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2004.5.1
さだまさしに『敗戦投手』という歌がある。マウンドを降りる永川投手の姿に、ぼくは思わずその歌詞を重ねていた。荒武者のような外見とは裏腹に、彼の発言はとても謙虚だ。今日の敗戦はファンにとってもカープ首脳陣にとっても手痛いものだったが、永川投手本人が最もつらい思いをしているだろう。
言っておくが、白林檎ごときに同情されるようでは、プロとして失格である。中国新聞によれば──別に配達してもらっているわけではない、Web版の カープ情報の話である──ストッパー降格もありえるらしい。このままあえなく降格となるのかどうかは、神ならぬ山本監督のみぞ知るといったところだが、個人的には劇的な成長を遂げてもらいたいと思っている。
アトピーの塩療法は、もうすぐ二袋目が終わろうとしている。汗ばむ季節になってきたためどうしても少し掻いてしまうが、それでも以前よりはマシになってきた気がする。肌が奇麗になる前に一度カサブタ状のものが出来るため、見た目は随分ガサガサであるが。
塩水で体を洗っていると、宮澤賢治『注文の多い料理店』の主人公たちの気分をちょっとだけ味わう事が出来る。油でカラリと揚げたら白林檎の素揚げの出来上がりだなぁ、でも食うところがなくて不味いだろうなぁ、などと思ってニヤニヤしながら、毎日頭から塩水をかぶっている。
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