白林檎ベースステーション

白林檎ベースステーションは、林檎系個人サイトです。つまり、アップルコンピュータ社の Macintosh の中途半端マニアがうだうだしているだけのサイトです。得るモノ? 他人にそんなものを求める根性は間違っています。まあ、まったりと日記などをお楽しみください。

白林檎的日常

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2003.6.11

 先日の修羅場のせいでまた生活時間が夜型になってしまった。頑張って朝型人間に返り咲くべくがんばっているのであるが、もはや限界に近い。だってもう 24 時間近く起きているのである。かつては徹夜でチャットした頭でそのまま学校へ赴き、睡魔に邪魔されることすらなくテストの答案を書ききって、夕方にはバイト、帰宅して食事をしたらさあまた今夜もチャットだパソコンの電源 ON! なんて芸当は朝飯前だったのだが(夜通しなんだから当たり前だ)、年かしらね、徹夜がこたえるわ。などとリツコさん風に感慨に耽る今日この頃。もうすぐエヴァの 5.1ch サラウンド版 DVD が出るので、保存もかねて購入する予定である。

 正直に告白すると、ぼくはエヴァについてはまごうかたなきマニアである。もっとも、いわゆるアニメおたくではない。アニメなら何でも良いというわけではないからだ。むしろ国民的映画監督であるところの宮崎駿氏の作品であろうと、つまらないものは二度と見たくないと思うくらいで、どちらかといえば普通の人よりもアニメを見ない方だと思う。そういう意味では一種のマニアであると言えなくもないような気がしないでもないように思ったりなんかして。

 まあアニメ云々というか、そもそもテレビや映画などの映像作品一般についてあまり興味を惹かれないんだけど。どちらかというと漫画おたくとかゲームおたくなんだろうなぁ。……んー、やっぱりあまり自信がないな。何だろう。何か一つ、これだけは胸を張って「やー、実はオタクなんです」と言えるくらいの趣味が欲しいものだ。

 話は変わるが、遅ればせながら OOo 1.1beta2 を Windows 2000 に入れてみた。かなりいい感じになっている。何より、英語版であるにも関わらず、ほとんど設定をいじらなくても日本語が扱えるようになったことが素晴らしい。各種インタフェースも改善が見られる。真夏に予定されているという正式版が楽しみだ。


2003.6.16

 仕事用サーバの OS を Mac OS X Server に入れ替えた。ずーっと気になっていたのを、ようやく完遂できたのである。パフォーマンスなどはこれから試されるわけだが、多分大丈夫だろう。根拠ないけど。まあとりあえず mi がらみの妙な不具合も解消されたので、それだけでもよしとしよう。

 少しディレクトリ構造も少しいじってみた。デスクトップに出てくるボリュームアイコンが減った分、以前よりも少しはアクセスしやすくなったような気がする。ぼくだけかも。相方よすまない。

 ところが、ここで問題が発生。うちでは Mac OS 9 から起動時にサーバのボリュームをマウントするようにしているのだが、キーチェーンに登録している認証情報がどうしても通らない。キーチェーンのロックを解除しても認証ダイアログが出てくる上、ID とパスワードを入れてもマウントされないのである。OS の入れ替えをしている間、クライアントは Mac OS X だけだったので、予想だにしなかった問題だ。おいおい、これで今日一日の苦労は水泡に帰すのか? と Finder に向かってしばし途方に暮れる。

 困ったときはググってみるのが一番、と、適当に検索してみたら、一発で問題解決。Mac OS 9 ではマウントしたことのあるボリュームの情報がシステムフォルダのサーバというフォルダにエイリアスという形で記録されていて、こいつが悪さをしていたようだ。エイリアスをひっつかんでゴミ箱に放り込み、ついでだからそのページに書いてある自動マウントの AppleScript を試してみた。おお。これは便利じゃないか。ところがぼくの PowerMac 以外ではどうにもうまくいかない。まあゆっくり試してみることにする。

 仕事の環境を再構築するというのはなかなか良いものだが、実はこれで終わりではないんである。やれやれ。次は DB だな・・・・・・。


2003.6.17

 夕刻、仕事が一段落してから日本橋へ。突如思い立って中古の Mac 用 Radeon なんぞが欲しくなり、ソフマップをのぞいたのだが、残念ながら見つからず。全体的に中古は品薄だったようだ。

