白林檎ベースステーション

白林檎ベースステーションは、林檎系個人サイトです。つまり、アップルコンピュータ社の Macintosh の中途半端マニアがうだうだしているだけのサイトです。得るモノ? 他人にそんなものを求める根性は間違っています。まあ、まったりと日記などをお楽しみください。

白林檎的日常

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2006.3.14

 リースにするつもりだったG5だが、審査がどうとかでなんだかややこしい話になりそうだったので、面倒くさくなり、日本橋へひとっ走りして買ってきた。FCPが動かなくなる──4.5まではAGPのグラフィックボードが動作要件に入っているが、現行のPMG5からはグラフィックボードがPCI Expressになっているため、FCPはバージョン5以上でないと動かないのである。ひどい話だ──ので、これもアップグレード版を購入。

 買ってきたとはいえ、実はまだ届いていない。在庫を他店から取り寄せた後配送という扱いだからである。とりあえず、あれだ。祖父地図トカゲ館は見境なく「在庫あり」シールを貼るのは止めた方が良いと思った。

 ところで数日後に届く予定のそのG5は虎縞である。つまり、Spotlightが搭載されている。大変便利と評判の機能ではあるが、10.4がリリースされた直後にMac OS X MLで話題になっていたのを見たところでは、標準だとDVD-RAMのメディアをダメにしてしまうらしい。適当にハックすれば大丈夫なようだが、どうしたものかな。あまり使わないようなら無効にしてしまおうかなぁ。検索なんて、ほとんどしたことがないしなぁ。

2006.3.12

 最近、我が愛機の調子がすこぶる悪い。どういう訳だか起動すると速やかに熱が上がり、ちょっと負荷をかけると画面表示に乱れが発生し、慌てて再起動するとシャットダウンに失敗してカーネルパニックを起こす。どうせ失敗するのならとそのまま使い続けると、ものの数分でやはりパニくって「電源ボタンかリセットボタンを」などとお抜かしになる。

 ちょっとした負荷というのは、本当に、ささいな、何てことのない、日常ありふれた負荷であって、決して何か特殊なことをしているのではない。つまり、CubaseとReasonを一緒に起動したり、FCPで映像をレンダリングしたりする程度の負荷である。これくらいで音を上げてもらっては仕事にならない。

 そこで日本橋のソフマップでG5なぞを物色してきたのだが、結局これはリースにすることにして、何を思ったかヘッドホンとオーディオインタフェースを買ってきた。

 ヘッドホンはSONYのCD900STという業務用のモニタリング用途のもので、あまり一般には売られていないらしい。モノ自体も飾り気のない玄人好みなデザインだが、箱にはもっと飾り気がなく、飾り気どころか製品の写真も説明もない。そもそも製品名すらプリントされていない。要するにただの白い箱なのである。ついでに言うとメーカー保証もないのだが、これはまあ仕方のないところであろう。マウスが壊れたときのことを想像すればそれほど不思議な話ではない。メーカー修理に出さずに新しく買い直す人がほとんどのはずだ。

 ぼくはずっとFOSTEXのヘッドホンを使っていたのだが、モニタリング用の、それも業務用製品だけあって、音象のくっきり度合いがまったく違う。何だか小学生のときに初めて眼鏡をかけたときのような気分である。流石はSONY。おかげでアラが気になってしょうがない。もちろん、良いことなんだけど。

 オーディオインタフェースはM-AUDIOのFireWire 410という製品。店頭でテキトーに選んだのだが、帰ってきてあちこちを覗いてみると、割と高い評価を得ている製品のようだ。ただ、G4のアップグレードカードのせいなのか何なのか、我が愛機とは少々相性が悪い。特にCubaseやReasonとの相性が実によろしくなく、本格的な稼働はG5が届いてからになりそうだ。

