U2のニューアルバム『HOW TO UNMANTLE AN ATOMIC BOMB』を購入。日本語版の初回版である。特典としてインタビュー映像等の入ったDVDが付いてくる。映像の内容は、まあU2のファンなら楽しめるだろう。それほど派手なものが入っているわけではない。スタンスとしてはビートルズのアンソロジービデオに近い。
アルバムの方は流石に出来が良い。U2といえば最近は専らiPodのマスコットみたいになっているが、そのCM曲である『VERTIGO』はこのアルバムからのシングルカットで、一曲目である。『VERTIGO』は実にロックで、正直にいうとぼくはこの曲に惚れたがためにこのアルバムを買ったのだが、『VERTIGO』のような曲が他にも収録されているかというと、そういうわけでもない。良い意味で、これはやはりU2のアルバムだ。
しばらく聞きっぱなしになる予定である。Hola!
午後から宮崎駿の新作『ハウルの動く城』を見てきた。流石に面白い。宮崎氏のスチームパンクと飛行機械への思い入れを再確認でき、またストーリーもアレがアレをアレした後、アレがアレをアレし、そしてアレもアレで、とても面白かった(機密保持のため一部にノイズ混入)。
そういえばピクサーがまたディズニーと新作を作ったんですね。確か三作だけの契約だと思っていたのだが、まあピクサーの作品は今やディズニーの生命線と言っても過言ではないから、当然といえば当然の流れかもしれない。過去の作品の著作権なんぞに執心だからこんなことになるのだ。いつまでもミッキーマウスの時代でもあるまい。
過去の作品といえばゴジラ最新作の宣伝映像も流されていたのであるが、これがまたツッコミどころ満載の映画になりそうな臭いのプンプンする映像であった。とりあえず過去に出てきた怪獣を手当たり次第に出したところで、50年の集大成なんぞにはならないということに、スタッフの誰一人として気付かなかったのが不思議でたまらぬ。
ところで、今日はポップコーンをスモールサイズにしてみた。見回してみると、辺りにはレギュラーサイズの文字に騙されて、バケツを抱えている人、多数。ワーナーマイカルシネマは、ポップコーン売店の前に、容器の見本を置いておくべきだと思った。
最近
超生命体飲料ライフガードを飲んでいるおかげで、頗る快調な白林檎である。ライフガードというのはチェリオが販売している炭酸飲料で、オロナミンCとリポビタンDを足して少し飲みやすくしたものを3で割ったくらいの清涼飲料水である。ぼくが中学生だか小学生だかのときに、一時期仲間内で流行ったことがあった。その頃から「超生命体」なる摩訶不思議なコピーが付けられていたかどうかは覚えていない。
ところで、今日は全国各地で一斉にドラクエ8が発売されたはずである。はずである、というのは、実際に我と我が目で確かめていないが、前々から今日が発売日であると散々宣伝されていたので、はずである、と書いたのである。asahi.comによれば実際につつがなく販売が開始されたようで、慶賀の至りである。
東京事変のファーストアルバム『教育』を購入。敢えてジャンル分けすれば昭和ロックとでもなるのだろうか。林檎ワールドとバンドがいい具合に混ざっていて、大変良い。
すんません、買っちゃいました、ドラクエ8。などと微妙に七五調にしてみたりするが、特に意味はない。とりあえず予定はあてにならぬということだけは言っておく。
今回からいろいろと変更になったドラクエ8だが、これが案外面白い。まだ序盤なので、ある程度進み、かつ気が向いたらレビューでもするかもしれない(しないかもしれない、というかしない可能性の方が高い)。ただ、3Dになってあちこちをうろつき回れるのはいいのだが、外のフィールドはともかく街の中など、ちょこまかと走っていると酔うのが問題である。3Dの場合、FFのように画面固定でプレイヤーキャラがてくてくと走っていくような表現の方が、長時間画面をみていなければならないRPGには向いていると思うが、そうなると建物の裏側などを探索できなくなるわけで、3D RPGにおいて、自由と快適さとはトレードオフの関係にあるようだ。
とりあえずちょこちょこと進めることにする。
今日から師走である。充実していたのであろう、今年は何だか妙に長く感ぜられた。などと感慨にふけっている場合ではなく、ぼくも年内の追い込みが残っている。いいじゃん年越し作業になったてよぅ、などと無精者の白林檎は思うのであるが、月末をまたぐだけでも仕事が中だるみすることもあるから、何が何でも年内に仕事を片付けたいと思うのは、単なる人情ではなく至極合理的なことなのかもしれない。
刑法が改正されるそうである。おおまかに言って量刑が重くなる方向で改正されたとのことで、法律家の中には効果を疑問視する声もあるらしいが、まあ歓迎すべき方針ではあると思う。
刑務所というところは監獄ではなく更生施設であって、すなわち罪を犯した人間が真人間に戻るための訓練をする施設である。更生するということは出所後にきちんとした生活が待っているわけであって、致死罪などであっても無期刑がなかなか適用されないのみならず、長からぬ有期刑を宣告されることがほとんどなのは、受刑者をなるべく早く社会復帰させることが、刑法の主な立法目的のひとつだからだ。何も犯罪被害者の人権を軽視しているとか、そういう訳ではないのである。
その一方で、刑法典には犯罪を抑止するという役割もある。「こんな罪を犯したらこんな刑罰が待ってるぞ」とあらかじめ知らしめることで、犯罪者予備軍を震え上がらせる──はずなのだが、現行法はこの側面が大変弱く、今回の改正は犯罪抑止力を強化するのが主眼なのではないかと思っている。もちろん凶悪犯をより重く罰する目的もあるだろうが、だからといって過失犯に対する量刑までもが一様に重くなる訳ではない(若干は刑期が長くなったものもあるかもしれないが、条文を見ていないから知らない)と思うから、殺人マニアとか強姦マニア以外はとりあえず安心して良かろう。
刑法改正と併せて犯罪被害者の権利を明文化する法律も立法されたから、その面でもうまくバランスがとれるようになったのではないかと思う。
というか、流石に大学時代に刑法でまともな点数を取ったことのない白林檎が書いただけあって、実にまとまりのない記事だな。レポートならC+といったところか。いっそC++くらいなら飯の種にもなるのだが。