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2003.12.1
今日から地上波デジタルが始まった。テレビの中の人が盛んに宣伝している。街行く人の「楽しみです」という声を紹介したり、電器店が対応型テレビを購入しようという人たちで賑わっていることを伝えたりなどしている。各局のアナウンサーの顔から余裕がみじんも感じられないのはぼくだけだろうか。大体、デジタル放送の利点はコンテンツ提供側だけに存在するのが現状だ。左様な規格を無理に普及させようなど、おこがましいにもほどがある。
FFCC を相方がやっている。序盤であるが、ボスを倒すのを手伝った。なかなか面白い。相方は聖剣伝説に似ていると言う。ぼくはルーンを思い出した。ジャイアントクラブと戦いながら、ゲームボーイアドバンスは中古だと二台でいくらくらいするだろうと考えている自分がいる。ひとりでも楽しめそうだが、二人でやった方がずっと面白そうだ。そう、このゲームはかなりネットワーク RPG を意識して作られている。聞くところによれば FF11 の世界とも多少の関連性があるとのことだ。
多人数で遊べるものを、と考えるのは任天堂の伝統である。そもそもコンピュータゲームに現在のような「二人用」という概念を持ち込んだのも任天堂が元祖だ(アタリのホームポンは二人用だった気がするが、あれは人間同士で遊ぶのが前提になっているので、いわゆる二人用とは異なる)。ファミコンを開発するときもその辺にはかなりこだわったらしく、初期の任天堂タイトルも、二人で遊べるものがほとんどを占めている。気軽に多人数で遊べる RPG として、FFCC はおそらく正解に近い回答である。GBA なしでも遊べれば満点だったのだが。
このゲームで育った子供たちは、将来、何の違和感もなくネットワークゲームを楽しむようになるだろう。そういう意味ではある種の投資でもある。唯一の問題は、ぼくまでその罠にはめられそうなところだ。コンチクショウ。
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