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2003.4.15
実家よりマンドロン・チェロが到着。何かというと楽器なのであるが、どういうものかを説明するとなるとまずマンドリンという楽器から説明しなければならず、気の長い話になるのでやめておく。
ぼくは趣味で音楽をやっていて、高校の時にはマンドリンオーケストラのクラブに所属していた。大学のときも一年間ほどいたような気がするが、バンドの方が 面白く 忙しくなってきたのでたちまち幽霊部員と化し、そのとき楽器は高校の後輩に貸し与えたのである。その後、ぼくの楽器は後輩達の間を転々とし、最終的には大学の S 君の手元にあった。
ちょうど同じ頃、弟がぼくと同じ高校に入学、さらに驚いたことには同じクラブに入部した。少し余談になるがぼくの学校は妙に上下のつながりの強い学校で、つまり後輩の面倒見のいい人間が集まっている。連帯感が必要以上に強く、何しろ初対面の酒の席でも、お互い KO 大学(イニシャルですよ)にいたと言えばそれだけで話が弾み、挙げ句肩を組んで応援歌などがなりはじめ、周囲に多大なる迷惑をかけたりする。
とにかくそういうわけで、弟経由でぼくの楽器を S 君が使っているということを聞いたのであるが、後日 S 君から、自分は今年卒業である、卒業のタイミングまで貸しておいていただけないかという申し出があった。で、めでたく S 君は卒業し、このたび楽器が数年ぶりにぼくの手元に戻ってきたという次第である。
早速開けてみたら、後輩からの簡単な手紙など入っている。顔も知らない後輩から手紙を受け取るというのも不思議なものだ。それから図書券が二枚と音楽ギフトカードが一枚。スペア弦が一セット。しかし肝心要のピックが入っていない。仕方がないからギターのピックで弾いてみたが、弾きにくいことこの上なし。今度心斎橋の楽器店にでも買いに行く心算であるが、あるといいな。あるよな、いくら何でも。大阪にもマンドリンのクラブがあるんだから。
覚えていた曲もあれば忘れている曲もある。懐かしく、少し寂しい。
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