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2003.12.10
自分は案外ブランド志向であるらしいことがわかった。ブランドというのは、つまるところ安心感だ。ここになら安心して任せられる、ここの製品なら安心して購入することができる。そういう安心感を求めるのが、ブランド志向の原点である。ちゃらちゃらとヴィトンだ何だと追い回している頭の軽い女どものはただの強迫観念であって、などと書いてもいいのだが、よく考えたら五十歩百歩だからやめておく。
とにかく、ぼくは案外ブランド志向であるらしい。林檎計算機会社の製品なら操作感が素晴らしいだろう。回線や鯖を使うなら日本電電系列が安定しているし、潰れる心配もない。あまり自覚がないが、省みればそういう決め方をすることは少なくない。それならなぜ微軟がキライなのかというと、微軟製品なら まず間違いなく使いにくい ということを身をもって知っているからだ。逆のブランド志向とも言えるかもしれない。
もっとも、窓群については、昨日 P@ さんがおっしゃっていたように、使う人次第では素晴らしい道具にもなりうる。ぼくもそう大いに思う。が、やはり経験というか、苦い思い出はそう簡単に消えるものではない。
ああ、今思ったのだが、自分の経験に基づく安心感はあまりブランド志向とはいわないな。他人の安心感の上に立つ評判を信じることが、すなわちブランド志向なのであるな。そうするとぼくは……やっぱりある程度ブランドを信ずる傾向にはありそうだ。
というか、考えのまとまらぬうちに文章を書くものではないな。
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