今日から 10 月である。だからというわけではないだろうが、起きてきたら相方が井上陽水の『神無月』をかけていた。
秋も深まってきて、ダイエーの店頭からついに冷やし中華が消えた。毎年の事ながら腹立たしいことだ。その昔全冷中という会があったが、その主旨に賛同するとともに、同会の復活を期待したいところだ。
ダイエーといえばその隣にはヒグチ薬局があって、ここはつい先月だか先々月だかにオープンした店である。店内は明るく広く、品揃えも悪くない。しかるにエンドレスで流れているヒグチ薬局のテーマ曲の音質が甚だ悪い。ここのテーマソングといえば「ヒーグチー ヒ〜グ〜チ〜 ヒ〜グチヒーグーチー」の例の曲だが、妙に音が割れている。
きっとスピーカーの具合だろうと思っていたら、なんば御堂筋のヒグチ薬局でも同じような音質で流れているのを先日発見した。つまりこれは一個の店の問題ではなく、ヒグチ薬局チェーン全店に渡る問題だったのである。各店に配付されているテープに収録されている音がそもそもああいう割れた音であるとしか考えられない。
相方の説では、ダビングを重ねる過程でだんだんと音が劣化していき、新しい店ほど音が悪いのではないかというのだが、これが本当なら古い店ほど良い音で「ヒーグチー」が流れているはずで、本店に至っては実にクリアな音質で「ヒ〜グチヒーグーチー」と響いているわけだ。それともあれはそもそもああいう曲で、音が割れているのはデフォルトなのだろうか。謎は深まるばかりである。
真相をご存知の方がいらっしゃったら是非ともご教示願いたい。
阪神から遅れること二週間、ダイエーがリーグ優勝を決めた。近所のダイエーは明日から優勝セールを始めるし、何より日本シリーズがこの後に控えているが、もう今年の野球はシーズンを終えたような気分になっている。阪神にほとんどの話題をかっさらわれたようなものである。まあ向こうもプロだから、何とかして盛り上げにかかるのだろうが。
SKETCH SHOW の DVD が届く。これはパッケージの絵がなかなかやる気のない感じで素敵である。ライブの DVD だが、ライブビデオというよりはライブをソースにしたビデオクリップと言った方が正確だろう。MC は軒並みカットされているし、抜けている曲もある。エフェクトもところどころに入れられているが、これは YMO 時代のものとちがって随分スマートになっているので、それほど気にはならなかった。
やっぱり音楽はいいなぁ、と思う今日この頃。
マイクロソフトの数ある製品群の中にあって、Mac 向けのものの品質はかなりの水準を保っていると思っていたが、どうも IE:mac については幻想だったような感じだ。CSS の実装が奇々怪々、HTML 4.01 標準互換モードでは背景関連のスタイルシートが効かない。これ、下方互換モードにすればちゃんと解釈される。
XHTML 1.0 ではどうにかこのバグは潰されているようだが、今度は外部スタイルシートでなければ正常に解釈されない。W3C 勧告では確かに XHTML のスタイルシートは外に置くことが推奨されているけれど、仕様上は中に書いても間違いじゃなかったはずだ。何とも悩ましい話である。
小泉さん、再選されましたな。めでたい。ぼくは小泉支持派なので、再選されたのみならず一応筋を通した組閣に成功したことも喜ばしい。竹中君、がんばってくれたまい。腐った銀行を正常化するには、腐った部分を捨ててしまわなければならぬ。
ドラサイトに端を発するジョーク Flash ムービーが一世を風靡した頃、馬鹿ニュースというのも少し流行りかけて、本当に流行ったかどうかは知らないが、結構面白かった。アナウンサーの声を上手くつなげて支離滅裂なニュースをしゃべらせるというもので、内容が実にお馬鹿なのである。馬鹿ニュースほどではないものの、最近お馬鹿な事件が多い。ジョークなら笑って聞いていられるが、現実に起きるとこれほど嘆かわしいものはない。
どうもまぶたがぴくぴくとけいれんして困る。睡眠不足だというのは聞いて知っていたが、睡眠は十分どころか十時間くらいとっているから、他に原因はないかと調べてみたところ、眼精疲労やストレス、肝機能の低下なんかも原因になるらしいことがわかった。
原因は多々あれど、つまるところ普段と違う動作をすれば解消するようなことも書いてあったので、今日はのんびり過ごすことにした。朝から FF7 などし、その後ふらふらとドライブをしてきた。よく考えたら眼精疲労の回復にはなっていない気もするが、キューピーコーワ i の効能を信じて今日のところはこれで済ませておこう。
FF7 といえばリメイクだか外伝だか、とにかく何らかの発表が近日中にあるとかないとか。堕したな、スクエア。あ、今はスクエニか。でも外伝とかだったら
誘惑に負けて 買うかも。
ビートルズの『Let It Be』が再発売されるそうだ。今度はバンドの音を完全再現してお届けとのことで、これはビートルマニアのみならず、ポールにとっても朗報と言えるだろう。
このアルバムはポールの呼びかけで始まり、既にバラバラになりかけていたメンバー同士をなんとかつなぎ止めようと、多重録音は使わずにバンドの一発録りによる楽曲で構成されるはずだった。ところが、録音までは何とかなったものの、その後のマスター作業に誰も手をつけようとせず、しかもメンバー間の溝はますます深まるという最悪の結果になってしまった。せめてアルバムくらい出しておこうということになり、フィル・スペクターの手によってマスタリングされ、解散後に発売されたのである。そのためディスコグラフィでは末尾に記載されることが多いが、本来は『ABBEY ROAD』のひとつ前に位置するアルバムである。うんちく終わり。
で、ビートルズ、特にポールはフィル・スペクターのマスタリングが気に入らなかったんですな。何故かというと、フィルがオーケストラを大々的にフィーチャーし、バンドっぽさが出ていなかったから。というわけで、冒頭のニュースに続くという次第である。
ビートルズといえばアップルがアップル・コンピュータを訴えているが、そういうくだらないことを忘れさせてくれるニュースが入ってくるのはとても嬉しい。