ゲームキューブ版『実況! パワフルプロ野球9』を買ってきた。去年のデータだが、広島に金本がいるので、かえって好都合である。中古価格で安く買えたし、言うことなしだ。しかもこれ、どう見ても中古品ではない。同シリーズは既に 10 作目が出ていて、それも今年の開幕データだからそろそろ 11 作目が出るものと思われる。それで新古品扱いになっているのだろう。
今日は久しぶりに牛のごとくのんびりした。一日中ゲームやりっぱなしである。野球ゲームを随分長い間プレイしていなかったから熱中しているのもあるが、何より我がゲームキューブを存分に動かせるのが嬉しかったからだ。ゲームキューブはいいハードなのだが、どうにもソフトが少ない。粒のそろった良作揃いとはいえ、普及には
バカゲー なども含めてとにかく数量が勝負である。人の好みは必ずしも一定ではない。また、数多のソフトの中から思わぬ大ヒットが出ることもあろう。
この状況、どうにも
Mac に似てる な。PowerPC ベースだし。いや、Mac もゲームキューブも「だから好きっ」という訳じゃないんだけど。どっちも素晴らしく使いやすい機械なのです、本当に。
最近のバカなニュースの筆頭といえば文句なしに「有栖川」詐欺事件だろう。あれは面白い。少し考えたり調べたりすればわかりそうなもんだが、よくもまあ色んな人がコロリとだまされたものである。もっとも、ぼくだってどうかわからない。戦前ならいざ知らず、宮家の状況など、ほとんどの一般人は把握していない。そう考えると「有栖川」氏の手口は実に理にかなっているというか、上手いことを考えたもんだなぁと唸らされるものがある。せいぜい右な方々の報復に注意して頂きたいものだ。
ニュースといえばもうひとつ、コイがあちこちで何とかというウィルスに感染して、大量に死んでいるというニュースも気になる。というか、縁起が悪い。これはあれですか、
来年も広島カープはダメ という予兆ですか。
まあ冗談はともかく、気味の悪いニュースであることは確かだ。コイ限定とはいえ、未知のウィルスによる原因不明の疫病が流行しているのだ。エイズやエボラ出血熱、西ナイル熱といった病名が頭をよぎり、不安にかられるのはぼくだけだろうか。
寒い。いくら眠っても眠り足りない。春雨をむさぼり食いたくなる。冬到来。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』の完結編「王の帰還」では、重要なシーンがものの見事にカットされたらしい。あろうことかあるまいことか、一作目から堂々と悪の親玉を張っていた魔法使いサルマン(クリストファー・リー)が、この三作目には出てこないというのだ。ぼくは原作を読んでいないからいまいちピンとこないのだが、スラドには原作のファンが多く、関連トピックは蜂の巣をつつこうとして棒を拾ったらそれがヘビだったくらいの騒ぎになっている。
議論を眺めているうちに、どうも映画は問題の三作目に限らず、様々なシーンが大幅に削られたり変更になったりしているらしいことがわかった。一方、原作ではそれほど深く触れられていないにも関わらずしっかりと映像化されているエピソードもあるようで、こうなるともはや別々の作品と考えざるを得ない。『指輪物語』、やっぱり一度読んでみたいな。
といっても、ついこの前新刊を仕入れてきたばかりなので、まずはそちらを読む時間をとりたい。けらえいこ『あたしンち』最新刊は、まあこれは漫画だから一時間足らずで読了したが、一緒に買ってきた北杜夫『消え去りゆく物語』は、ゆっくり読みたい本なのだ。考えてみれば新潮文庫を手にするのも久しぶりである。ここのところ専門書だの入門書だの、そんなのばかりだったからな。たまには小説を読まないと心が荒んでいけない。
コンピュータな職業(e.g. プログラマ)の人が書いた文章にはコンピュータ専門用語がちょくちょく出てくる。ここまでは別に驚くようなことでもない。面白いのは、多くの左様な文章に於いて、専門用語であるところのカタカナ言葉を、独自の日本語に意訳しているところだ。例えばキーボードなら鍵盤入力装置に、マウスならネズミ型入力装置になるという案配。
日本人がなかなかコンピュータ用語に馴染めないのは、カタカナ言葉をそのままカタカナの言葉として理解しようとするからである。デスクトップという言葉ひとつとってみても、多くの日本人にとってこれはあくまで「デスクトップ」という言葉ないしモノであって、英語圏の人々が一発で理解できる「机の上」という概念からは、どうしても少し離れてしまう。さらに、これが CPU だの OS だのとアルファベットの略語になると、お手上げになる人数は激増する。そういうわけで、専門用語を意訳するのは、意味がないように見えて、その実核心をついた行動だと思うのである。
面白いからこの日記でもこれからそうすることにする。多分、ぼくが飽きるまで続く。ツッコミ不要ということでヨロシク。