。春眠不覚暁。その辺で鳥も啼いているし、きっとそのせいだろう。
ソニーの MO を買ってきたのだが知らず知らず MediaID 対応などと銘打たれたものを買っていたらしく、Macintosh Formated なディスクであるにも関わらず、我が Mac はこのディスクを挿入するたびに深く考え込み、バックアップ用に買ってきたというのに Finder 操作すらままならない状態である。何ですか、この
クソ 御排泄物のような著作権保護技術は。
まったく、著作権保護技術などというものがロクなものであったためしがない。MediaID というのも名目上は「あなたのディスクをデータ盗難から守る」などと謳っているけれど、いまいち意味がわからない。割れ物対策であるにせよ、メディアに ID を付けたくらいでいかにしてソフトの違法コピーを防ぐのか、これまたよくわからない。
Mac OS X ならなんとか扱えそうだからとりあえず腹の虫は収まったが、Mac OS X の Finder でもこいつの扱いにはやや戸惑いぎみで、そのうちイライラが募ってソニーにクレームの電話をかけそうだ。それくらい使いにくい。たかが MO でこんなに苦労したのは初めての経験だ。
やれやれ。次からはパッケージをよく見て買うことにしよう。ソニー製品でなければ大丈夫な気もするが。
ここのところパトレイバーの映画を立て続けに観たのだが、一作目が一番面白かったという相方の感想にぼくも同意である。二作目も面白かったが、脚本が少々文学的過ぎて、単純な面白さとしては一作目に劣る。三作目も映画としての質は決して悪くないものの、同様の話を先にマンガで読んで知っていただけにどうしても比較してしまい、純粋に楽しむことが出来なかった。また、話としてもマンガの方が優れているように思う、などと書いたら脚本のとり・みきに失礼か。
MO であるが、これがフォーマットすら出来ず、難儀している。仕方がないから Mac OS X の方で使うことにする。おのれソニーめ、覚えておれ。
2ちゃんねるで見つけた
宮澤賢治の『雨ニモマケズ』のパロディが面白かったので、書き留めておく。プログラマ板なので一部専門的だが、充分楽しめるはずである。
納期ニモマケズ 上司ニモマケズ
バグニモ謎ノコアダンプニモマケヌ
丈夫ナ開発環境ヲモチ 性欲ハナク
決シテIDEヲツカワズ イツモシヅカニMakeシテイル
一日ニソース4千行ト Makefileト少シノドキュメントヲカキ
アラユルコトヲ ジブンヲスケジユルニ入レズニ
ヨク設計シワカリ ソシテ変更セズ
都会ノビルノ開発室ノ隅ノ 小サナマシンルームニイテ
東ニ病気ノPGアレバ 行ツテペアプログラミングシテヤリ
西ニ疲レタSEアレバ 行ツテソノ仕様書ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニソウナプロジヱクトアレバ 行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニデスマアチヤ仕様変更ガアレバ ツマラナイカラヤメロトイヒ
徹夜ノトキハナミダヲナガシ 納期ノ前日ハオロオロコピペ
ミンナニOOP信者トヨバレ ホメラレモセズ 戦力ニモサレズ
サウイウモノニ ワタシハナリタイ
名作である。賢治ファンは読んではならないが、ってここに書いても遅いか。それにしても指輪物語のパロディ詩といい、世の中には暇にして詩才のある人がいるものだ。2ちゃんねるは昔から技術力の高い暇人が多く、近年はいわゆる厨房が増えてアレだったが、こういった
才能を無駄に消費してでもギャグをかます という気風はまだまだ健在なので、その点は喜ばしい限りである。
そのうちパロディ詩ギャラリーでも作ろうかなぁ。
巷で SARS が話題になる前から、ときどき呼吸が苦しくなることがある。もう半年くらいになるだろうか。
夜、ふとした拍子に気管が押しつぶされたようになり、空気が吸い込めなくなるのである。頑張って深呼吸をすると、喉がひゅうっと鳴り、少しずつ少しずつ空気が肺に満ちていくのを実感できる。普段は何ともないので肺炎の類ではないと思っていたが、一時のものと思っていたのになかなか治らないので、重い腰を上げて病院へ行った。
保険証を出し、名前やら住所やらを書くと、おもむろに受付の女性が紙コップを差し出した。呼吸のことで来ているのにどうして検尿をするのか不思議だったが、まあ検査には違いないので取っておいた。その後検温し、診察。といっても診察らしい診察は聴診器で胸の音を聴いたくらいで、あとは専ら問診だった。結果、ストレス性のものだという診断。病気でもなければ異常でもないそうで、一安心といったところである。しかしストレスによるものであれ実際に息が苦しくなるときがあることに違いはないので、頓服薬として安定剤を処方してもらった。
ストレスなんて、何の自覚もないんだけどなぁ。と話していたら、相方の父上にそんなものだと言われた。無くて七癖というが、それと似たようなものだろうか。だとしたら、ストレスを自覚している人のストレスはいかばかりか、想像するとちょっとゾッとする。