白林檎ベースステーション

白林檎ベースステーションは、林檎系個人サイトです。つまり、アップルコンピュータ社の Macintosh の中途半端マニアがうだうだしているだけのサイトです。得るモノ? 他人にそんなものを求める根性は間違っています。まあ、まったりと日記などをお楽しみください。

白林檎的日常

トップページに戻る  白林檎にメール

日記オプション



2003年2月
1
3
5
6
8
9
12
15
18
19
21
24
25
26
28



2003年3月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
21
22
23
25
26
29
30
31

2003.3.13

 アメリカ西海岸時間、というか、要するに夕方寝て丑三ツ時に起きるという生活リズムはどうやら現在のぼくにピッタリの生活リズムのようで、仕事がまあはかどることはかどること。まるで一時のジャパニーズビジネスマンのごとく 24 時間戦うのも不可能ではないような気分にすらなる。このサイクルだと 9 時 〜 17 時という日本の一般的な営業時間にも合致するので、その点でも都合がいい。

 ところでこんなサイクルで生活をしていると、普段お目に掛かる機会のない色々なものに遭遇する。朝 8 時半、自分の感覚的には遅い昼食であるところの朝食をとっていると、相方がテレビをつけた。こんな時間にはワイドショー以外何もやっておらず、こういう時の常としてとりあえず NHK 総合か教育にチャンネルを合わせることにしている。

 今日はたまたま教育に合わせる。と、「おかあさんといっしょ」を放送している。つれづれなるままに眺めていると、この番組、各コーナーの内容は変わっているものの、基本的な番組構成はぼくの世代からちっとも変わっていない。それだけ方法論が確立されているということなのかもしれない。しかしその中でひときわ異彩を放つコーナーがあった。話に聞くだんご三兄弟の「あっというま劇場」とかいうコーナーである。チョコランタンがどうしただの、ハテナマントがこうしただの、そういう流れの中でまさかジャムのビンが開かないときはお湯に浸けようなどという 生活の知恵 を見せられるとは思わなかった。侮れない。

 夕方、食材の買い出しに近所のスーパーへ行ったら、久しぶりに「おさかな天国」を聞いた。もちろん原曲の方である。この曲を初めて聞いたのはもう二年も前、まだ話題になる前だったと思うが、初めて聞いたそのときから妙な曲だなと思ったものである。「さかなを食べると 頭がよくなる」のくだりは簡潔な上にも簡潔で何やら文学的ですらあるし、それに魚の名前をうまく歌いこんでいる。もっとも、シメサバは魚ではなく食材の名前だと思うのだけど、如何。

 それにしても YMO はモンスターであると今更ながらに思う。京城音楽最高。SKETCH SHOW の Tronika も良い。こちらは Night Talker が好き。


2003.3.11

 日本橋へ色々なものを買い物に行く。昨日自動車で行ったら酷い目に合ったので、今日は当然電車である。北風が肌に突き刺さるものの、全国ワーストワンを誇る交通マナーに挑むよりは格段にマシといえる。

 平日なのでさすがに客は少なく、いつもより余計に某プロバイダの勧誘員が目立つ。Yahoo! BB とプリントされているコートを羽織っているからすぐにそれとわかるのだが、最近の同社の人気のなさを反映してか、勧誘員諸君も元気がない。社員なのか派遣社員なのかアルバイトなのか知らないが、あまり気乗りのしない面持ちでモデムの入った紙袋を右手に持ち、道行く人に呼びかけるでもなく力無く「いかがですか〜」と繰り返している。孫のバカは勝手なことをおぬかしになっていればいいが、末端の人間は大変だ。クレームがあったのか『おさかな天国』の替え歌も今日は流れていない。

 ソフマップでソフトを眺めていたら、Toast with JAM という製品を発見。知らない人もいるだろうから一応説明しておくと、Toast というのは CD-R/RW や DVD-R などのライティングソフトで、JAM は CD-DA のマスタリングソフトである。このふたつがセットになっていると音楽関係の人間は嬉しいし、何よりこのネーミングセンスが素晴らしい。が、少々値が張るので Toast 単品で購入。一緒に中古の丸マウスも買う。

