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2003.2.16
サーバを移転。前も書いたが macosxserver.jp があまりにもムダだからである。経済的ムダであるばかりでなく、社会的ムダでもある。こういうドメインネームはもっと有用に使われるべきである。ということで移転の話終わり。
今日は Y に誘われて、ディープフォレストのライブに行ってきた。ぼくはこのバンドの音楽を聴いたことがなく、それどころか名前も Y に言われて知ったくらいである。しかし Y のことであるし、まず行っても間違いなかろうということで難波にて待ち合わせたのだが、見事に遅刻してしまった。出かけるまえにツタヤへビデオを返しに行ったのだが、途上ミミズが道を這っていて、しかもそれが自転車も頻繁に通るところなものだから危なっかしくて、ついつい見守ってしまったのである。そういう理由で遅れた。Y は Y で日本橋へ新しい携帯電話を買いに行っていて、とどのつまり上手い具合に同時刻に難波に到着した。良いんだか悪いんだか。
ディープフォレストはフランスの二人組みで、その音楽はなかなか好みな感じであった。ワールドミュージック系エレクトロニカとでもいうのか、早く言えば民謡なんかをネタにテクノっぽく料理している感じである。機材の調子が悪かったようだが、まあ許容範囲である。だって今日初めて聞くんだから、音が不足してるかどうかなどわかりようがない。
二人とも、というかサポートミュージシャンも含めて結構年齢が高い。向かって右でシンセを操っていた男性はなかなか陽気で、手拍子を誘ったり MC をとったりしていた。フランス人はフランス語以外をしゃべらないと聞いていたが、この人はそんなことはなく、英語をしゃべっていた。フランス語なまりがきつくてときどき何を行っているのかわからなかったけれど、それを差し引いても楽しい MC をしてくれた。
ゲストボーカルにアメリカ人(?)のジャズ歌手っぽい女性と、それから元ちとせが来た。元ちとせは沖縄の民族衣装のようなものをひらひらと着て、蛇皮線の腕も披露したが、何と言ってもそのボーカルに圧倒される。もの凄い歌唱力である。これはちょっと日本で収まっている器ではないな、と思う。流石に民謡歌いは格が違う。
それから何が印象的だったといって、海外で流行しているという噂の謎の漢字 T シャツを見たのが衝撃的というか、正確に言うと少し呆れた。ギタリストの「大将」T シャツはまだしも、ドラマーの「年泉」ってのはどういう意味ですか? まあ日本人が着ている T シャツだって、その英語の文句を額面通りに受け取れば、ネイティブの失笑を買うには違いないんだろうけど。
ということで、楽しんできた。騒いだものでまた足腰が痛い。
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