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2003.10.23
二晩続けてサヨナラゲームを見ると、極度に興奮し、おもむろにパワプロなど始めてしまいそうになる。いやはや劇的な幕切れであった。流石は金本。相方が、最近どうにもツいてないことが多いのは、阪神に大阪中の運気が集まっているからじゃなかろうかと言っていた。この二連勝を見ていると思わず納得してしまいそうになる。筋書きのないドラマとはよくいったものだ。
しかしこの野球をよく言い表している名言を、阪神の星野監督は、以前特集番組で正面からバッサリと斬って捨てた。野球には筋書きがある。日々の努力や練習、采配や指示のひとつひとつが、試合というドラマの筋書きになっていくのだ。言われてみれば当然のことではあるが、当然のことをひとつひとつこなしてきたからこそ、就任二年目にしてリーグ制覇というシナリオを成立させることができたのだろう。
人間は奇跡が大好きだ。だが奇跡を待っているだけの人間には、奇跡を起こすことなどできない。奇跡だろうとなんだろうと、起きるからには必ず前段階が存在することを、ぼくも含めて日本人はもっと自覚しなければならない。奇跡は起こしてこそ価値がある。奇跡を待つより捨て身の努力だ。
最後はエヴァネタかよ。
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