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2004.3.6
『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』を観てきた(以下 RotK)。映画館なんぞで映画を観るのは久しぶりである。天王寺や梅田でももちろん上映中だが、身辺ですこぶる評判の良い奈良のワーナー・マイカル・シネマに行った。名前からもわかるようにワーナー兄弟の資本が入っているらしく、ポップコーン容器の絵柄から上映前の注意に至るまで、徹底的にワーナーのキャラクターが使われている。そうかぁ、バックス・バニーはワーナーだったかぁ、あ、ロードランナーもいる、などと妙なところに感心する。
ポップコーンが出てきたから今後ワーナー・マイカルへ映画鑑賞に出かける人のためにちょっと忠告をしておく。ポップコーンをレギュラーサイズで注文してはいけない。レギュラーを注文しようものなら、あなたの想像している量の軽く三倍を超える量のポップコーンが、バケツのような紙コップに入って出てくる。これで 350 円だというのにも驚いたが、それ以上にこのサイズを堂々とレギュラーと称する度胸には恐れ入った。ポップコーン入り紙バケツを抱えた人がぼくを含めて何人いたか知らないが、皆レギュラーサイズという言葉に騙されたのに違いない。
さて RotK であるが、本当にサルマンが出てこなかった。もっとも、出てこなくても筋には何の影響もなかったので、カットされるべくしてカットされたシーンだったのだろう。ま、言ってみれば バラモス みたいなもんだしな。
他にも指輪ファンにとっては信じられないような重要シーンがカットされていたとのことだが、原作を読んでいないぼくにはどこがカットされたのか見当もつかない。ただ、相当端折っているということはわかった。<ネタバレ> エオウィンとファラミアがいつの間にかくっついてるのはともかく、せめて鷲についてはもうちょっと説明があってもよさそうなものだ。</ネタバレ> それでも映画としては十二分に面白かったから、満足である。足りないとされている部分についてはいずれ原作を読むこととしよう。
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