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2004.9.5
相方とつまらぬ諍いをしていると、突然部屋がグラグラと揺れた。一瞬、相方が怒りの余り スタンドでも出したのかと思った(もちろん効果音はゴゴゴゴゴ……である)が、もちろんそんなことはなく、地震である。それもただの地震ではなく、なかなかの規模の地震である。
地震の際にはまず火の始末を、というのは最近ではあまり当てはまらないようだ。都市ガスは止まるようになっているし、ファンヒーターも石油ストーブも転倒したら消えるように作られている。唯一恐いのは電熱器を使った機械だろうが、これにしても火事が発生しかねない大地震のときには停電で使い物にならないだろうから、やはり確実にやっておかねばならぬのは火の始末ではなく、避難経路の確保であるということになる。というのを最近どこかで読んだのであるが、まったくその通りであると思う。と同時になんとタイムリーな話であったかと今更ながらに驚く(最初にすべきかどうかが疑問であるだけで、なるべくなら火の始末もしておいた方がよいのはいうまでもない)。
ともあれ、とりあえず窓だけは開けてじっとしていると、やがて揺れが収まった。窓を閉め、テレビを点けてNHKにあわせる。震源は三重県沖らしい。ぼくの住んでいるあたりは震度4で、一番揺れが大きかったのは和歌山と奈良で震度5とある。ちょっと驚いたが、南海大地震のガス抜きくらいにはなっただろうか。
浅間山の噴火といい、どうも地殻の活動が活発になっているような雰囲気だ。次はどこだろう。まさか今度こそ、関東大震災ではあるまいな。
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