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2004.8.19
意外とひきずる バッサリンネタであるが、事態は思わぬ方向に向かった。とりあえず M.K.さんの日記をご確認いただきたい。ベンゼン環なんぞという理系用語の出現に文系頭脳はたちまち拒否反応を示し、体系的な理解云々以前に混乱の様相を呈するが、少なくともバファリンとバッサリンの共通点については理解したつもりになれるし、M.K.さんの先日の日記エントリの意図も何となくではあるが察することが可能である。要するに このエントリは 理系ジョークだった、という……理解でいいのだろうか(自信ないのか)。
ある人たちからオンライングリーティングカードを頂戴した。平生、かようなコミュニケーションサービスを小馬鹿にしている白林檎であるが、いざ頂いてみると嬉しく、小躍りして喜んだ上、相方を呼んで 三回ほど続けて見た。もちろん、返事もグリーティングカードで送った。これまた、自分では意外なほどに、楽しい作業であった。
こんなところで 交友の狭さを暴露してどうするんだという声が聞こえてきそうだが、ぼくの友達にオンライングリーティングカードを利用する人が皆無に等しいというだけで、交友範囲が狭いわけではない。ぼくを含め「普通のメールでいいじゃん」という人間が多数を占め、またその大半がグリーティングカードというサービスを利用した事がないか、初期の同様のサービスを使って絶望しているかのどちらかであると思われる──最近のカードは実に高機能になっていて驚いたくらいである。大袈裟なようだが、ぼくはここに、もうひとつのデジタルデバイドを見た。
もっとも、このようないわばインターネット上の世代間断絶は、あちこちに存在する。ごく初期からのユーザーは電子メールのサブジェクトに多バイト文字を使うのが信じられないだろうし、その次の世代はニューズグループと最近のMLの現状とを比べてやきもきしている。テレホ世代までは巨大な添付ファイルやHTMLメールに苦い顔をするが、さらに若い世代になるとそんなことは気にならず、むしろHTMLメールを喜ぶ傾向にあるようだ。
気がつけばぼくもやや時代遅れな側に所属しかけている。注意しないとこのままオンライン小言幸兵衛になってしまいそうだ。本業なんだし、インターネットのトレンドくらいはもうちょっと追いかけることにしよう。これからはblogという言葉も スキキライせずに使うことにします。
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