白林檎ベースステーション

白林檎ベースステーションは、林檎系個人サイトです。つまり、アップルコンピュータ社の Macintosh の中途半端マニアがうだうだしているだけのサイトです。得るモノ? 他人にそんなものを求める根性は間違っています。まあ、まったりと日記などをお楽しみください。

白林檎的日常

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2003.11.24

 ウェブログという言葉が大流行しているが、例によってというか何というか、ウェブログという言葉の指すものが一体何であるのかについて把握している人はほとんどいないというのが現状のようだ。かくいうぼくもさっぱりである。

 わかっていないなりに整理してみると、要するに「個人が更新していて」「テキストが中心のサイト」であること、なかんずくニュースや日記、コラムなど、少なからずジャーナリスティックなものを指してウェブログと総称しているような感じである。素直に日記サイトとかテキストサイトとかニュースサイトとか言っておけば良さそうなものだが、そうでもないらしく、曰くこれは新たなジャーナリズムなのだそうである。ドットコム・バブルよもう一度というところだろうか。

 それにしても急に寒くなった。猫たちと一緒になって暖房器具に群がっていると、そこから動けなくなってしまう。暖房イラズだなあと思っていた仕事部屋も、何台もの電算機がゴウゴウと熱気をはいているにも関わらず、骨身に染みる寒さである。それでも他の部屋よりはマシなのだが。

2003.11.25

 風邪をひいた。流行の先駆者 としては当然である。などとバカなことを書いている場合ではない。寝る。

2003.11.26

 韓国産の牡蛎というのを相方が買ってきたので、鍋に入れて食してみたが、大して旨くなかった。見た目は大粒で良さそうなのだが、牡蛎特有の濃厚さがない。安かったとのことだが、二度と買うまい。隣国とはいえ海水の成分が大分違うのだろう。

 ただ、出汁はそれなりに良い味が出ている。彼の国ではおそらく出汁専門に使われているのではあるまいか。キムチを漬けるのにも牡蛎のエキスが使われることがあると小耳に挟んだし、韓国から中国へ輸送してオイスターソースの原料になるのかもしれない。ところが日本では高級食材であるという話が入ってきて、それならというので日本の食卓へ向けて輸出を開始したのではなかろうか。それとも、風味の違いは単に舌の好みの違いだろうか。近くといってもいろいろあるものだ。

 風邪はとりあえず快方に向かっている。熱も下がったが、今度は肩と首が凝りすぎて頭が痛い。さすがにヤバイらしく、整体へ行くことを勧められた。整体というところに関しては恐ろしげな話ばかりを伝え聞くが、故にこそ逆に興味の尽きない場所でもある。近々門を敲いてみよう。

2003.11.27

 というわけで早速整骨院へ行ってきた白林檎である。こういうことだけは素早い。初診料 800 円也。健保が効くから、街でビラをくばっている「30 分 1500 円」のマッサージ店などよりずっとお得である。情報技術関係者はすべからく整骨院の門を敲くべし。

 治療の結果は書くまでもあるまい。筆舌に尽くしがたいとはまさにこのことである。背骨が歪んでいるとて二度三度ゴキッとされたが、まことしやかに噂されているような非人道的なものではなく、合理的かつ快感なものだった。指圧もこれまで受けたどんなマッサージとも比較にすらならぬ。プロフェッショナルはやはり理由があって存在しているのだ。

 だが、いかにプロとはいえ、我が首、我が肩、我が背中の比類無き凝りを解きほぐすには一筋縄ではいかなかったようだ。この凝り方は異常 であるから 毎日来院せよ との宣告を受けた。相方同伴で喜んで通院する所存。

2003.11.28

 整骨院からの帰途、少し大回りすると、途中に酒屋がある。先日突然久保田を飲みたくなり、近所の酒屋へ入ってみたものの見つからず、実家からほど近い酒屋が懐かしいなあなどと感慨にふけっていた。以来、酒屋を見つけたら入ることにしているのである。久保田はなかったが銀河高原ビールがあった。日もちがせぬので缶一本のみ購入。

 ここ数日来 ウィキペディア に入り浸っている。何かというと百科事典の一種なのだが、ウィキペディアがユニークなのは、明確な編者というものが存在せず、記述は全て国際付加価値通信網経由で有志によって行われている点である。しかも記述には特別な資格はいらず、誰でも、いつでも、またいかなる情報であっても瞬時に編集することが可能なのだ。すなわちこれは全人類規模の知識の集大成であって、情報技術の革新がもたらした奇跡であると言っても過言ではない。ウィキペディアについてもう少し詳しく説明しようとするとまず Wiki というものから説明せねばならないのだが、面倒なので適当に ググって いただきたい。ごく乱暴な言い方をすれば電子掲示板のずっと大仰なものであると考えて良い。

 ググるといえば、ja.OpenOffice.org (いい訳が思いつかん) の検索窓がおかしなことになっていたのを、かなり強引な方法で直した。一旦 oooug.jp (これもいい訳が思いつかん) に設置した CGI スクリプト (共通出入力用接点設置式即時動作型演算指令書とか書こうと思ったが冗長すぎる上に意味不明なのでやめた) に検索要求を投げ、文字符号化規則を適切に処理した後に、あらためてグーグルへ投げるというものである。これで当面はしのげるだろう。負荷がかかりすぎるようなら、A 氏から何らかのアクションがあるだろう。それまではこれで頑張ってもらうことにする。

 それにしても、今日最も驚いたのは、病的折衷主義的ガラクタ出力機 (何のことかわからんだろうが perl のことである) の版がまだ 5.005 の鯖がこの世に存在したことだ。何というか、逆に新鮮な思いがした。