白林檎ベースステーション

白林檎ベースステーションは、林檎系個人サイトです。つまり、アップルコンピュータ社の Macintosh の中途半端マニアがうだうだしているだけのサイトです。得るモノ? 他人にそんなものを求める根性は間違っています。まあ、まったりと日記などをお楽しみください。

白林檎的日常

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2004.9.7

 地震が一度で収まらず、そればかりか二度ならず三度までも比較的規模の大きな揺れがあり、あまつさえ頻繁に余震が来ている。ぼくは元来物事を大げさに考えるクセがあり、これはもう数日のうちに大地震が来るに違いないとたちまちのうちに確信してしまったので、早速非常用持ち出しセットの用意を始めた。

 水と缶詰、それからウィダーインゼリーが案外良いと聞いたので、これを六個買い溜めし、さらにカロリーメイトブロックと、カロリーの高そうでかつ保ちそうな菓子類を鞄に詰めた。さらにガーゼと消毒液とオロナイン、はさみ、頭痛薬、バンドエードと思いつく限りの汎用的な医療用品を詰め、それから貴重品の持ち出し方法を相方と相談して決定して、ここに至ってようやく落ち着きを取り戻すことが出来た。

 うちには例の天川のごろごろ水がポリタンクに入って置いてあるから、飲料水については困らずに済みそうだと思っていたら、今日、タンクのひとつにカビが発生していることが判明した。これでは生では飲めず、一度沸かしてから飲む必要があり、ちょっと非常用飲料水にするには不便である。夏だからというのもあるだろうが、天然水のこういう面に弱いのは如何ともしがたい。

 まあ「カビの発生しない水の方がどうかしてる」という相方の言こそ正しいような気もするが、ぼくは心配性であると同時にめんどくさがりでもあるので(だからPerlなど使っておるのだ)、非常時ならずとも頭の痛い話ではある。

2004.9.5

 相方とつまらぬ諍いをしていると、突然部屋がグラグラと揺れた。一瞬、相方が怒りの余りスタンドでも出したのかと思った(もちろん効果音はゴゴゴゴゴ……である)が、もちろんそんなことはなく、地震である。それもただの地震ではなく、なかなかの規模の地震である。

 地震の際にはまず火の始末を、というのは最近ではあまり当てはまらないようだ。都市ガスは止まるようになっているし、ファンヒーターも石油ストーブも転倒したら消えるように作られている。唯一恐いのは電熱器を使った機械だろうが、これにしても火事が発生しかねない大地震のときには停電で使い物にならないだろうから、やはり確実にやっておかねばならぬのは火の始末ではなく、避難経路の確保であるということになる。というのを最近どこかで読んだのであるが、まったくその通りであると思う。と同時になんとタイムリーな話であったかと今更ながらに驚く(最初にすべきかどうかが疑問であるだけで、なるべくなら火の始末もしておいた方がよいのはいうまでもない)。

 ともあれ、とりあえず窓だけは開けてじっとしていると、やがて揺れが収まった。窓を閉め、テレビを点けてNHKにあわせる。震源は三重県沖らしい。ぼくの住んでいるあたりは震度4で、一番揺れが大きかったのは和歌山と奈良で震度5とある。ちょっと驚いたが、南海大地震のガス抜きくらいにはなっただろうか。

 浅間山の噴火といい、どうも地殻の活動が活発になっているような雰囲気だ。次はどこだろう。まさか今度こそ、関東大震災ではあるまいな。

2004.9.4

 メールサーバのHDDが吹っ飛んだ。おかげで今日はその対策だけで日が暮れてしまった。

 もっとも、飛んだといっても正確には「飛ぶ寸前」で、つまりキーキーガーガーと異音がするというレベルである。メールサーバからは毎晩管理情報がメールで送られてくるのだが(別に特別なツールを入れているわけではなく、FreeBSDならどのマシンでも送ってくるあれである)、そこにおかしなログが載っているのがきっかけだった。/usr/ports配下がことごとくI/Oエラーになっているのだ。