 キーボードの調子が良くないので、ついでにキーボードをいろいろと眺める。アップル純正の USB キーボードは実に手になじんでいて、これを使い続けたいのだが、いかんせんガタが来ているのである。リターンキーを押しても反応がなかったり、'A' を押そうとして引っかかったり。それから、これはキーボードのせいではないかもしれないけれど、マウスやキー入力がしばしば画面上で引っかかるようになった。Mac OS 9 では頻繁に発生し、ひどいときにはそのまま落ちる。Mac OS X では少しはマシだが、それでもふとした拍子に引っかかる。

 そんなこんなで棚を眺めていたら、噂の名機 HHK Lite 2 を発見。思わず欲しくなるものの、Mac Kit が在庫切れとのことで一旦あきらめた。が、帰宅しても忘れられず、ついに PFU ダイレクトで通販を申し込んだ。8,295 円也。一応これでメシを食っている以上、これくらいの投資は必要だろう。

 OCAT のインド料理店で食事をして帰ってきた。何だか久々に随分と豪勢な食事をしてしまったが、なかなか美味であった。辛かったけど。おかげでいい汗をかいた。トウガラシとは相性の悪いぼくだが、スパイシーなカレーは好きなのだからたまらない。


2003.6.18

 エスカルゴなるものを初めて食す。こいつは言うまでもなくカタツムリの一種であるので、その外観からサザエのような食感と風味を想像していたのだが、ずっと柔らかな肉であった。鳥のモモ肉と蛤を足して二で割ったような歯ごたえで、調理のせいか風味はあっさりとして貝特有の匂いがない。ぼくはなかなか気に入ったのだが、相方はいまいちだったようだ。食べた感じは許せるものの、どうしてもカタツムリがツノを出している情景が目に浮かび、素直に料理として楽しめないとのこと。

 話は変わるが、いつの間にかアルプスから MD-5000 の Jaguar 対応ドライバが出ていたらしく、早速インストール。何故かエコブラックを選択できないのだが、OS X 10.1 時代のドライバと比べるとはるかに使いやすい。が、印刷ジョブがどうしてももたつく。好きなプリンタなので、アルプス様におかれてはますます頑張って改良していただきたいものである。


2003.6.20

 東風フォントが公開を停止した。何でも渡邊フォントがパクリだったと判明したためらしい。

 これはオープンソースなものにとってはかなりの痛手で、特に Linux や FreeBSD など、自分で日本語フォントを持っていないフリーの OS にとっては痛恨の一撃クラスの打撃である(ごめんなさい、今リフレッシュのお供が DQ4 なもんで)。

 OpenOffice.org でもこれはなかなか痛い出来事だ。しかし個人的には、Windows 環境でだけでも普及すれば勝利の第一段階であると言えると思っているから、危急存亡というほどのことではないと思っている。問題はやはりフリーの OS がどうするかだろう。

 もちろん店でフォントを買ってきてインストールすれば良いだけの話なのだが、OS 本体が無償なだけに、どうしても損をしたような気分になってしまうだろう。RedHat などの Linux ディストリビュータは商用フォントをパッケージに含めて販売していたりするので、そういう商用ディストリビューションはいいかもしれないが、FreeBSD や Debian は困ってしまう。これはぼくの見識が狭いというだけのことなんだろうか。何だか無性に心配だ。

 スラッシュドットでも話が出ていたり、先日の大阪オフでも話題になったことだが、やはりここはオープンソースソフトの導入をと叫んでいる行政が、ポンと予算を出してリコーあたりからフォントを買い上げ、フリーで公開するのが最上だ。くだらない消化予算を見直せばそれくらいの資金はすぐに捻出できるはずである。

 もうひとつ、最近の懸念。何だか日本も特許ビジネスに侵食されつつあるようだ。本来社会の発展に寄与すべき制度を悪用する輩は、必ずやその報いを受けるであろう。でもその前に特許庁の役人ども、少しは先進技術の勉強をしなさい。どうも最近周知技術がどんどん特許登録されている気がしてならないぞ。来春から異議申し立てがなくなると聞くし、アメリカの二の舞いになる前になんとかしてほしいものである。