本日、SCEIの期待の新星、
プレイステーションポータブル(PSP)が発売となった。携帯ゲーム機では圧倒的なシェアを誇る任天堂は、これに先駆けて
NINTENDO DSを出したが、これを追撃することになる。ちなみにプレステ系本体は、いずれも発売日付がゾロ目や連番に設定されていて、PSPもそれに倣った格好である。
当初、ぼくはPSPで、プレステやプレステ2のソフトが動くのだと思っていた。CMでは『みんなのゴルフ』のプレイ画面が流れていたし、商品コピーは「すべてのゲームを持ち歩こう」とかなんとかいうものだったし、そもそも名前が「プレイステーション」ポータブルだからだ。傑作や名作、佳作からクソゲーまで幅広いラインナップを誇るあのソフト資産が、このポータブル機で使えるとは、ソニーめなかなかやりおるわいと勝手に思っていたのであるが、とどのつまりこれらはすべてぼくの勝手な思い込みで、やはり専用ソフトしか動かないようである。
期待外れもいいところだ。
とはいうものの、もしFF7のリメイクPSP版なんてものが出たら、本体もろとも買ってしまいそうである。同時発売タイトルのほとんどがプレステ用ソフトの移植版である以上、プレステ向けに書かれたソフトは比較的容易に移植可能だと想像できるから、ありえない話ではない。加えて、折からのコンテンツ不足でFF7関連商品に頼りっきりの最近のスクエニなら、恥も外聞もなくやりかねないので、今から
期待に胸を躍らせて 戦々恐々としている。
でも、どちらかというとNINTENDO DSの方がほしいかな。(゜∀゜)ラヴィ!!
島田紳介メンバーが罰金の略式命令を受けたが、徒弟制度が色濃く残っているであろう芸人の世界では体罰など珍しくもなかろうと思っていたぼくには、ちょっと意外な事件であった。もっとも、それよりも彼の本名の方がぼくにとってはずっと意外だったわけだが。本名だと思ってたよ。
そろそろインフルエンザの季節だが、それよりも一足先にフィブリノゲンとか称する血液製剤に関するニュースが盛り上がっている。盛り上がっているなどと書いている場合ではなく、実を言うと白林檎的に他人事ではない。数年前に気胸をやって、手術してもらった某病院もリストに含まれているからだ。
もっとも、ぼくが手術を受けたのは1997年だから、それほど心配することもなさそうである。ぼくよりは母の方が可能性が高いのではないかと思っている。弟を産んだのがちょうど問題の期間に重なるからである。とりあえず一度検査を受けた方がいいのではないかと思った。
ちょっとした調べものをしに天王寺にある特許情報センターへ行った。ここには発明協会という
剣と魔法の世界が似合いそうな名称を持つ団体の大阪支部があり、ここの資料室を訪れたのである。
室内は名前ほどファンタジックな雰囲気ではなく、それどころかいかにも公共施設という風景であったが、そこに陣取っていた男たちは充分印象的であった。おそらく弁理士だろうと思うが、およそ十人あまりが判で押したようにスーツの上着を脱いで腕まくりをし、晴天だというのに無言で本のページをめくり続けていたのである。もちろん何か調べものをしているのだろうが、その速度からしてとてもそうとは思えない。ページを繰る音が規則的に、それもかなり速いテンポで、ただひたすら聞こえてくる。
無論ぼくには左様な出鱈目なことは出来ないので、コンピュータ検索を使う。Windowsの入った普通のパソコンも置いてあったが、メインらしきマシンではXが走っていた。ATOKも動いていたから、Linuxの類いであろう。Netscape 7も入っていたが、OpenOffice.orgが入っていたかどうかは確認できなかった。日本語入力環境がしっかりしているというだけで、随分と実用に近づいたように感じられて、妙に可笑しかった。
今年も何かと深刻な事件が多かったが、年の瀬にきてまたひとつ、かなり悪いニュースが飛び込んできた。なんと、近所のセブンイレブンが閉店するというのだ。
何度か書いたがこのセブンイレブンというのが実に良質な店で、ぼくの知る限りこれ以上優秀なコンビニは他に存在しない。当然、そこそこ賑わっていたのだが、そう見える程には採算が取れていなかったのかもしれない。仕方のないことではある。コストダウンしてサービス品質を落とすくらいなら、いっそ閉店を、というのは勇気ある決断であると思う。
ところでコンビニエンスストアは、立地がまず重要である。この関係上、一度閉店した場所に別のチェーン店、例えばサークルKがなくなった後にam/pmの出来ることがある。ぼくの実家の近所にローソンがあって、そこはバス停直近・専門学校の真向かいという最高のロケーションなのであるが、開店当初は確かにローソンだったのが数ヶ月でファミリーマートになり、その後気がついたらまたローソンに戻っていた。今回も似たようなことが起こる可能性はある。
とはいえ、潰れてそのまま何も出来ない場合の方がはるかに多いので、それほど期待は出来ない。間食は確実に減るだろうが、いろいろと不便になるだろうなぁ。
今日から師走である。充実していたのであろう、今年は何だか妙に長く感ぜられた。などと感慨にふけっている場合ではなく、ぼくも年内の追い込みが残っている。いいじゃん年越し作業になったてよぅ、などと無精者の白林檎は思うのであるが、月末をまたぐだけでも仕事が中だるみすることもあるから、何が何でも年内に仕事を片付けたいと思うのは、単なる人情ではなく至極合理的なことなのかもしれない。
刑法が改正されるそうである。おおまかに言って量刑が重くなる方向で改正されたとのことで、法律家の中には効果を疑問視する声もあるらしいが、まあ歓迎すべき方針ではあると思う。
刑務所というところは監獄ではなく更生施設であって、すなわち罪を犯した人間が真人間に戻るための訓練をする施設である。更生するということは出所後にきちんとした生活が待っているわけであって、致死罪などであっても無期刑がなかなか適用されないのみならず、長からぬ有期刑を宣告されることがほとんどなのは、受刑者をなるべく早く社会復帰させることが、刑法の主な立法目的のひとつだからだ。何も犯罪被害者の人権を軽視しているとか、そういう訳ではないのである。
その一方で、刑法典には犯罪を抑止するという役割もある。「こんな罪を犯したらこんな刑罰が待ってるぞ」とあらかじめ知らしめることで、犯罪者予備軍を震え上がらせる──はずなのだが、現行法はこの側面が大変弱く、今回の改正は犯罪抑止力を強化するのが主眼なのではないかと思っている。もちろん凶悪犯をより重く罰する目的もあるだろうが、だからといって過失犯に対する量刑までもが一様に重くなる訳ではない(若干は刑期が長くなったものもあるかもしれないが、条文を見ていないから知らない)と思うから、殺人マニアとか強姦マニア以外はとりあえず安心して良かろう。
刑法改正と併せて犯罪被害者の権利を明文化する法律も立法されたから、その面でもうまくバランスがとれるようになったのではないかと思う。
というか、流石に大学時代に刑法でまともな点数を取ったことのない白林檎が書いただけあって、実にまとまりのない記事だな。レポートならC+といったところか。いっそC++くらいなら飯の種にもなるのだが。