Studio Caseが届いた。Studio CaseというのはCubase SEという音楽製作ソフトを中心に、いくつかのVSTプラグイン(まあシンセサイザーの増設カードみたいなもんであるな)がセットになったパッケージである。比較的初心者層をターゲットにした製品ではあるが、レビューを見る限りでは、上位バージョンとの機能差は細かいところだけで、つまりぼくにはこれで十分ということである。Cubasisからのバージョンアップ価格で、およそ半額であった。
このソフトには生意気なことにUSBドングルが付いている。生意気ではあるが、最近流行りのアクティベーションに比べれば、こちらの方がずっとスマートなライセンス管理方法であると思う。第一、見た目にもわかりやすい。USBドングルの本数だけしか起動できないということがわかれば、違法コピーをする気も失せようというものだ。もっとも、ありとあらゆるソフトがドングルを採用したらUSBポートが大変なことになるから、今後採用するのはせいぜいスタインバーグとアドビくらいでよい。
説明書を見てみると、推奨環境はG4 733MHz以上とある。さらには最低動作環境はG4 450MHzとある。我が愛機はというと、G4 400MHz。仕様上は明らかにスペックが足りない。これはCPUカードを買ってアップグレードしなければならないな、と、
期待で 不安で胸が一杯であったが、いざ動かしてみると、何のことはない、普通に動く。Cubasisのソングファイルをいくつか読み込ませて鳴らしてみても、十分普通に使えそうだ。もっとも、VSTを鳴らしていないから、というのもあるかもしれない。しばらく使ってみて、どうしてもストレスを感じるようなら、そのときにアップグレードを考えることにする。
PHPのコンパイルオプションを忘れて四苦八苦している白林檎である。ぼくはPHPのコアユーザーではなく、日本語が素直に通ってMySQLと普通に通信できれば満足だから、とりあえずmbstringだけ有効にしてインストールしてしまおうかしらん。古いスクリプトで問題が出てきたらまたコンパイルしなおそう。
自由にカスタマイズできるという権利は、自由に使いたければ自分でカスタマイズしなければならぬという義務と表裏一体でしか存在できない。それが嫌なら既製品を使え、という話になる。ありとあらゆるジャンルでフリーソフトウェアが出現しているのにも関わらず、商用ソフトウェアが消えてなくならない理由はここら辺に存在しそうだ。
別にそれが悪いと言っているのではなくて、フリーソフトウェアを本当に初心者層にまで普及させたいのなら、その辺のことも真剣に考えなければいけないと思うのである。選択肢が多いということはつまり自分で選択しなければならないということであって、マイクロソフト製品を与えられる事に慣れている一般ユーザーを「自由だから」のひとことで説得するのは、かなり無茶な話だと考えるべきだ。
OpenOffice.orgはテンプレートや素材も揃ってきて、さらには解説本も発売され、かなり恵まれた環境にあると言える。しかしながら配布方法がダウンロードのみというのはやはり心もとないというか、有体にいって不親切であると思う。CD-ROM配布はその意味でとても重要な意味を持つだろう。本当はパソコンにバンドル、もう一歩進んでプリインストールくらいされていると、初心者でも違和感なく使えるのだろうけど。
実家に帰省して、大阪に持って帰ってきたものが二つある。ひとつは石鹸とシャンプーである。そんなら三つじゃねーかなどというツッコミはしなくてよい。
この石鹸とシャンプーは、炭から作られているらしい。父が最近凝っているらしく、またアトピーにも良いのでいくつか持って帰れと言われたのである。確かに普通の石鹸を使うよりも大分良いようだ。汚れもしっかり落ちる。シャンプーなど一度洗髪したら二日ほど放っておいても支障がないくらいよく洗える。持つべきものは親だ。
もうひとつは、小田和正のCDである。CDというか、正確にはCDの中身なのであるが、オリジナルのCDはほとんどぼくが買ったものであるし、これくらいの個人利用は消費者として当然の権利だ。だから、こうして日記にも堂々と書けるのである。
文句あるか。
小田和正の曲はぼくの音楽的な原点であると言って良く、最近はしばらく遠ざかっていたから『個人主義』の収録曲は自信がないが、それ以外の曲なら、オフコース時代のものも含めてほぼ全て知っている。知っているというのは、曲名と歌詞とメロディとバッキングが完全に結びついて、頭の中にストックされているという意味である。
一時期、このことが逆にコンプレックスだった。どれだけメロディを書いても、どうしてもどこか小田節になってしまう。それがつらかった。そこで、大学に入る前後から最近まで、しばらく小田さんの曲からは距離を置くようにしていた。おかげでいくらか影響力は弱まったが、これは別に小田和正が嫌いになったというわけではなくて、今もやはり好きである。
こうして聴いていると、なぜだか少しほっとする。決して郷愁などではなく。いくつか足りないアルバムもあるから、いずれ買い集めたい。
Pantherをインストールした。ついにMac OS Xに移行する決心をし、その準備の第一段としてまずOSのアップグレードをしたのである。今更あれこれとレビューしたりするつもりはないが、なるほど、速くなっている。
現在、環境移行中である。EGBRIDGEの辞書やメールのデータを移したり、Mozillaのブックマークを移したり、
ターミナルをbashからtcshに変更したりしている。だって慣れてるんだもん。
10.3にしたのはシステムを整理する意味合いもあったが、実はいろいろと試したい事もあったからだ。OOoの最新版はもちろん、もうひとつ最近興味を惹かれたのが、オープンソースのウェブブラウザ、
シイラである。このブラウザはCocoaアプリケーションで、Apple Web Kitを使って開発されているという。早い話、Safariの弟分である。しかしながらこの弟分、兄であるSafariよりもずっと使い勝手が良い。もちろんレンダリングの速さと美しさはSafariと変わらない。正式リリースになったらかなり魅力的なソフトになりそうである。
ナナオの液晶ディスプレイ、FlexScan L557を買った。液晶ディスプレイは高いし、色は飛ぶし、解像度もせいぜいXGAだし、などと敬遠していたのだが、ウラシマ効果(誤用)によってこの認識はいつの間にか過去のものとなっていた。買いやすく、発色も良く、解像度も満足できるものが店頭に並んでいた。固定観念を持つのは良くないという適例である。
EIZOブランドにはやはり安心感があるし、何といってもメーカー自身が五年間保証をしているのがありがたい。しかも保証期間中は修理の際に代替品を貸し出してくれるという念の入りようである。ハードウェアメーカーたるものかくあるべし、という理想的な体制である。もちろん機械そのものの品質もとても高い。デジタル、アナログの二系統入力で、しかもボタンで入力を切り替えられるのもぼくの環境では便利だ。良い買い物をした。
それはそうとこのディスプレイは日本橋の祖父地図恐竜館で購入したのだが、あれだ、
商品表示間違ってるぞ。直しとけ。DVIケーブルは同梱されていないとあるからわざわざ別売りのケーブルを一緒に買ったのに、帰って箱を開けてみたらしっかり同梱されているではないか。まともな客相手ならクレームを付けられているところである。まあクレームを付けられる方が
日記で晒し者になるよりマシかもしれないけどな。
ところで今日は相方の誕生日である。めでたい。ここ数年、バタバタしていてまともに祝ってあげられていないのだが、今年もそうだった。すまないことである。いずれ盛大に。や、ここに書く事ではないような気もするが。