白林檎ベースステーション

白林檎ベースステーションは、林檎系個人サイトです。つまり、アップルコンピュータ社の Macintosh の中途半端マニアがうだうだしているだけのサイトです。得るモノ? 他人にそんなものを求める根性は間違っています。まあ、まったりと日記などをお楽しみください。

白林檎的日常

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2006.3.12

 最近、我が愛機の調子がすこぶる悪い。どういう訳だか起動すると速やかに熱が上がり、ちょっと負荷をかけると画面表示に乱れが発生し、慌てて再起動するとシャットダウンに失敗してカーネルパニックを起こす。どうせ失敗するのならとそのまま使い続けると、ものの数分でやはりパニくって「電源ボタンかリセットボタンを」などとお抜かしになる。

 ちょっとした負荷というのは、本当に、ささいな、何てことのない、日常ありふれた負荷であって、決して何か特殊なことをしているのではない。つまり、CubaseとReasonを一緒に起動したり、FCPで映像をレンダリングしたりする程度の負荷である。これくらいで音を上げてもらっては仕事にならない。

 そこで日本橋のソフマップでG5なぞを物色してきたのだが、結局これはリースにすることにして、何を思ったかヘッドホンとオーディオインタフェースを買ってきた。

 ヘッドホンはSONYのCD900STという業務用のモニタリング用途のもので、あまり一般には売られていないらしい。モノ自体も飾り気のない玄人好みなデザインだが、箱にはもっと飾り気がなく、飾り気どころか製品の写真も説明もない。そもそも製品名すらプリントされていない。要するにただの白い箱なのである。ついでに言うとメーカー保証もないのだが、これはまあ仕方のないところであろう。マウスが壊れたときのことを想像すればそれほど不思議な話ではない。メーカー修理に出さずに新しく買い直す人がほとんどのはずだ。

 ぼくはずっとFOSTEXのヘッドホンを使っていたのだが、モニタリング用の、それも業務用製品だけあって、音象のくっきり度合いがまったく違う。何だか小学生のときに初めて眼鏡をかけたときのような気分である。流石はSONY。おかげでアラが気になってしょうがない。もちろん、良いことなんだけど。

 オーディオインタフェースはM-AUDIOのFireWire 410という製品。店頭でテキトーに選んだのだが、帰ってきてあちこちを覗いてみると、割と高い評価を得ている製品のようだ。ただ、G4のアップグレードカードのせいなのか何なのか、我が愛機とは少々相性が悪い。特にCubaseやReasonとの相性が実によろしくなく、本格的な稼働はG5が届いてからになりそうだ。

 もっとも、iTunes等で普通に音を鳴らす分には問題なく使えている。デジタルで接続しているだけあって、こちらも急に音質がクリアになった。CD900STを耳にくくりつけてFW410経由でYMOなどを聞いていると、これまで気付かなかったことをいろいろ発見できて面白い。

2006.3.14

 リースにするつもりだったG5だが、審査がどうとかでなんだかややこしい話になりそうだったので、面倒くさくなり、日本橋へひとっ走りして買ってきた。FCPが動かなくなる──4.5まではAGPのグラフィックボードが動作要件に入っているが、現行のPMG5からはグラフィックボードがPCI Expressになっているため、FCPはバージョン5以上でないと動かないのである。ひどい話だ──ので、これもアップグレード版を購入。

 買ってきたとはいえ、実はまだ届いていない。在庫を他店から取り寄せた後配送という扱いだからである。とりあえず、あれだ。祖父地図トカゲ館は見境なく「在庫あり」シールを貼るのは止めた方が良いと思った。

 ところで数日後に届く予定のそのG5は虎縞である。つまり、Spotlightが搭載されている。大変便利と評判の機能ではあるが、10.4がリリースされた直後にMac OS X MLで話題になっていたのを見たところでは、標準だとDVD-RAMのメディアをダメにしてしまうらしい。適当にハックすれば大丈夫なようだが、どうしたものかな。あまり使わないようなら無効にしてしまおうかなぁ。検索なんて、ほとんどしたことがないしなぁ。

