小泉首相による訪朝、こんなに成果があるとは思わなかった。せいぜい不審船のことを追求しようとしてのらりくらりと金総書記が逃げ回る、くらいのものを考えていただけに(別にどっちのことも悪く言っているつもりはないぞ、念の為)、とても驚いた。これで小泉さんも歴史上の人物になったわけである。ぼくも歴史の生き証人になったわけだ。もちろんいつだって歴史は動いているけれど、今日のような日はまさしく「歴史的な」と言うにふさわしい日である。
日本中賞賛の嵐であろうなぁ、などと思っていたら、マスコミはとりあえず小泉批判に終始しているようだ。アホか。そりゃあどんな風に論評しようと自由だけど、ここまで雁首揃えて同じようなことを言っているのを見ると、もはやあきれるより仕方がない。
確かに拉致事件の被害者の皆さんが全員生還できていたら、それが最上の結果であったろう。無くなった八名の方のご遺族は無念な上にも無念であると思うし、ぼくだってこのような事件を起こした北朝鮮に対しては憤りを禁じ得ない。
しかし、それと国交正常化交渉の再開とはまったくの別問題である。三歩譲ってこの二つが同じ範疇に入る問題だとしても、拉致事件などの数々の疑惑を解明するためにこそ、まずは国交の正常化が必要なのではないか。国交が断絶している相手というのは要するに敵国であって、そういう国を相手に交渉も調査も何もないんである。もしそういう相手に対してこちらの意見を通そうと思ったら、これはもう武力によるしかない。普段は九条問題に対してやたらとわめいているくせに、こんな簡単なことにすら頭が回らないとなると、頭が不自由だと思われても仕方がない。
政治を感情だけで語ってはイカンのである。政治家は常に大局を見て動かなければならないし、今回の小泉首相の言動は、まさにそうした政治家たるにふさわしいものであったと思う。ご遺族の心情を代弁するだけのお手軽な批判をするのもいいが、あまり日本人の知性を疑われるような番組は放送して欲しくない。お昼のワイドショーにでも任せておいたらいいのに。
そういえば某番組には KO 大学(イニシャルですよ)の某教授も出演されて、一緒になって何やらわめいておられたようですが。マスコミに迎合する学者は学生にバカにされるだけですよ。
マッサージチェアがやってきた。
ぼくが買ったのではなく、相方のご両親が冬のボーナス一括払いで購入したもので、当初はもっと安い(といっても充分高い。iMac が一台買える)値段のイスを考えていたそうなのだが、相方の強い要望で例のファミリーのメディカルチェアになった。
冬のボーナスまではまだ大分ある。うちらも出せる範囲で出したいね、などと話していたのだが、それはともかくマッサージチェアがあるのに座らないのは失礼というものだ。なので、さっそく交代で座ってみる。
サイコーです。極楽。やっぱり気兼ねなくマッサージしてもらえるのは素晴らしい。いつも家電店で、店員の目を気にしながらだったもんなぁ。これは是非とも半額くらい出さなければ。ていうかうちらが半分くらい使うだろうし。
そうそう、そういえば先日申し込んだ『マッキントッシュ物語』(スティーブン・レヴィ著、武舎広幸訳)が届いた。これは絶版になっていたものを
復刊ドットコムが復刊したものである。夕方に届いたものだからまだほとんど読んでないけれど、なかなか面白そうだ。
週の初めからがっつりと仕事をして帰宅。お疲れお疲れ。
今、Samba をぶち込んだ Mac OS X を載せた iMac (Flat Panel) を PDC にした Windows 2000 ネットワークの管理という、くどい上に専門からは大きくかけ離れた仕事をしてるんだけど、これがなかなか面白い。のはいいんだけど、慣れない分とても疲れる。インストールしてあった Windows 2000 は SP2 なので、全部(といってもたかがしれてるんだけどね)に SP3 を当てたりとか。しかしまあ Windows Update のリストは相も変わらずセキュリティ関連のアップデータだらけですな。
というわけで Mac OS に帰ってきてとてもほっとしていたりする。
ほっとしたのも束の間、某お宝鑑定団のサイトで MS が Mac OS X 版の Exchange クライアントを開発中とかいう記事を発見。
MS よ、冗談は Xbox だけにしてくれ。それとも Mac ユーザーに対する本格的なイヤガラセの開始ですか? MS Exchange なんていう欠陥商品とは二度と関わり合いになりたくないんですが。
大体、Mac OS X の市場に Exchange 関連の商品だなんてニッチどころの騒ぎじゃないと思うんだけど。ひょっとしたらアレですか、Jaguar になって Windows ネットワークとの親和性が高くなりましたっていう宣伝文句にかこつけて、罪もない Mac ユーザーとか不慣れなシス管をだまくらかそうって魂胆なんですか。Windows 95 には受信トレイとかいう訳のわからんアイコンがあったけど、つまりはああいう具合?
