ソニーの MO を買ってきたのだが知らず知らず MediaID 対応などと銘打たれたものを買っていたらしく、Macintosh Formated なディスクであるにも関わらず、我が Mac はこのディスクを挿入するたびに深く考え込み、バックアップ用に買ってきたというのに Finder 操作すらままならない状態である。何ですか、この
クソ 御排泄物のような著作権保護技術は。
まったく、著作権保護技術などというものがロクなものであったためしがない。MediaID というのも名目上は「あなたのディスクをデータ盗難から守る」などと謳っているけれど、いまいち意味がわからない。割れ物対策であるにせよ、メディアに ID を付けたくらいでいかにしてソフトの違法コピーを防ぐのか、これまたよくわからない。
Mac OS X ならなんとか扱えそうだからとりあえず腹の虫は収まったが、Mac OS X の Finder でもこいつの扱いにはやや戸惑いぎみで、そのうちイライラが募ってソニーにクレームの電話をかけそうだ。それくらい使いにくい。たかが MO でこんなに苦労したのは初めての経験だ。
やれやれ。次からはパッケージをよく見て買うことにしよう。ソニー製品でなければ大丈夫な気もするが。
なんだか今月は日記の回数が少ない。何故かと考えていたら、相変わらず何だかんだと忙しいというのもあるが、それ以上に「あまり日記を書く時間帯に起きていなかった」という要素が強いようだということに気が付いた。
日記というのはその日の記録だから、一日の終わりに書くものと相場が決まっている。ところがぼくは相変わらず「西海岸時間」などで生活していて、しかも今月はそれがやたらと多かったのである。そうでないときは逆にものすごく健康的な、夜の十一時には就寝して朝の七時に目覚めるような生活をしていたもので、このサイクルでもあまり日記を書く時間というのは取れないのである。
ちなみに今、この日記は夕方に書いているのだが。
寝ても寝ても眠い。春眠不覚暁。その辺で鳥も啼いているし、きっとそのせいだろう。
昨日、就寝したのが夜中の三時頃。目が覚めてみると、どうしたことか夜であった。よっぽど疲れがたまっていたらしい。
ここ数日間 Windows XP と格闘することが多くて、それで疲れ(というかストレス)がたまったのではないかと思うのだが、どんなもんだろうか。別にぼくが Windows XP を買ったなどというわけではなく、いずれも他人のマシンである。ひとつはトラブル、もうひとつは初期セットアップであった。
Windows が世に出てからもう十年になるが、XP は確かにマイクロソフトの技術の結晶といってよさそうだ。何でもかんでも OS に取り込むことへの批判は根強いが、初心者にとってはありがたいことに違いない。残念なのは相変わらず挙動が不審で不安定なことだろう。この辺は昔からちっとも変わらない。何だか知らないが XP のエクスプローラはすぐに落ちる。あのう、マルチスレッドって言葉、知ってます? というくらいの不安定さである。史上最も不安定なエクスプローラではなかろうか。
まあ Windows 9x や Mac OS 9 みたいにシェルごとシステムがクラッシュするよりはましだけど。それでも Mac OS X の Finder はそれなりに安定してるし、X11 は設計思想について色々言われているが安定している。bash や tcsh に至っては落ちたところなんか見たことないぞ。やっぱりシェルはシェルらしく安定を第一に設計してほしいものだ。おかげでどれだけの時間がムダになったことか。
話は変わるが最近近所のペプシが絶滅の危機に瀕している。レモン入りのペプシツイストとかいう新種が、従来種を駆逐して回っているのである。以前なら四十秒ほど歩けば買えていたのが、今は少々遠出しなければならず、大変不便なのである。ペプシツイストはどうも気にくわない味だし。
と思っていたら、コークでもレモン入りが出た。相方の説によれば、これはもう業界に「流行の仕掛け人」がいるに違いないとのこと。あの、したり顔で苦労話をする連中である。迷惑な話だ。
かなり画期的に部屋を改装した。これまで物置にしかしていなかったデッドスペースを整理して、サーバ置き場にしたのである。UPS とネットワーク機器もここへ移した。熱気がこもると恐いので、冷却剤もそばに置いてある。
このおかげで机の下の配線がかなりすっきりした。何しろこれまでは、ケーブルがのびたスパゲッティのようになっていて、おまけに足下から熱気がこみ上げてきて夏場は大変だったのである。それに猫が侵入してきたときに、ケーブルを引っこ抜きやしないかとひやひやしなくて済むようになった。素晴らしい。
サーバであるが、FreeBSD 5.0RELEASE はなかなか好調である。巷ではやや不安定との評判であるが。N さんも何やら苦労されていたらしいのだが、これは JavaVM か何かが悪さをしていたらしく、N さんの問題が解決したのと自分のサーバにはあまり関係ないのとでほっと胸を撫で下ろしている。
そういえば macosxserver.jp、更新を申し込んだ覚えもないのに更新されている。何ででしょうね。請求が来ても知らぬ存ぜぬで通るかな。微妙かな。謎。
一週間がかりでサーバの OS を Mac OS X Server から FreeBSD へ移行。FreeBSD はちょこちょこいじっているが、クライアントマシンを作るのと違い、一からサーバを構築するのは流石に骨が折れる。でもなかなか満足なサーバが出来上がった。しばらく挙動を監視しなければならないが。
別に Mac OS X Server に不満はなかった。しかし、ベンダー提供の OS の運命というか、うちで使っている 10.1.5 用のアップデータが待てど暮らせど出てこないので、またぞろ十万近く出して 10.2 を買うのもアホらしいし、とっとと FreeBSD にしてやったのである。つまり、強いて言うなら Apple に不満があるわけである。Sun なんて数世代前の OS の面倒も見ているし、FreeBSD や Linux といったオープンソースの OS は言わずもがなである。あの MS ですら Windows NT のパッチを出してるんだぞ。ひとつ前のバージョンくらい面倒見れ。
まあパッチが出てこないなら自分でちょこちょこと個別にアップデートすればいいだけの話なのだが、ときどき Mac OS X(というか Darwin)をちゃんとサポートしてないソフトがあって、makefile を修正するくらいなら出来ないこともないけれど、いくらなんでもソースをハックするのはちょっと無理なんである。FreeBSD なら大抵のソフトが configure で make 一発。楽チンなことこの上なし。
これまでのサーバマシンは、しばらく控えておいてもらい、新サーバが軌道に乗ったら、相方が作業用に使うことになっている。Mac OS X Server は、ファイルサーバ用の OS としてまだまだ頑張ってもらう予定。ウム、効率的。