白林檎ベースステーション

白林檎ベースステーションは、林檎系個人サイトです。つまり、アップルコンピュータ社の Macintosh の中途半端マニアがうだうだしているだけのサイトです。得るモノ? 他人にそんなものを求める根性は間違っています。まあ、まったりと日記などをお楽しみください。

白林檎的日常

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2003.11.26

 韓国産の牡蛎というのを相方が買ってきたので、鍋に入れて食してみたが、大して旨くなかった。見た目は大粒で良さそうなのだが、牡蛎特有の濃厚さがない。安かったとのことだが、二度と買うまい。隣国とはいえ海水の成分が大分違うのだろう。

 ただ、出汁はそれなりに良い味が出ている。彼の国ではおそらく出汁専門に使われているのではあるまいか。キムチを漬けるのにも牡蛎のエキスが使われることがあると小耳に挟んだし、韓国から中国へ輸送してオイスターソースの原料になるのかもしれない。ところが日本では高級食材であるという話が入ってきて、それならというので日本の食卓へ向けて輸出を開始したのではなかろうか。それとも、風味の違いは単に舌の好みの違いだろうか。近くといってもいろいろあるものだ。

 風邪はとりあえず快方に向かっている。熱も下がったが、今度は肩と首が凝りすぎて頭が痛い。さすがにヤバイらしく、整体へ行くことを勧められた。整体というところに関しては恐ろしげな話ばかりを伝え聞くが、故にこそ逆に興味の尽きない場所でもある。近々門を敲いてみよう。

2003.11.27

 というわけで早速整骨院へ行ってきた白林檎である。こういうことだけは素早い。初診料 800 円也。健保が効くから、街でビラをくばっている「30 分 1500 円」のマッサージ店などよりずっとお得である。情報技術関係者はすべからく整骨院の門を敲くべし。

 治療の結果は書くまでもあるまい。筆舌に尽くしがたいとはまさにこのことである。背骨が歪んでいるとて二度三度ゴキッとされたが、まことしやかに噂されているような非人道的なものではなく、合理的かつ快感なものだった。指圧もこれまで受けたどんなマッサージとも比較にすらならぬ。プロフェッショナルはやはり理由があって存在しているのだ。

 だが、いかにプロとはいえ、我が首、我が肩、我が背中の比類無き凝りを解きほぐすには一筋縄ではいかなかったようだ。この凝り方は異常 であるから 毎日来院せよ との宣告を受けた。相方同伴で喜んで通院する所存。

2003.11.28

 整骨院からの帰途、少し大回りすると、途中に酒屋がある。先日突然久保田を飲みたくなり、近所の酒屋へ入ってみたものの見つからず、実家からほど近い酒屋が懐かしいなあなどと感慨にふけっていた。以来、酒屋を見つけたら入ることにしているのである。久保田はなかったが銀河高原ビールがあった。日もちがせぬので缶一本のみ購入。

 ここ数日来 ウィキペディア に入り浸っている。何かというと百科事典の一種なのだが、ウィキペディアがユニークなのは、明確な編者というものが存在せず、記述は全て国際付加価値通信網経由で有志によって行われている点である。しかも記述には特別な資格はいらず、誰でも、いつでも、またいかなる情報であっても瞬時に編集することが可能なのだ。すなわちこれは全人類規模の知識の集大成であって、情報技術の革新がもたらした奇跡であると言っても過言ではない。ウィキペディアについてもう少し詳しく説明しようとするとまず Wiki というものから説明せねばならないのだが、面倒なので適当に ググって いただきたい。ごく乱暴な言い方をすれば電子掲示板のずっと大仰なものであると考えて良い。

