白林檎ベースステーション

白林檎ベースステーションは、林檎系個人サイトです。つまり、アップルコンピュータ社の Macintosh の中途半端マニアがうだうだしているだけのサイトです。得るモノ? 他人にそんなものを求める根性は間違っています。まあ、まったりと日記などをお楽しみください。

白林檎的日常

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2003.9.9

 N さんが導入されてとても快適であるとの話を聞き、それでかねてから使ってみたかったリムーバブル HDD ケースというものを購入。ついでに 40GB の HDD も買ってきた。締めて 10,000 円也。だが慌てて交換用トレイを追加で買うのを忘れていたので、近々 Sofmap.com か何かで注文するつもりだ。

 PC を使っている人には信じがたい Mac の特徴のひとつに、起動ディスクを自由自在に変更できる、というのがある。HDD を二台積んでいようが三台積んでいようが、また一台を複数のスライスに分けていようが、それぞれにシステムをインストールしておけばいつでも何の苦もなく起動システムを変更できるし、それどころか同じスライスに複数のシステムをインストールしても (Mac OS 9 以前なら) 何の問題もなく動作する。これは Mac が他のシステムに自慢していい長所だと思う。

 で、標準ではそんな芸当ができない PC で何とか複数のシステムを使いたいと思ったら、ある程度の知識とテクニックが必要だった。PC にその手のユーティリティが多い (というか Mac にはそもそもそんなユーティリティがないのだが) のはそういう事情があるんだろう。だが、しかし、このリムーバブル HDD というのは実に画期的である。Mac と同じかそれ以上の手軽さで起動システムを変更できるのだ。

 あ、ふと思ったんだけど、ディスクを入れ替えて起動するシステムを変更するこの感覚、何かに似てると思ったらアレだ、DOS だわ。そう考えると DOS って手軽だったんだなぁ。

2003.9.10

 あのビル・ジョイ (この名を知らぬ BSD 使いはモグリである) がサンを退社するそうである。アメリカでは転職や退職は珍しいことではないが、しかし彼はサンを創設したひとりでもある。時代の流れを感じるのはごく当然の感情だ。今後のサンのソフトウェア戦略 (もちろん OOo も含めて) や、彼がこの先何を始めるつもりなのかなど、興味は尽きない。まだまだ頑張っていただきたいものだ。

 ところで今、大阪は至る所タテジマだらけである。ポスター、看板、グリコマンは言うにおよばず、商店の棚までもが容赦なく縞模様に彩られている。今日阪神はサヨナラ負けを喫してしまったが、それでもマジックナンバーは残すところあと三つ。リーグ優勝はもはや確実なものと言える。胴上げのその日に向けて、大阪の街はまさに突進しているのである。

 その中にあって近所のダイエーだけは、商品棚の三分の一こそタイガースに明け渡しているものの、店内には常にホークスの応援歌が流れ、客をホークス一色に洗脳せんばかりの勢いを保っている。今年のセリーグ優勝チームが阪神で間違いないのと同様に、おそらくパリーグの今年の優勝チームはダイエーで決まりであろう。

 リーグ優勝決定から日本シリーズ、そしてその後しばらくのダイエー店内が楽しみだ。

2003.9.15

 ついに阪神優勝である。あ、この文字配列は商標登録されてるんだった。危ない危ない。もう書いてしまったが。

 白林檎は別に阪神ファンではなく、どこかというと広島ファンなのだが、それはともかくとして、阪神の 18 年ぶりのリーグ優勝は素直に祝福したい気分である。今年の阪神はとにかくぶっちぎりに強かった。一体何が起きたのかと思ったほどだ。広島もあやかりたいものである。

 道頓堀は大騒ぎの様子で、つくづく今日日本橋に出なくて良かったと思っている。もし出ていたらエライことだ。帰って来れない。ちらっとテレビを見た限りでは、ひっかけ橋のあたりはもう人だらけであった。各局の申し合わせで、道頓堀ダイブは煽らない方向で報道するらしいが、それでも既に何人かは飛び込んでいるそうである。これからしばらくお祭り騒ぎが続くことだろう。

 何だか妙に喉が痛い。昨日くらいから少し秋らしくなってきたが、てきめんに風邪をひいたような雰囲気だ。とりあえずテレビを眺めながら、のど飴を貪り喰っている。

2003.9.19

 OpenSSH、sendmail と立て続けにセキュリティフィックスがされたので、片っ端からバージョンアップしてやった。sendmail はともかく sshd を入れ替えていざ再起動というのは何度やってもドキドキする。大体、再起動することなんて滅多にないし。

2003.9.20

 ビートルズの『Let It Be』が再発売されるそうだ。今度はバンドの音を完全再現してお届けとのことで、これはビートルマニアのみならず、ポールにとっても朗報と言えるだろう。

 このアルバムはポールの呼びかけで始まり、既にバラバラになりかけていたメンバー同士をなんとかつなぎ止めようと、多重録音は使わずにバンドの一発録りによる楽曲で構成されるはずだった。ところが、録音までは何とかなったものの、その後のマスター作業に誰も手をつけようとせず、しかもメンバー間の溝はますます深まるという最悪の結果になってしまった。せめてアルバムくらい出しておこうということになり、フィル・スペクターの手によってマスタリングされ、解散後に発売されたのである。そのためディスコグラフィでは末尾に記載されることが多いが、本来は『ABBEY ROAD』のひとつ前に位置するアルバムである。うんちく終わり。

 で、ビートルズ、特にポールはフィル・スペクターのマスタリングが気に入らなかったんですな。何故かというと、フィルがオーケストラを大々的にフィーチャーし、バンドっぽさが出ていなかったから。というわけで、冒頭のニュースに続くという次第である。

 ビートルズといえばアップルがアップル・コンピュータを訴えているが、そういうくだらないことを忘れさせてくれるニュースが入ってくるのはとても嬉しい。