2005.3.11
今年の花粉飛散量は悲惨なほどだそうだが、ぼくはどうやら今年は花粉不感のままで済みそうである。去年の花粉症はどうやらインチキだったようだ。
ところで、最近知ったのだが、
人権擁護法案なるとんでもない法案が国会で審議されているらしい。あまつさえ、郵政民営化法案の裏に隠れて、するりと通過しかけたという。まことにもって言語道断な話である。
人権擁護法と銘打ってはいるが、その実この法律は差別助長法であり、また言論弾圧を正当化するものだ。この法律が成立した場合、擁護される対象となるのは国民の人権ではなく、ある特定の枠内に位置する人たちの権利に限られる可能性が非常に高い。人権侵害を判定するためにナントカ委員会が設立されるのだそうだが、委員にはその「ある特定の枠内」に位置する人間が優先されて選ばれることになっているからである。
「ある特定の枠内」とは、現在いわゆる被差別民とされている人たちだ。被差別部落民、アジア系外国人などがこれに当たる。拡大解釈すれば犯罪加害者もここに含まれるのではないかという議論もある。
もちろんいわれのない差別はなくなるべきであるし、差別によって生ずる人権侵害などは歴史の悪しき遺産に他ならない。しかし、だからといって、特定の人間だけに「人権侵害か、そうでないか」を判断させ、また出版差し止めや捜査令状なしの家宅捜索などのパワーを持たせたらどうなると思う。
まず、そういった団体等への批判は無条件に検閲削除となるだろう。次にどうなるかといえば、報道や言論の一部人間による恣意的な統制が始まる。本来自由であるべき情報の世界に暗黒神を作ることになるのだ。同和利権どころの問題ではない。一体どこに目をつけて人権擁護法などと言っておるのか。こんなものに賛成している無能な国会議員どもは
腹を切って死ぬべきだ。
ちなみに、この件に関してマスコミはまったくあてにならない。当面マスコミには規制が及ばないような条項が付けられているからである。一般社会の言論統制が終わったら次は我が身だということをまったく理解していないからである。
とりあえず
このブログを読んで、このろくでもない法案について知ってほしい。そして、
首相官邸や
自民党などに意見を送ってほしい。第二の治安維持法を、絶対に成立させてはならない。