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2003.4.16
今日は歩いているとじっとり汗がにじむくらいの陽気だった。先日「日本で一二を争うくらいキタナイ」などと悪口を並べ立てた近所の川であるが、河川敷の雰囲気はとても良い。いつ散歩してもいろいろな人が思い思いの過ごし方をしている。小さな頃から川は常に近くにあったから、こういう風景と今でも一緒に暮らせるのは嬉しい。
芝生をさくさく歩いていると、菜の花が咲いている。黄色い花が霞のように揺れている。モンシロチョウがひらひら舞うのを眺めながら土を踏みしめていると、日頃あくせくしているのが馬鹿々々しくなってくる。やっぱり春は一年で一番好きな季節だ。我が世の春という表現があるのも頷ける。
散歩に出た足で天王寺へ。楽器屋を覗いたらマンドリンピックはなかったけれど、それに近いギターピックがあったので、二枚購入、三百円也。それから本屋でラクダ本の Part 1 を購入。Perl 信者のぼくにしてみれば、ラクダ本を今まで持っていなかったのが不思議なくらいであるが、何しろこの本は高いので、おいそれと買うわけにはいかなかったのだ。少しずつ立ち読みし続けてきたが、それもラリーに悪いので、この際思い切って買うことにした。高い本で、なんと 5,200 円もする。
ラクダ本のみならず、オライリーの本は総じて高価である。コウモリ本も高かったし、バッタ本も高い。ペリカン本は比較的安かったが、同じ厚さの他の書籍と比べれば充分値が張るといえる。しかしながら、他のどの技術解説書よりもわかりやすい。表紙が必ず何かの動物なので一式揃えたら動物園が出来そうな装丁であるが、比類無き高品質を誇る。こういうとき人はエントロピーの何たるかを考えるのであるが、まあ単にぼくがオライリー信者だからなのかもしれないので、やめておく。
それにしても、本屋へ行くたびにめまいがする。ここにある本、全部読めたら面白いだろうなぁ、と思うとクラクラするのである。しかし忙しい身にはなかなかそんな余暇は訪れない。父が昔言っていたが、ぼくは学者ないし研究者向きの性格なのかもしれないと、今更ながら思う。
書架には坂村教授の TRON の本もあった。昨日のプロジェクト X は少し中途半端な印象もあったが、見物としては充分面白かった。機会があったら超漢字を使ってみたいものである。
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