 ググるといえば、ja.OpenOffice.org (いい訳が思いつかん) の検索窓がおかしなことになっていたのを、かなり強引な方法で直した。一旦 oooug.jp (これもいい訳が思いつかん) に設置した CGI スクリプト (共通出入力用接点設置式即時動作型演算指令書とか書こうと思ったが冗長すぎる上に意味不明なのでやめた) に検索要求を投げ、文字符号化規則を適切に処理した後に、あらためてグーグルへ投げるというものである。これで当面はしのげるだろう。負荷がかかりすぎるようなら、A 氏から何らかのアクションがあるだろう。それまではこれで頑張ってもらうことにする。

 それにしても、今日最も驚いたのは、病的折衷主義的ガラクタ出力機 (何のことかわからんだろうが perl のことである) の版がまだ 5.005 の鯖がこの世に存在したことだ。何というか、逆に新鮮な思いがした。

2003.11.29

 昼間、仔猫を獣医へ連れて行った。ちょっと事情があっていつもの病院ではなく、遠くまで車で出かけた。カーラジオから流れてくるニルヴァーナを聞いて、ベースギターが欲しくなった。

 夕食として食べたいものを思いつくことが出来なかったので、自動車で適当に走り良さそうな店にでも入ろうじゃないかということになった。いつもとは違う方面へ出たのだが、これがいかにも失敗だった。知らない道で、夜で、その上大雨である。視界が悪くて運転は疲れるわ、相方も良さげな店を発見できないわで、まさにくたびれもうけであった。

 結局ガストでお茶を濁すことにした。ガストなんぞに入るのは高校生以来であるが、こんなに大したことのない味だったかな。まあ安いしな。と思っていたら、会計の時に驚いた。回転寿司よりもずっと高い。食事にはコストパフォーマンスが悪すぎる。やはり料理を少しとドリンクバーで五時間粘るなどの、高校時代のような使い方をするべき店であろう。

 H2A ロケットの打ち上げに失敗したそうだ。懲りずにがんばれ。ブッシュ大統領がイラクのアメリカ軍を訪問したそうだ。いい加減諦めてはどうか。もっとも、彼の執念と情熱 だけ は見習うべきかもしれない。失脚後は JAXA で雇ってやってもいいぞ。

2003.12.1

 今日から地上波デジタルが始まった。テレビの中の人が盛んに宣伝している。街行く人の「楽しみです」という声を紹介したり、電器店が対応型テレビを購入しようという人たちで賑わっていることを伝えたりなどしている。各局のアナウンサーの顔から余裕がみじんも感じられないのはぼくだけだろうか。大体、デジタル放送の利点はコンテンツ提供側だけに存在するのが現状だ。左様な規格を無理に普及させようなど、おこがましいにもほどがある。

 FFCC を相方がやっている。序盤であるが、ボスを倒すのを手伝った。なかなか面白い。相方は聖剣伝説に似ていると言う。ぼくはルーンを思い出した。ジャイアントクラブと戦いながら、ゲームボーイアドバンスは中古だと二台でいくらくらいするだろうと考えている自分がいる。ひとりでも楽しめそうだが、二人でやった方がずっと面白そうだ。そう、このゲームはかなりネットワーク RPG を意識して作られている。聞くところによれば FF11 の世界とも多少の関連性があるとのことだ。

 多人数で遊べるものを、と考えるのは任天堂の伝統である。そもそもコンピュータゲームに現在のような「二人用」という概念を持ち込んだのも任天堂が元祖だ(アタリのホームポンは二人用だった気がするが、あれは人間同士で遊ぶのが前提になっているので、いわゆる二人用とは異なる)。ファミコンを開発するときもその辺にはかなりこだわったらしく、初期の任天堂タイトルも、二人で遊べるものがほとんどを占めている。気軽に多人数で遊べる RPG として、FFCC はおそらく正解に近い回答である。GBA なしでも遊べれば満点だったのだが。

 このゲームで育った子供たちは、将来、何の違和感もなくネットワークゲームを楽しむようになるだろう。そういう意味ではある種の投資でもある。唯一の問題は、ぼくまでその罠にはめられそうなところだ。コンチクショウ。