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2003.8.23
水曜日には ja.oo.o の関西コミッターオフがあったり、木曜日には M さん宅のホームパーティーにお呼ばれしたりと、例になくアルコールを摂取した一週間だった。ホームパーティでは英語ネイティブのお客さんが多く、日本語と英語が飛び交う風景は、さながら主副音声を同時に流している衛星放送のようで、実に愉快であった。
水曜日といえばこの日は徹夜明けだったのだが、ビールが気持ちよく回り、実に楽しい宴だった。ところが調子に乗って騒いでいるうちに終電を逃してしまい、その夜はカラオケボックスを寝床にしようと、入店したまではよかったが、周囲に歌が響いているもので、一向に眠ることが出来ない。対抗上こちらも歌唱を開始した。そして、中島みゆきの歌を 5 key up で歌うと実に痛快だということを発見。
今日は身の回りのものを買い物に行った。ちょっとした用事で薬店へ。薬の棚は見ていると非常に面白い。別にぼくが薬物中毒であるというわけではなく、薬のネーミングというのは、物色して楽しむのに適しているのである。化学物質や生薬の名をそのまま付けたようなものにはあまり惹かれるものを感じないが、昔気質のありがたそうな名前だとか、あるいは職人芸としか思えぬ語呂合わせの名前というのは、なんとなし文学的な香りすら漂っている。言霊という概念も馬鹿には出来ないぞ、などと思う。
イボコロリ、スルーラック、デルデル Max などは、まさに語呂合わせの適例だ。聞いただけで効能を想像でき、実に秀逸である。ケロリンというのもシンプルで良い。しかし今日の最優秀賞は、ネズミ駆除剤 デスモア に審査員全員一致で決定。この禍々しさが何とも言えず素晴らしい。これを使用しただけで半径 38km 以内全域のネズミが一匹残らず死滅しそうな、それだけの威力を秘めていそうな響きである。
最近の格好良さげな名前もいいけれど、こういうヒネリのある名前を持った薬が少なくなるのは、ちょっと寂しい気がする。
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