ついに Jaguar をインストール。かなり洗練されてきた感じだ。ぼくの G4 は Rage128 なので Quartz Extream (綴り合ってますかこれ)は働いていないはずだが、それでもかなり動きが良くなっている。Dock にも配慮が見られるし、スプリングローデッドフォルダも思ったよりいい感じだ。最初からこのレベルでリリースして欲しかった。
さっそく Safari を入れてみる。かなり速い。確かにこれは最速だろう。ヘタすると Mozilla から Safari にころびそうなくらい快適だ。iCal も試してみたが、これはあまりピンと来なかった。まあスケジュールならカレンダサーバー立ててるしな。必要ない。アドレス帳はいい感じ。iChat も良さげな感じ。iSync は使い出がないので試していない。iTunes 3 は以前サーバーに悪さをしたのでとりあえず保留。ぼくの Mac にペンタブは接続していないので、Inkwel の具合は知らない。と、ファーストインプレッションはこんな感じであった。あと.mac 無料体験をそそのかされるが、無視。
一通り純正アプリで遊んだ後、OOo Quartz をビルドしようと試みるも、あえなく敗退。仕方がないので X11 for Mac OS X を入れて OOo Final Beta を入れてみた。X が純正だからというのもあるかもしれないが、かなり馴染んできたように見える。あとは FreeWnn と kinput2 か何かをぶち込んで日本語環境を構築するだけだ(だけなんだけどね)。
こういう派手な辺りに隠れがちだが、ODBC がサポートされていたりシステム環境設定の項目が親切になっていたりと、細かいところも見逃せない。それにアプリケーションが日本語で表示されるようになったのだが、あまりに当たり前すぎてしばらく気付かなかった。ローカライズはそれほど大切ということなのだろう。
というわけで、Jaguar、合格です。
相方の Mac から MO ドライブと 20 GB の HDD を譲り受ける。うちのデータはほとんどファイルサーバに置いているので、クライアントマシン(要するにぼくとか相方の Mac、それに PC)に大きな HDD は必要ない。相方もそういう理由で快諾してくれたわけだが、なぜぼくが欲しがったかというと、OOo の Quartz 版や Final Beta を試してみたかったからだ。前者はソースで配布されていて、使うには自分でビルドしなければならない。これが 4 GB も HDD を食うとのことで、ケチな使い方をしているぼくの Mac には当然そんな容量は残っていない。で、白羽の矢を立てたという次第である。あとは Jaguar を買ってきて入れるだけだ。
MO の方はサーバのバックアップを取るためだ。ドライブを付けていた相方に「バックアップとってね。なるべく頻繁に」と言ったところが数ヶ月に一度しか取らず、もっと頻繁にと要求したら自分でやれと言われたので、ぼくのところに MO ドライブを付けることにしたのである。まあ印刷業界じゃなし、そうしょっちゅう MO でデータをやりとりするわけでもないしな。うちではバックアップくらいにしか使わない。
ぼくのデータを整理していたら面白いものがでてきたので紹介しよう。指輪物語の有名な一節を捩ったもので、先日「ロード・オブ・ザ・リング」を鑑賞した身としてはなかなかタイムリーなネタのつもりだ。原文を知らない人のために原文から掲げておこう。
三つの指輪は、空の下なるエルフの王に、
七つの指輪は、岩の館のドワーフの君に、
九つは、死すべき運命の人の子に、
一つは、暗き御座の冥王のため、
影横たわるモルドールの国に。
一つの指輪は、すべてを統べ、
一つの指輪は、すべてを見つけ、
一つの指輪は、すべてを捕えて、
くらやみのなかにつなぎとめる。
影横たわるモルドールの国に。
(J.R.R. トールキン『指輪物語』より)
次に、出てきたメモ。確か2ちゃんねるかどこかで拾ってきたのだと思うが、ともあれ味わいが薄れるから、今日の日記はこれを載せたらおしまいにしよう。
三つの OS は、ガラスの塔の会社の王に、
七つの OS は、豊かな果樹園の谷間の君に、
九つは、死すべき運命のドットコムに、
一つは、暗き御座の冥王ゲイツのため、
影横たわるレッドモンドの地に。
一つの OS は、すべてを統べ、
一つの OS は、すべてを見つけ、
一つの OS は、すべてを捕らえて、くらやみのなかにつなぎとめる。
影横たわるレッドモンドの地に。
昨日はさすがに疲れたので(何をしていたか詳しくは省略するがビデオを作っていたとだけ書いておく)、9 時にもならないうちに床に入った。そのおかげで今朝は 6 時頃目が覚めた。昨日決めていた通り昼前に父に連絡を取り、日本橋へ。本当は単にメシでも食おうじゃないかということだったのだが、ついでだから日本橋でパソコンを一緒に選ぶことにした。