 とりあえずMTAを止めて、シングルユーザーモードに入ってfsckしてみると、まあ出るわ出るわ、不良セクタの山である。昨日のうちに何があったのか知らないが、よくもこんな状態で動いていたものだ。感心している暇はない。動いているうちにデータを移しておかなければならない。

 そこで、たまたま構築しかけで放っておいたFreeBSDマシンを起動し、サーバ環境を移行した。こう書くと二行だが、本当に大変だったのである。二度とやりたくない作業であるが、代替にしているマシンもちゃんと用途があって買った物なので、いつまでもこのままにしておくわけにもいかない。HDDだけ交換して元のメールサーバを復旧しなければならないのである。まったく、この忙しいときに。

 安くなってきたことだし、いい加減RAIDくらい導入しろという天の声だろうか。時間と予算さえあれば、いくらでも冗長な構成で組むんだがなぁ。

2004.9.3

 先月来、ある書類を大阪府に提出する必要があったのだが、法事があったり片付けねばならぬ仕事があったりで、ずっと後回しになっていた。今日になってそのことをふと思い出し、ちょうど仕事のキリもいいし提出に行くかと役所の場所を調べたりなどしていると、件の書類についてのメニューが目に入る。それを読んで驚いた。期限をとっくに過ぎているのだ。

 ハンコを持って車を飛ばし、息せききって受付に駆け込むと、若い職員が出てきて、様式を手渡してくれた。「あの、実はですね」と期限に遅れてしまった事を話し、どうすればよいかと言葉を継ごうとしたところで、彼は何事もなさげに言った。「ああ、期限なんて別に気にしないで平気ですよ。罰則とかありませんし」

 流石はお役所、言うことが違う。案ずるより産むが易しとはよくいったものだ。

 帰路ももちろん車だったのだが、途中、大阪府警が取り締まりをやっていた。何の取り締まりか知らないが、スピード違反など犯しようのない道路状況だったから、察するに運転中の携帯電話でも取り締まっていたのだろう。あれは良くない。歩いていても車の中にいても、曲がってくる車や対向車のドライバーが片手にケータイを持って話をしていると冷や冷やする。

 これが違反になったのは、もう二、三ヶ月は前だったように記憶しているのだが、大阪人の気質なのか何なのか、半数以上のドライバーはそんな規則を屁とも思っていないようだ。つまり、道で見かける車の多くは通話中なのである。

 違反になる前からぼくは左様な器用な真似は絶対にできないと思っていて、それで「あんな大変な運転をしながらも話さなければならない事情があるとは、みんな忙しいんだな」と感心したものである。

 その一方で、流石に道交法改正後は、皆態度を改めるだろうとも思っていた。しかるにその兆候すら見られないとは、まったく対した度胸であるという他はない。違反になるとわかっていながらも話さずにはいられない辺りに、ぼくは他府県からも恐れられる大阪人パワァを感じるのであった。

 とはいえ、警察にはどんどん取り締まっていただきたいものである。この際だから提案しておくが、運転中のケータイ通話違反については、罰金を一回あたり二十万円くらいにしてはどうだろう。そして、毎日昼夜をいとわず、交通課の警官総動員で取り締まりにあたらせるのである。絞り取った罰金は府の金庫に入れる。府の財政難も解消され、それと時を同じくして違反者も激減することだろう。

 まあ縦割り行政の下ではまずそんな政策はとらないだろうが、もし、万が一本当にこれをやったら、日本史に残る大決断になると思うぞ。関係者各位の検討を期待。

2004.9.2

 なんか、いつの間にやらオリンピックの総集編もすっかり終わってしまっているようで、釈然としない白林檎である。このままいくとついに今年はシンクロのチーム演技を見る事が出来ぬうちに終わるかもしれない。困ったものである。