白林檎ベースステーション

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白林檎的日常

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2004.1.3

 久しぶりに薬を服んで寝たら、夕方までよく眠ってしまった。しかし昨年末来ずっと寝不足だったので、久しぶりに快眠できて喜ばしいことではある。

 鍋をつついていたら、テレビで『古畑任三郎』というドラマをやっていた。このドラマを知らないのはぼくぐらいのものだろうから、いちいち説明はしないが、とにかく初めて見たのに初めてでない気がするのは、このドラマがあちこちでパロられているからだろう。主役が木村拓也に見えて仕方がなかった。シリアスなドラマらしいのだが、どうしても画面を見ると笑いそうになってしまったり、トリビアの泉の司会者のナントカ氏が出演しているのに目がいったりして、ちょっと申し訳ない気分を味わった。ストーリーはというと、終盤近くから見たぼくにもすぐ全ての察しがつくほどにわかりやすく、懇切丁寧なつくりであったと思う。

 さてと、これからどうしようかな。

2004.1.2

 スカパーの料金体系がよくわからない。

 昔、ぼくが T-Zone で VAIO を売るバイトをしていた頃、相方は和光電気で DoCoMo さんのバイトをやっていた。どちらの店も 本店が消えるやら倒産するやら で寂しいことこの上ない世の中であるが、それはさておき、和光電気時代に、相方は同僚のノルマ達成のために DirecTV の契約をした。その後、悲しいことに DirecTV は ぶっ潰れ(こんな話ばかり書いているといかにも不景気であるな)、スカパーに経営統合された。DirecTV 利用者はスカパーへの契約変更を選択できたそうだが、そのとき、変更手続きはとらなかったらしい。つまり、相方によれば、スカパーのコンテンツは受信できないことになっている。

 受信できないといっても、スカパーには無料チャンネルというのがあって、アンテナとチューナさえあれば視聴できる番組もある。昨日書いた YMO の特番というのは、実は J-wave の番組だったのだが、J-wave は関西ではスカパー経由でなければ聴けない。ありがたいことに、このチャンネルは無料で聞くことができる。

 関西では入らないが是非とも聴けるようにしておきたいラジオ局として、もうひとつ InterFM がある。これもスカパー経由で聴ける、ということで、チャンネルを調べて合わせてみたら、なるほど、ちゃんと入った。それで喜んでいたら、ある人によると interFM は有料だというのだ。ここで冒頭の疑問が生じるわけである。スカパーの配信方針がよくわからない。疑問が若干変わっている ような気がするが、気にしたら負けだ。とにかくどう視聴したらどういう料金がかかるのか、およそ意味不明なのである。

 もちろん後払いという可能性は大いにあり得る。しかし、それなら少なくとも基本契約くらいは生きていなければおかしいではないか。まさか視聴した月だけ月額基本料金 300 円 + 視聴分を徴収、というわけでもあるまい。

 まあ、とりあえず今月聞いてみて、来月請求が来るかどうか確かめてみることにしてみよう。どうせ 1,200 円くらいだし。

2004.1.1

 謹賀新年。年が明けてからラジオで YMO 特番をやっていて、明け方までそれを聞いた後眠り、正午に起床。お節料理をつつきながら安穏と『じゃりん子チエ』を読んでいる。面白い。

 午後から道明寺天満宮まで初詣に出かけた。この神社は比較的近所にある。それでここに詣でようということになったのだが、どんなところかと相方に訊いてみたところが、甚だ要領を得ない。そもそも寺なのか神社なのかが判然としなかったのである。最初、相方は単に「道明寺さん」と言っていたので、ぼくはてっきり仏教寺院であると受け取った。ところがよく聞いてみると、祭られているのは学問の神様であるという。日本で学問の神様といえば天神菅原道真をおいて他にいないが、ぼくの知らないだけで仏教にもそういう御仏がいるのかと思い、尋ねてみたがやはり菅公であるという。妙だなと思っていると、相方がググって、道明寺というのは地名であって、寺院の号ではないことがわかった。きっと昔は道明寺という寺があったのだろうが、まあ紛らわしいと言えばこれほど紛らわしい社名もあるまい。

 幼い頃から熊野三山に親しんできた相方に言わせれば「小さな神社」であるが、道明寺天満宮は由緒も正しく、なかなか広い敷地を持つ。普段は静かで良い場所なのだろうが、流石に元日だけあって、もの凄い人出だった。何しろ敷地に入ってから賽銭箱の前まで絶え間なく人が並んでいる。鳥居にたどり着くまでに三十分を要し、参拝を終えるまでにはさらに三十分を要した。正月三が日だけは所蔵している数点の宝物(重文どころか国宝まである)を公開しているらしいのだが、とてもそれどころではなかった。来年はせめて二日か三日くらいに詣でて、是非その宝物とやらを眺めてみたいものである。

2003.12.31

 怒濤の勢いで大掃除を片付けた。やれば出来るもので、なんとか家中が片付いた。大掃除をして、お節も用意して(相方が)、新年を迎える準備は万端整った。……あ、鏡餅とかしめ縄とか買うの、忘れたな。まあいいや。冷凍庫に餅が大量に転がっているらしいので、これをどこかに積んでおけば良い。しめ縄はご勘弁被ろう。

 バタバタと掃除を片付けて、夕食はホテル日航大阪の中にあるカフェレストランで、ディナーバイキングを楽しんできた。流石にいい味を出していて、思わず食べ過ぎてしまった。見栄を張っても仕方がないから白状するが、自腹ではない。いや、自腹といえば自腹なのかもしれないが、少なくとも現金では支払っていない。相方の JAL カードのマイルがかなりたまったので、それを JAL 利用クーポンにしたのである。昨年。そう、引き替えたのは昨年なのだ。そのクーポンの利用期限が実に今日までだったので、大慌てで消費してきたというのが真相である。しかし、大晦日にお食事というのは意外に悪くない。一年が終わったねー、という、ちょっと清々しい気分になる。

 年越し蕎麦はどうするのかというと、年を越す頃に食すつもりだ。やれやれ、それじゃラジオでも聞きながらのんびりしよう。良いお年を。

2003.12.30

 YMO 関係のオフ会に顔を出してきた。オフ会といっても大規模なものではなく、四人でお好み焼きをつつくという、オフ会というより YMO 談義と言った方が近いくらいの、小規模なものであった。大規模なオフ会もわあわあと騒げて面白いものだが、小さなオフ会はとっくりと話が出来て、こちらもなかなか面白い。どちらかといえば、ぼくは後者の方が好きだ。

 今日の出席者は女性二名、男性二名という実に均衡の取れたものであった。といって、もちろん「出会い」を目的としたオフ会ではないので、年代はバラバラ、ただ YMO とその周辺ミュージシャンが好きであるというただ一点のみを共有するメンバーである。流石に YMO ファンの集まりだけあって、ぼくは一番年下、それもダントツの最年少であった。おかげで色々と面白い話を聴くことができ、大満足である。

 法善寺横町で夫婦善哉を食した後、大掃除をまだまだやり残していることもあって、中途で辞した。次は準備万端尽くして参加したいものである。