もしこれが Mac OS X にバンドルなんかされたら暴れます。マジで。
夏バテにやられました。現在胃が死んでます。
胃が死んでるのに腹が減るというのも因果なもんだが、それ以上にゆっくり休むだけのヒマがないというのが何ともしんどい。先月はやたらとヒマだったのになぁ。もしかしたらその反動だろうか。おかげで9月になったらスターウォーズを見に行ってやろうと思っていたのに、なかなか行けない。公開が終わったりしたらイヤだぞ。
ところでこの日記だけど、書き込みスクリプトが原因不明で動かなくなってしまった。スクリプトにエラーはないはずなのでサーバーとの兼ね合いのようにも思うのだが、何しろ Telnet がつながらないので、いかんともしがたい。
そのうちサイトを移転するかもしれないです。メールアドレスも変わったし。
メールアドレスといえば、.mac 、メールだけでも無料になりませんかねぇ。無理だろうけど。
部屋を改装。よせばいいのに夕食後からはじめ、終わったのは夜半過ぎだった。なーんかいつもいつもこんな時間に改装やら片付けやらをしている気がする。
今日の改装のメインは二つあった。ひとつは仕事部屋の Windows 2000 マシンの移動、もうひとつは居住空間の猫小屋の移動である。
Windows 2000 は主に相方が使っている。相方のメインマシンは Mac なんだけど、ちょっとした趣味に使うのに最近導入したのである、って、最近でもないな。まあとにかく。
後から追加したもんだから、相方の Mac と場所が離れている。うちの(大量の)マシン達は大きなひとつの机にすべて載っていて、人間はそのテーブルを取り囲むように座って作業する訳なんだけど、位置関係として Mac と PC が向かい合うような感じになっていた。相方の趣味は Mac も PC も両方使うから、なかなか移動が面倒なのである。で、いっそのこと並べておこうじゃないの、ということになった次第。これがなかなか大変だった。
猫小屋の移動というのは、まあ文字通りなんだけど、とりあえず猫小屋というものを説明せねばなるまい。猫小屋というのは、猫を入れておく小屋である。説明終わり。
本当は猫小屋を移動するつもりはなく、猫小屋どころか何も動かすつもりはなかったはずなのに、どうして移動したかというと、つまりテレビの裏を猫が公衆便所にしていたからであるらしい。らしいってのは、ぼくは仕事部屋の改装にかかりっきりで、現場をちゃんと見ていないからである。が、とにかくそういう理由で相方としてはまずテレビを動かして猫の入り込む隙間を無くしてしまいたかったらしい。
テレビを動かすと当然部屋が狭くなる。そこで、空いたスペースに猫小屋を入れて、テレビは壁との間に隙間が出来ないように配置された。こっちは相方がひとりでやったというのだから驚きだ。エライ。お疲れ。
仕事部屋も居住空間も、成果が試されるのはこれからである。使いやすくなってたらいいなぁ。もちろん使いやすくするつもりで改装したんだけどさ。