2004.4.28
新しいPowerBookが欲しいなぁ、iBookでもいいなぁ、などとアップルのサイトを眺めている内に、そもそもの動機がMac OS X専用機が欲しいということだけであったことを思い出し、それなら我が愛機をアップグレードすればいいではないかと考えて、Sofmap.comなどを回っていたのは良いのだが、音楽制作環境をMac OS 9から移行するのは面倒だとか、Kacis Writer FreeというアウトラインプロセッサがClassicで上手く動かないから資料を見るときにちょっと困るなとか、そういったことが頭をかすめ、結局
何をしたいのかわからなくなってきた白林檎である。長い。余談であるが教育現場に於いては学年が進むごとに一文の長さをどんどん伸ばしていくという話を聞いたことがある。端的に言えば、人間の短期記憶の性能は、年齢によって決定されるところが大きいということになる。従って前の文章を理解できぬ大人はモグリであると思ってよろしい。
さて、音楽についてはLogic Express 6も買おうかと思っていたので、移行して出来ないことはないのだが、これまで作りためていた曲をいちいち移すのは大変手間がかかるのである。ちょっと前ならSMFにでもしてインポートすればよかったのだが、最近はオーディオデータも扱っているため、どうやって移植したものかちょっと想像もつかない。Logic Expressの方でインポートツールが用意されていればいいのだが、そんな気の利いた物の付いたシーケンサはちょっと見たことがないから、あまり期待はできない。しかしながら、まあ移行して出来ないことはないので、これについては実のところ結構楽観視している。
問題はアウトラインプロセッサである。しかしあまり問題点ばかり指摘していても面白くないから、Sofmap.comでブラウザウィンドウショッピングしたものでも列挙することにする。
まずはアップグレードの要、SonnetのCrescendo/ST G4である。これはドーターカードを交換するだけでCPUが格段に速くなるという優れものである。Macの設計思想はこういうところも素晴らしい。1.4GHz/2MBキャッシュで\70,940。次に、上でもちょっと書いたLogic Express 6が\40,000。この際だからMac OS Xもバージョンを上げておこうかということで、Panhterが\14,490。もう四月なので全て税込である。
他に必要なハードウェアとして、USBポートの増設ボードが要る。2ポートではとても足りないし、ハブを使うのは線がごちゃごちゃしそうであまり好きではないのだ。それから100GB以上のHDD。PC100の512MBメモリモジュールを二枚ほど。これらはまだ値段を調べていない。ただ、メモリは現在ちょっと価格が高騰しているような感じであった。
これらを全て購入する資金で、12インチのPowerBookが買える。相方に言わせればPower Mac G4を売ってiBookなりPowerBookなり買ったらどうかということになるだろうが、我が愛機を売るなどとんでもない話である。どんどん拡張して、もう数年は延命させるつもりである。ああ、でもモニタは買い換えないといけないかもしれないな。困ったな。