ぼくがついて行くくらいだから当然 Mac を勧める。父は要するに会社の仕事に家で手を入れられれば満足らしい。以前見ていた限りではワードでちょっと文書を作ったりエクセルにデータを入れてみたりという作業だったので、パッケージを見せたり例のキャンペーンを紹介したりしながら Mac の良さを吹き込んできた。さらには MS Office などなくても OOo があれば大丈夫とも言った。気分はフランシスコ・ザビエルである。
明日は仕事だから夕方で早々に父は帰っていった。その頃にはどういうわけか天王寺まで地下鉄で戻ってきていたので、ついでに楽器店でギターの弦を購入。さすがに一年も張りっぱなしだとエライことになっていた。
ja.oo.o のページテンプレートについて N 氏から最上の褒め言葉をいただく。何だかくすぐったいほどお褒めいただいてしまった。優れた人から「勉強になります」などと言われると、誇らしい反面必要以上に謙遜したい衝動に駆られる。何故なのでせう。
阿川弘之は美しい日本語を書くと再認識。何事も見上げればキリがない。だからといって見下すことに専念するのでは、人間としてどうしようもない。わかってはいるのだけど。
夕方に起床。イカン。今年はまだあまり太陽を拝んでいない。
起きてまずは OOo 関連のメールやら何やらを処理して、続けて Web 関連のドキュメントを一本書いた。ja.oo.o の移行作業は実を言うと年末以来一時停止中で、ぼくの作業完了待ちだったのである。で、ようやく終わったのであちこちが再び動き始めた。ぼくも引き続きサイトをメンテナンスする予定だ。そろそろウェブデザインプロジェクトの立ち上げ時かな、と思う。自分の方針を確認するのにもいいし、早めに人を集めていざというとき(== 作業量が膨大になったときとか仕事が忙しいときとか)に備える必要もあるしな。
その後、深夜になってようやく相方が起きてきたので、まず腹ごしらえをして懸案のビデオ作りに入る。締め切りが明日(というか日付が変わっているので今日なのだが)なので、大変な騒ぎである。やれやれ。ビデオ編集は好きなのだけど、どうにも時間がかかる作業なので、始めるには結構な覚悟が必要なのだ。で、気合いを入れて朝方まで作業し、また夕方まで寝るんだろうなぁ。困ったものである。
ところで YMO のオリジナルアルバムが再発された。デジタルリマスター盤、初回盤は
髪 紙ジャケ仕様である(髪ジャケってのはどんなジャケなのか、教えてください ATOK)。同時に全映像を収録したというウワサの DVD も発売。散財の予感がする。
ja.oo.o に初コミット。案外簡単だ。というか、Mac OS X からだと UNIX から CVS にアクセスする方法というドキュメントをほぼそのまま適用できるので、非常に楽である。おそらく Windows の三倍ほどは楽だろう。
おかえしに MacSSH での接続方法なんぞを探してみる。ググるとあっという間に色々出てきたのでちょっと張り合いがなかったけれども、出てきたページを見ていったらどうも面倒な問題があるような雰囲気である。ja.oo.o の CVS にアクセスするためには SSH2 の公開鍵を oo.o に登録する必要がある。これは UNIX ではごく標準的な慣習だから、Linux や FreeBSD はもちろん、Mac OS X でもものの数分で作成できる。MacSSH でも一応作ることができるのだが、多くのサーバで使われている OpenSSH という sshd の鍵として使うには変換が必要らしいのである。UNIX マシン上で。いやあの、普通の Mac 使いは UNIX OS なんて持ってないと思うんですが。Mac OS X 持ってるならそっちで SSH した方が早いし。
ていうか CVS の仕組みからいって、CLI のない Macintosh というコンピュータではコマンドラインの CVS は利用できないんじゃなかろうか、とふと思ってみたり。
なんとかならんものかと考えているうちに、どうも GUI の CVS ツールがあるらしいという情報がユーザー会の C 氏によってもたらされた。もともと Windows のツールなのだそうだが、Mac や X11 環境にも移植されているらしい。今度試してみよう。
でもこういう UNIX 由来のツールって、大抵コマンドラインの方が効率いいんだよなぁ。
ところで昨日の Expo は素晴らしかったですな。今週のメルマガのネタはほぼ決定したようなもんである。が、変わるかもしれない。
どうでもいいが So-net の CM ソングが頭から離れなくて実にイヤな感じである。