白林檎ベースステーション

白林檎ベースステーションは、林檎系個人サイトです。つまり、アップルコンピュータ社の Macintosh の中途半端マニアがうだうだしているだけのサイトです。得るモノ? 他人にそんなものを求める根性は間違っています。まあ、まったりと日記などをお楽しみください。

白林檎的日常

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2004.2.7

 朝、雪がちらついていた。こんな日に客先へ行かねばならぬとは因果なものである。もっとも、雪はすぐに止んだ。駅に着く頃には傘を畳んでしまえたし、目的地に着く頃には日の光さえ差しだした。しかし、それでも寒いのには変わりない。長袖のシャツの背中にホッカイロを貼り、セーターを着込んだ上にスーツを纏い、厚手のロングコートを羽織るという完全装備だったにも関わらず、水洟が止まらなくて大いに難儀した。

 帰途、天王寺のソフマップへ寄る。先日少し書いたプリントサーバがそれなりにちゃんと動きそうなので、いよいよ機材の配置替えを考えようと思ったからである。とりあえず Ethernet HUB のポートが足りないので、新しく 16 ポートのものを購入する必要がある。他にサーバ用に CPU 自動切替機と液晶モニタが欲しいが、こちらはまあ無くてもなんとかなるから、とりあえず保留。一月にちょっといろいろと買いすぎたので、少し自重しなければならないのである。

 明日ゆっくりと配置を考えてから機材を決めようということで、今日は結局何も買わなかった。こういうとき、慎重な性格は重宝する。優柔不断ともいうが、相方が A 型の割に買い物に関しては比較的即断即決型であるので、ちょうど釣り合いが取れて良い。

 唐突だが、最近「今、二番目に欲しいものって、何? / 普通、一番だろ」の CM が妙に気に入っている。コピー、演技、演出の全てが非常に的確で、見かけるたびににやりとさせられる。この辺のインパクトが強すぎて 何の CM なのかさっぱり印象に残らぬ のが問題点といえば問題点だろうが、よく出来た CM とは常にそういう宿命にあるものだ。

 CM 論はとりあえず置くとして、「今、二番目に欲しいもの」を真面目に考えてみると、案外難しい。前提として一番欲しいものが決定している必要があるからだろう。一番欲しいものを選定するのもなかなか大変だ。首尾よく決定したとしても、そうして選び抜いたものよりも劣るのがすなわち「二番目に欲しいもの」なのであるから、結局のところ、心身共に満足する回答はみつからない。そればかりか、考えれば考えるほど自分の欲というものを目の当たりにすることになる。

 こういった皮肉さが、ぼくの可笑しみを誘うのである。

2004.2.6

『マトリックス リローデッド』を観賞。作品世界をあらかじめ理解していたせいか、一作目よりも楽しめた。サイバーパンク最高。三作目も早く見てみたい。

 日本の誇る検索エンジン goo が面白い実験を始めたそうだ。日本語による自然文検索というもので、例えば「富士山はどこにある?」と入力すると、その答えが返って来る、というものであるらしい。この日記を書いている時点ではどうも /.ed されているようで、まだ試していないのだが、暇を見つけていろいろ遊ぼうと思う。

 ぼくの記憶が確かなら、goo は昔も同じような実験、もしくはサービスをやっていたはずである。社内によほど人工知能の好きな御仁がいるに違いない。

2004.2.5

 ここのところ比類無き規則正しさで生活している白林檎である。朝きちんと起きると作業がはかどることは以前書いたが、それが何故なのか、午後のティータイムにゆっくり考えてみた。そして、通勤時間がないことが理由であろうという結論に達した。普段だって通勤時間はないのだが、昼前に起きようが昼過ぎに起きようが 常に終業時刻だけは人並みに夕刻 であるので、要するにいつ起きるのかが勝負なのである。

 書いているうちにバカらしくなってきたので、別の話でもする。

 Windows 版 IE であるが、アップデートやバージョンアップをする度にユーザーホームページを変更しやがる仕様は何とかならないものであろうか。大赤字の MSN への勧誘の機会を少しでも増やしたい気持ちもわからないではないが、はっきり申し上げて迷惑以外の何物でもない。オマエは使ってないんだから関係ないだろうと思われるかもしれないが、仕事柄お客さんのお手軽サポートみたいなこともしているので、大いに関係がある。

 使い慣れていない人ほど、いつもと違うことが起こると慌てふためくものである。Windows 版 IE はシェアがやたらと多く、なかんずく初心者は IE 以外のブラウザを知らないような状況なのだから、その辺をもうちょっと考えて作ってもらいたい。

2004.2.3

『るろうに剣心』読了。面白かった。実を言うとこの作品、単行本では京都編の途中まで、その後ジャンプ本誌で少しだけ読んだことがあったものの、結末はおろか最後の方は全然知らなかったので、なかなかハラハラしながら楽しめた。満足である。

 この作品を相方と一緒に読んでいて実感したのが、『るろ剣』は紛う方なき少年漫画であるということと、男女の感性の差である。まあ感想の噛み合わないこと噛み合わないこと。細かいことを思い出して書いていたらきりがないからやめておくが、読み終えた後に二人で激論を戦わせ、気が付いたら随分長い時間が経過していた。

 ところで、ぼくはもともと古本で集めようと思っていた。然るにどこのブックオフへ行っても在庫が実に少なく、結局半分以上を新品で購入。おかげで予算を大幅にオーバーしてしまった。まあ作者の和月氏に感謝をこめる意味で、これでよかったのかなとも思う。『剣心華伝』や PS 版天サムも欲しいんだけど、どうしようかなぁ。

2004.2.1

 大阪府知事選は案の定太田氏が当選。特に落ち度もないし、不満が高まっているようでもないから、妥当な結果というところだろう。江本氏にはちょっと気の毒な気もするが。

 前回の府知事選挙で投票したかどうか、ちょっと記憶が定かでないのだが、選挙のポスターなら見た覚えがある。秀吉さん(仮名) のデビューが実に印象的だったからである。彼はポスターに兜を頂いて嬉しそうに写り、それだけでも充分面目躍如であるのに、それのみにとどまらず、市中を大名行列で練り歩いたのだ。当選したら大したマスコットになるだろうと思ったものである。

 太田氏は、そのときは上品で真面目そうだが地味な中年女性といった風情だった。平たく言えば PTA の会合に足繁く通うものの気後れして発言できない主婦のような、そういう印象であった。が、当選するや否やどんどん派手になっていき、もはやまったくの別人としか思えぬ。外見が変わっただけで人柄まで変化したかのように受け取ってしまうのだから、人間というのは可笑しなものである。