冨樫義博『ハンター×ハンター』と、けらえいこ『あたしンち』のそれぞれ最新刊を購入。ゲットという言葉はあえて使わない。恥ずかしいから。
『あたしンち』はすぐに読む。いつもながら笑わせてくれる。けらさんのファンは、読売新聞購買層を中心に結構いると思うので説明は省くけど、この人はぼくたちが食卓の話題にするような日常をうまくとらえて誇張するのが本当に巧い。家庭ギャグの王道といえば日本一の長寿番組サザエさんだが、それと同系統でありながら全く毛色の異なるテイストになっている。
長寿番組の性というか、サザエさんはもはやギャグに破壊力がない。もともとはかなり毒のある漫画だったのに、いつの間にかほのぼのが売り物になってしまった。ついでに言っておくとドラえもんにも同じ傾向があって、ドラえもん世代のぼくとしては少し悲しいような気もするが、まあそれはともかくとして。
けらさんのギャグには毒こそないものの、かなり鋭い。あからさまに書いているか、あるいはあからさまに見えるように描いている。核家族であるという家族構成とか、主人公の視点が比較的ぼくの年齢に近いことも含めて、それこそ食卓の会話のような心地よい現実感があるんだろうと思う。
ついでながら『セキララ結婚生活』などの夫婦シリーズも面白い。けらえいこファンは是非こちらも。
って、なんでこんな話になったんであったか。あ、そーかそーか、漫画を買った話でしたな。
冨樫さんも好きな漫画家のひとりで、この人の作品はほとんど読んでいる。読んでないのは初期作品群くらい。中でもレベル E が大好きなのだが、『ハンター×ハンター』もその流れを汲んでいてなかなか好きな作品である。
が、長いんである。単行本の出るスパンが。この漫画は週刊少年ジャンプで連載されているはずなので、まあ二ヶ月か三ヶ月で一冊くらい出そうなもんだが、そうはいかない。前の巻が出てから実に五ヶ月は経過している。おかげで1巻から全部読み返してしまった。展開は覚えてるんだけど、どうもこういう続き物は、ノリというか流れを忘れてしまうともったいないから。
もっと短いスパンで発売してくれればいいんだけど、冨樫さんはよく休載するとのことで、それが原因でなかなか単行本にまとめられないらしい。ディープなファンの間では結構有名な話のようだ。
ウワサによればネットゲーにはまっているとのことだが、なるほどなあ。作品見てても、ゲーム好きなのがわかるもんなあ、この人。『ハンター×ハンター』の現在の展開がモロネットワーク RPG だし、そもそもこの作品の設定自体、そのままゲームに持っていっても遜色ないくらいルールじみてるもんな。
というわけで、今日は漫画三昧でした。
というわけで、何の前触れもなく移転してみた。@mac.com も今日から使えなくなることだし、心機一転。しようかと思ったのだけど、なにしろ中身はなーんにも変わってないので、あまり変わらない。まあサーバが変わった分扱いやすくはなったかな? という程度。
今後もどうぞよろしく。
今日アップルから最後通牒が来ていた。が、もともとメールアドレスしか利用しておらず、そのアドレスもほとんどニュースメール専用と化しているような状態では、申し込む気になれない。当然申し込むつもりもない。
いやはや随分日記に間が空いてしまった。忙しかったもんなあ。本当に何とかならんもんかってくらい忙しかった。仕事がないときはちっともないのに、たまるときには徹底的にたまる。誰か何とかしてください。もっとこう、均一に。
ところで最近玄米を食べることが多いのだが、体の調子がすこぶるよろしい。ナントカ健康法だの○○を食べて元気になろうだのという広告が虚しく見えるくらい健康そのものである。もっともぼくはそういう健康法の類にはもともと無関心だったので、本当にそういう健康法も効果があるのかもしれないが、真偽のほどは知らない。ともかく、玄米は良い。食物繊維がやたらと豊富である上に、モサモサするから普段より咀嚼する回数が増えたからだろうと思う。
