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2004.1.27
IRC が流行らないのは概念が理解しづらいからだろうと思う。あとは設定の仕方が少々わかりにくいからだろうか。使い慣れてしまえばこれほどおしゃべりに適したものもないと思うのだが。
『アダムスファミリー2』を鑑賞。今度は DVD がツタヤにあったので、これを借りてきた。結末でびっくりした、というのを除くと、まず第一に感想として浮かんできたのが、悪人や奇人を演じるのは楽しそうだということである。前作も同じようなものではあったが、今作でこの感想を持ったのは、悪役たる乳母の活躍が際立っていたからだろう。
善は対社会的に発生し、悪は個人の感情を根元とするから、人間が悪に惹かれるのはごく当然のことだ。人は誰でも日常では善人を演じるか、演じようとして、自らの中に生じる悪への衝動を抑圧し、言いしれぬストレスを抱え込む。ここで言う善・悪は、普通・特殊、常識・非常識と換言しても良い。そういった日常から解放される快感や喜び、それがブラックユーモアの面白みの正体ではないかと思う。
ま、要するに、単純に面白かったということである。
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