2006.3.17

 昼過ぎ、Power Mac G5が届いた。半日かかってセットアップ中である。とりあえずの感想。速い。まだCD-ROMを入れたり出したりデータを移したりくらいしかしていないので、それくらいしか書きようがない。

 先程、CubaseとReasonで重いトラックを走らせて、FireWire 410で混ぜて出してみたところ、G4だとカタカタいっていたのが何かのジョークだったかのようにスムーズに聞こえた。やっぱりG5は速いな。他に言うことはないのか。

 いろいろと予定が圧している。ぼくの手も併せて早くなってくれると良いのだが。

2006.3.21

 祝・優勝。

 緊迫した素晴らしい試合だった。もっとも、こう言えるのは無事に勝利して試合を終えたからなので、観戦している最中はもうハラハラし通しであった。やはりキューバはよく打つ。飯抜きで見ていたこともあって、終盤には胃がキリキリと痛み出した。

 とりあえずピザとペプシか何かで祝杯兼遅めの昼食といこう。見ていただけなのに、何だか疲れてしまった。

 それにしても日テレの放送手法には恐れ入った。王監督がトロフィを受け取る瞬間に映像を切り、ワイドショーだか何だかで放送しますと予告しておいてから、やきもきしてテレビの前で貧乏揺すりをしているファンに向けて、洪水の如くCMを垂れ流す。放送権をここまで巧く活用するテレビ局も他にあるまい。

2006.3.26

 Windows MEのセットアップをしている。そろそろ日付が変わってから二時間が経つ。

 仕事柄、Webページの確認環境をいくつか用意していて、このMEもそのひとつである。つまり、IE 5.5で表示確認をするために存在するのであるが、何かというとすぐにシステムが飛ぶので、ときどき再セットアップしてやらないといけないのである。VPCにでも放り込めば話が早いのにと人は言うであろうが、実はVPCにも入っている。MEだけでなく、2000と98SEも入っている。にもかかわらず実機も用意するのは、趣味とか嗜好とか、まあそういった問題だ。ちなみに2000と98SEも実機に入れてあるものがある。書いていて、流石に自分が暇人のように思えてきた。

 こうして深夜にWindowsをセットアップして、アップデートなどしていると、まだ回線が貧弱だった頃のことを思い出す。あの頃、ぼくはまだWindowsの、それも無印98を使っていて、モデムは33.2Kbpsだった。メガではなくて、キロである。IEの最新版を落とそうと思ったら一晩と少しかかったものだ。

 回線が遅いのみならず、パソコン自体も遅かった。CPUは一応MMXが載ってはいたものの166MHzだったし、RAMなんぞは96MBしか載っていなかった。Windowsをインストールするだけで、二時間くらいは平気でかかったものだ。万事のんびりとした時代だったのである。

 左様な環境だったものだからぼくはちっとも知らなかったのだが、Windows ME等のいわゆる9x系Windowsは、RAMが512MBよりも多いと、正常に動かないことが多い。起動時に確保しようとするファイルキャッシュの上限が、システムの想定の範囲外の値になるからとかいうことだが、あまり詳しくは知らない。とにかくRAMがあまり潤沢だと却って調子が悪くなるので、Windows 9xをインストールしたら、まずはmsconfigを起動して、システムの使用メモリに制限をかけるところから手を付けた方が良い。512MBまでならテキトーな値を設定しても大丈夫だが、どうせそう変わらないから、ぼくはいつも256MBにしている。

 これまた随分ととぼけた仕様であるが、まあこればかりはマイクロソフトを責めるのは少々酷というものだろう。2000年当時、一般家庭のパソコンのメモリが二年以内にGBオーダーに届くなどということを、一体何人が予想しえただろうか。

 日記を書いている間にセットアップが完了した。昔、同じだけの作業に二晩かかっていたのが、ものの二時間で終わった。とはいえ、ちょっと夜更かしになってしまったので、とっとと寝ることにする。