あれ、何か玄米健康法を勧める文章めいてきたな。まあいいや。玄米の話終わり。
ところで先日、いつの間にかメールサーバが落ちていた。ログを見てみたら / が Group Writable だというのである。そりゃ動くわけないんだけど、どうも釈然としない。だってそんな設定にするわけないんだもん。何をしたか記憶をたぐり寄せてみたら、メールサーバが動かなくなった日はちょうどアップルのアップデータを当てた日であった。
こいつの仕業か。まあ確認を怠ったぼくも悪いんだけど。アップデータの動作くらいちゃんと管理してくれい、アップル。
小泉首相による訪朝、こんなに成果があるとは思わなかった。せいぜい不審船のことを追求しようとしてのらりくらりと金総書記が逃げ回る、くらいのものを考えていただけに(別にどっちのことも悪く言っているつもりはないぞ、念の為)、とても驚いた。これで小泉さんも歴史上の人物になったわけである。ぼくも歴史の生き証人になったわけだ。もちろんいつだって歴史は動いているけれど、今日のような日はまさしく「歴史的な」と言うにふさわしい日である。
日本中賞賛の嵐であろうなぁ、などと思っていたら、マスコミはとりあえず小泉批判に終始しているようだ。アホか。そりゃあどんな風に論評しようと自由だけど、ここまで雁首揃えて同じようなことを言っているのを見ると、もはやあきれるより仕方がない。
確かに拉致事件の被害者の皆さんが全員生還できていたら、それが最上の結果であったろう。無くなった八名の方のご遺族は無念な上にも無念であると思うし、ぼくだってこのような事件を起こした北朝鮮に対しては憤りを禁じ得ない。
しかし、それと国交正常化交渉の再開とはまったくの別問題である。三歩譲ってこの二つが同じ範疇に入る問題だとしても、拉致事件などの数々の疑惑を解明するためにこそ、まずは国交の正常化が必要なのではないか。国交が断絶している相手というのは要するに敵国であって、そういう国を相手に交渉も調査も何もないんである。もしそういう相手に対してこちらの意見を通そうと思ったら、これはもう武力によるしかない。普段は九条問題に対してやたらとわめいているくせに、こんな簡単なことにすら頭が回らないとなると、頭が不自由だと思われても仕方がない。
政治を感情だけで語ってはイカンのである。政治家は常に大局を見て動かなければならないし、今回の小泉首相の言動は、まさにそうした政治家たるにふさわしいものであったと思う。ご遺族の心情を代弁するだけのお手軽な批判をするのもいいが、あまり日本人の知性を疑われるような番組は放送して欲しくない。お昼のワイドショーにでも任せておいたらいいのに。
そういえば某番組には KO 大学(イニシャルですよ)の某教授も出演されて、一緒になって何やらわめいておられたようですが。マスコミに迎合する学者は学生にバカにされるだけですよ。
マッサージチェアがやってきた。
ぼくが買ったのではなく、相方のご両親が冬のボーナス一括払いで購入したもので、当初はもっと安い(といっても充分高い。iMac が一台買える)値段のイスを考えていたそうなのだが、相方の強い要望で例のファミリーのメディカルチェアになった。
冬のボーナスまではまだ大分ある。うちらも出せる範囲で出したいね、などと話していたのだが、それはともかくマッサージチェアがあるのに座らないのは失礼というものだ。なので、さっそく交代で座ってみる。
サイコーです。極楽。やっぱり気兼ねなくマッサージしてもらえるのは素晴らしい。いつも家電店で、店員の目を気にしながらだったもんなぁ。これは是非とも半額くらい出さなければ。ていうかうちらが半分くらい使うだろうし。
そうそう、そういえば先日申し込んだ『マッキントッシュ物語』(スティーブン・レヴィ著、武舎広幸訳)が届いた。これは絶版になっていたものを
復刊ドットコムが復刊したものである。夕方に届いたものだからまだほとんど読んでないけれど、なかなか面白そうだ。