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2002.12.31
一年の計が元旦にあるのなら大晦日にやってくるのは総決算であるのだが、それを意識して過ごしているとふとしたことがこの一年を象徴しているようで面白い。トイレに行こうとして戸を開けたら、うちで飼っている白猫(ノア・1 才)がぴゃっと飛び出した。ああそうだ、こいつは今年本当によく外を放浪して困らせてくれた。夕方のんびりしていたら銀行の ATM が 19:00 で閉まるというのを思い出し、慌てて生活費を出しに行った。これまた今年の慌ただしさというか詰めの甘さというか、とにかくそういったものの締めくくりであるような気がしてならない。
銀行といえば二年くらい前のゴールデンウィークにエラい目にあったことがある。当時からぼくは財布にあまり現金を入れない主義で、必要な分だけ ATM でその都度下ろすという習慣だった。一方、相方もそういう主義だったので、つまるところ二十歳を過ぎだ男女が財布の中身合わせて常に二千円という状態でフラフラしていたのである。
ゴールデンウィークと正月には ATM が閉まるというのは常識なのだそうだが、妙なことは知っているくせに普通のことはあまり知らないぼくに当然そんな認識はなく、また変なところで詳しいわりに誰でも知っていそうなことにときどき通じていない相方にもそんな認識はなかった。まあそういうわけで、そのゴールデンウィークはなかなか思い出深いものとなった。
来年はどういう年になるんでせうね。よいお年を。
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