白林檎ベースステーション

白林檎ベースステーションは、林檎系個人サイトです。つまり、アップルコンピュータ社の Macintosh の中途半端マニアがうだうだしているだけのサイトです。得るモノ? 他人にそんなものを求める根性は間違っています。まあ、まったりと日記などをお楽しみください。

白林檎的日常

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2004.2.25

 ここ数日というもの、風邪をひいてエライ目にあっていた。ぼくは何とか持ち直したが、相方はまだ咳が抜けない。やはり冬にも関わらず髪を切ったのが原因だろうと睨んでいる。

 自宅で仕事をしているとこういうときに融通が効いて良い。毎年この時期は作業が少ない事も幸いした。おかげで随分とゆっくり休むことが出来た。それはいいのだが、一日中眠っていた余波で、せっかく朝型に戻っていたリズムが崩れてしまった。まあそのうちリセットをかけようと思う。

2004.3.4

 風邪が治ったと思ったら 別の風邪に罹患し、 また数日を治療に費やした白林檎である。油断大敵。

 ただゴロゴロしているのも癪に障るので、その間PS2『真・女神転生III』をやった。そんな元気があるなら仕事をすればよさそうなものだが、生憎左様な勇気は持ち合わせていない。こういうときはおとなしくゲームでもしているに限るのである。

 女神転生といえば悪魔合体システムがあまりに有名だが、このシリーズの真髄はそれではなく、練りに練られたダンジョンである。ダンジョンに対応する日本語としては「迷宮」が一番近いと思うが、女神転生のダンジョンはまさに迷宮と呼ぶに相応しい。最近の温い RPG に慣れたプレイヤーはまず間違いなく愕然とするだろう。ラストダンジョンに至っては茫然とするに違いない。

 といっても、『真3』のダンジョンは以前の作品と比べると少なからずわかりやすかった。後方視点に変更されたのも影響しているのかもしれない。一方でシビアなゲームバランスは健在であった。クリアレベルの平均が 80 を越す RPG なんて、今どきそうあるものではない。

2004.3.5

 日本橋へ。メールサーバをリプレースするので、その機材探しである。といっても、メールサーバなので、HDD さえそこそこのものが載っていれば、特に良い機械はいらない。そういう方針で探した結果、2000 年発売の IBM Aptiva のなかなか良さそうなのが安くあったので、それを購入。ついでながら CPU 切り替え機のちょっといいヤツと、サーバコンソール用にちょっと不良のある液晶ディスプレイを買った。しめて \38,000 也。現在 FreeBSD 4-STABLE でシステムを構築中である。やはり FreeBSD は良い。Linux より断然 FreeBSD である。マスコットでは遅れをとっている 気もしないではないが。

 今回、CPU 切り替え機以外は中古専門店で買った。大阪市内という店である。とても店舗名とは思えぬ名だが、本当に大阪市内というのだから仕方がない。それはともかく、この店には随分と古いマシンが揃っている。PC 互換機や Mac はもとより、NEC PC-98 から業務用サーバまでという手広さである。この店の近くにもやたらとマニアックな中古品を扱っている店があり、これだから電気街巡りはやめられない。

 そういえばニノミヤの Mac 館が閉店セールをやっていた。大した出物もなかったが、使いやすそうなフォントがひとつ安くなっており、これを購入。Mac 専門店が減るのは寂しいが、まあぼくも主にソフマップの Mac Collection を利用していたので、文句を言える立場ではなさそうだ。

 この日記を書いている内に世界を作り終わったので、そろそろ次の作業に移ることにする。

2004.3.6

『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』を観てきた(以下 RotK)。映画館なんぞで映画を観るのは久しぶりである。天王寺や梅田でももちろん上映中だが、身辺ですこぶる評判の良い奈良のワーナー・マイカル・シネマに行った。名前からもわかるようにワーナー兄弟の資本が入っているらしく、ポップコーン容器の絵柄から上映前の注意に至るまで、徹底的にワーナーのキャラクターが使われている。そうかぁ、バックス・バニーはワーナーだったかぁ、あ、ロードランナーもいる、などと妙なところに感心する。

 ポップコーンが出てきたから今後ワーナー・マイカルへ映画鑑賞に出かける人のためにちょっと忠告をしておく。ポップコーンをレギュラーサイズで注文してはいけない。レギュラーを注文しようものなら、あなたの想像している量の軽く三倍を超える量のポップコーンが、バケツのような紙コップに入って出てくる。これで 350 円だというのにも驚いたが、それ以上にこのサイズを堂々とレギュラーと称する度胸には恐れ入った。ポップコーン入り紙バケツを抱えた人がぼくを含めて何人いたか知らないが、皆レギュラーサイズという言葉に騙されたのに違いない。

 さて RotK であるが、本当にサルマンが出てこなかった。もっとも、出てこなくても筋には何の影響もなかったので、カットされるべくしてカットされたシーンだったのだろう。ま、言ってみれば バラモス みたいなもんだしな。

 他にも指輪ファンにとっては信じられないような重要シーンがカットされていたとのことだが、原作を読んでいないぼくにはどこがカットされたのか見当もつかない。ただ、相当端折っているということはわかった。<ネタバレ>エオウィンとファラミアがいつの間にかくっついてるのはともかく、せめて鷲についてはもうちょっと説明があってもよさそうなものだ。</ネタバレ> それでも映画としては十二分に面白かったから、満足である。足りないとされている部分についてはいずれ原作を読むこととしよう。

2004.3.8

 昨日伊丹の大阪国際空港まで自動車で行くなどという暴挙に出たおかげで、今日はその疲労で昼まで寝てしまった。ぼくのことをよくご存知の方なら別に珍しいことでもないさと言うかもしれないが、明方に床に入っての結果ならともかく、十一時頃就寝してのことである。やはり過度の緊張で思った以上に疲れたのだと見るべきである。

 それにしても伊丹まで行くだけでどうしてそんなに疲労困憊したのかと不思議に思われるかもしれないので、ちょっとだけ説明しておくと、伊丹まで自動車で行ったことがないのがその原因である。ぼくはあまり運転の上手な方ではないから、初めて走る道というのは必要以上に緊張するのだ。そこへ晴れときどき雪ところにより暴風雨のち雪というわかったようなわからないような悪天候が重なり、そりゃもう肩に力入りまくりだったのである。

 もっとも、面白いこともあった。あの空港は兵庫県伊丹市に所在すると思っていたのだがそうではなく、ちょうど大阪府と兵庫県の境界に位置するらしい。しかも境界線がリアス式海岸よろしく入り組んでいるようで、およそ十メートルごとにカーナビが「兵庫県に入りました」「大阪府に入りました」を連発していた。なるほどそれで大阪伊丹空港と言ったりするのだな、と妙に合点がいった。千葉県の東京ディズニーランドとは少々事情が異なるのだということがわかって、ちょっと可笑しかった。