 今日はまたアメリカ西海岸時間で生活しているので、もうそろそろ眠くて仕方がない。


2003.3.9

 Virtual PC に Debian GNU/Linux 3.0r1 をぶちこんだら、エライ目にあった。

 Debian のインストール自体はすんなりいったのだが、その次である。X11 を apt-get していざ GUI 環境を起動、と思ったら、肝心要のグラフィックボードがノンサポート。Debian プロジェクトが現在パッケージに採用している X11 のバージョンは 4.1.0 のようだが、Virtual PC がエミュレートしているグラフィックボードである S3 Trio 32 のドライバがこれには含まれていないのである。

 あれこれ調べてみると 4.3.0 には s3 というドライバが入っていて、これを使えば何とかなりそうである。そこで Debian なのにわざわざバイナリを手動で ftp し、というかよく考えたら wget すればよかっただけのような気もするのだけどそこまで気が回らなかったので、三十分間つきっきりでダウンロードし、4.3.0 をインストールした。

 これだけ苦労して入れたというのに、さすがに Virtual PC で GNOME 1.4 はきつかった。ので、五分で使用を止めた。この一日の苦労は何だったのやら、まあ VPC で Debian GNU/Linux 3.0r1 + XFree86 4.3.0 + GNOME 1.4 with Sawfish は無謀ということはわかったけれど、どうにも釈然としない。もし同じようなことを試みようとされている方がいたら、くれぐれも忠告しておく。無理です。素直にソフマップで牛丼でも買った方がよっぽど幸せになれるでせう。


2003.3.5

 忙しさにかまけてすっかり忘れていたが、そういえばまだ市税の申告が済んでいない。事務所は相方名義で運営していて、そちらの青色申告は終わったのだが、よく考えたらぼく個人の申告は別に行う必要がある。やれやれ。

 もっとも、税金というのは自分自身で納めた方がいろいろと良い面がある。工夫次第で節税できるし、何より税金を払っていることを自覚するのは、自分がこの国に生きていることを自覚する上で大切だ。源泉徴収だとどうしても自分がどれだけの税金を払っているのか実感が湧かないから、サラリーマンをしている人たちは案外行政に対して無責任に見える。最初から引かれておらず自分の収入を申告し、手持ちの中から少なからぬ税金を納めるときは「大切に使わないと革命するぞ」ってな気持ちになる。

 あ、だから源泉徴収が一般的なのかも。国民の行政に対する意識が高まったら、官僚も  夜遊び  おシゴトがやりにくかろう。

 それはそうと申告書の封筒の裏に「○○市の財源を豊かにするため、たばこはぜひ○○市で買いましょう。」という文言を載せるのはどういう了見だろう。長期的に見れば医療費の負担が増大するとかそういう理屈以前に、何かが間違っている。ブラックユーモアとしては一級品だけど。


2003.3.4

 連日あちこちに出かける用事があり、今日はようやく落ち着いて家にいたものだから、気が抜けてずっとぼんやりしていた。こんなことを書くと毎日ラッシュに揉まれながら通勤しているサラリーマン諸氏に怒られそうだが、何しろこちらは自営業だから仕方がない。

 もっとも、用事といっても仕事ではなく、極めてプライベートなものばかりである。土曜日は弟が大阪に来ていたので天王寺まで赴き、食事をして少ししゃべってきた。東京に住んでいる弟がどうしてこちらまで来たかというと、彼はこの春就職する予定なのだが、一旦就職してしまうとなかなか気楽に旅行も出来なくなる。そこであちこちを訪れておこうということだったようだ。日曜日には相方の弟が出るコンサートを聴きに神戸へ。月曜日はちょっとした事情で、雨の中二年ぶりのドライブを敢行した。何しろ完全なペーパードライバーだから、どうなることかとお守りまで持っていったが、別にどうということなく生還することができた。さすがに一度覚えたことは忘れないものだ。

 SKETCH SHOW の新譜「Tronika」を先日買ってきて、聞いている。ファーストアルバムでは方向性の模索というのがキーワードのひとつとして存在していたが、今作では北欧エレクトロニカというコンセプトが強く打ち出されている。詳しくはファンサイトの方で書くつもりだが、心地よい音に仕上がっている。