テレビを点けたらたまたま NHK で山崎豊子の『大地の子』をやっていた。中国残留孤児をテーマに終戦から戦後にかけての時期を描いた物語で、もンのすごい大作である。今日が第一回だったから、これから一週間くらいかけて一挙に放送するのだろう。
ドラマをまともに見たことがないと書いたことがあるけれど、考えてみれば『大地の子』は以前テレビに齧じりつくようにして見た覚えがある。もう二年ほど前の年末のことだ。あのときも偶然第一回放送を途中から見て、それで見始めたのだった。NHK は莫大な予算を番組制作にかけられるから、ドキュメンタリーなどはとても質の高いものを作る。ドラマもそうであったかと、そのとき見直したものだ。かくしてぼくはますます NHK 信者になっていく。