 もっとも、iTunes等で普通に音を鳴らす分には問題なく使えている。デジタルで接続しているだけあって、こちらも急に音質がクリアになった。CD900STを耳にくくりつけてFW410経由でYMOなどを聞いていると、これまで気付かなかったことをいろいろ発見できて面白い。

2006.2.24

 荒川選手金メダル獲得につきこれよりサントリー北杜で祝杯をあげるのであるがこの北杜というラベルを見るたびに「夫」を書き加えたくなったりマンボウが海中を物凄い速さで泳ぎ回っている様を想像してしまうのは決してぼくだけではないと信じているというかそもそもサントリー商品企画部か何かに北杜夫のファンがいるに違いない。

 それにしても荒川選手の演技は見事だった。パーフェクトというのはああいうのを言うのであろうと感嘆したが、本人は一部に不満があるようで、インタビューでそのような談話を残した。ずいぶん贅沢な話だなぁと聞いていたのだが、某所で2004年世界選手権での荒川選手の演技を見る機会があって、比べると確かに今大会の演技はそれよりは劣るようだ。といっても、もちろん比較すればの話である。トリノの大舞台で素晴らしい演技を披露した彼女の力量には一点の曇りも見当たらない。多分。専門家が見たらまた違うのかもしれないけれども。

 乾杯。

2006.2.23

 トリノオリンピックのせいで微妙に寝不足の白林檎である。今夜は女子フィギュアスケートのフリーである。NHKの前番組を見ていると、四回転が云々と解説者が話しているが、少し前まで三回転ジャンプが騒がれていたというのに随分進歩の早いことだ。もう十年もすれば六回転くらいいきそうな勢いである。

 今回、日本勢はどうもパッとしない。まあこういう大会もあろう。そんな中、女子フィギュアだけは期待できる。らしい。ぼくもよく知らない。とりあえずフリーが始まる前の段階で、かなり上位に食い込んではいるようだ。

 ぼくが好きなのはカーリングと、スキーのエアリアルである。前者は頭脳戦が、後者は一瞬の緊張感が良い。

 フィギュアスケートも華やかで面白いけれど、点数の意味がいまいちよくわからない。そもそも得点が必要なのかどうかもよくわからない。ただ、フィギュアスケートにしろ新体操にしろ、美とかそういったものをうまく抽象化・数値化している例のひとつではあると思う。

 それにしても、地球というのは本当に丸いのだなと思う。今年はサッカーのワールドカップも似たような時差で放送される訳だが、何とかならないものだろうか。

2006.2.12

 今朝、所在なげにテレビのチャンネルを回していたら、戦隊モノをやっていた。懐かしいなぁ、まだやってるんだなぁ、こんなに朝早くから放送してたっけなぁなどと思いながら、つれづれなるままに眺めていたのだが、どうも様子がおかしい。戦隊モノなのに魔法が大活躍という、お子様向けSFと魔法ファンタジーがマッチしてしまった微妙なテイスト。

 しかも隊員がやたらと多い。と思ったら、その中の五人は兄妹で、さらに二人は彼らの両親であるらしいことが判明。

 どこの特番だ、それは。

 どうやら家族愛がテーマであるような雰囲気だから(三分間しか見ていないので違うかもしれないが)そういう設定にしているのだろうが、いくら何でも無茶というか、何というか。科学戦隊の流れを組む作品に家族愛と魔法を融合するという際どいほどに斬新な企画が、重役会議を通過したのが不思議でならない。よほどプレゼンの上手いスタッフが発案者の中にいるのだろう。その力量には正直感服せざるを得ないが、そういう能力はもっと有効に活用してほしいものである。

 ちなみに、今日で最終回だったようだ。あまりにアレなので打ち切られたのかと思ったが、ちょうど一年くらいは放映していた模様である。ぼくには電波が強過ぎたらしく頭が痛くなったが(いろんな意味で)、一年も続いたということは、それなりに人気があったのだろう。テレビ視聴者は案外懐が広いものだと思った。