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2003.8.29
生まれた子猫が一匹、一週間と経たずに亡くなってしまった。新生児溶血というのがその原因のようだ。調べてみたところ、これは病気ではなく、母子の血液型の組み合わせで起こる血液不適合らしい。
それほど珍しい事例でもないようだ。そして、仕方のないことでもある。それでも、何か出来ることがあったのではないかとか、せめてもっと早くにこのことを知っていればと思うと、悔しくてならない。必ずしも防げないものではないようなのである。かわいそうなことをした。
近々どこかへ埋めてやるつもりでいる。名前もないまま消えていくのも寂しいから、ソニアと名付けた。別に本人がこだわるわけもないのだけれど、そう名付けた。
残った子猫たちはちゃんと育ってほしいと思う。何しろ母猫がいかにも頼りないのである。初産だから仕方ないのかもしれないけど、野良だったら初産だ何だと言っていられないわけで、そこは飼い猫の性なのかもしれない。となれば、足りないところを補うのは、飼い主である人間の責任だ。
生命は不思議で、そして重い。さようなら、ソニア。
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