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2005.5.17
この数日は涼しく、油断するとくしゃみが出るほどであったが、季節は確実に初夏になっている。我が愛機が熱暴走するのである。
以前書いた通り、我が愛機のCPUはSonnet TechnologyのEncore/ST G4 1.4GHzに換装されている。CPUというのは──CPUに限らないかもしれないが──速ければ速いほど多くの熱を発生する。例えばインテルのペンティアム4など、摂氏80度近くまで上昇するものがあるらしい。ペンティアムシリーズよりは動作効率が良いといわれるAMDのAthlonでも、 発生する熱で目玉焼きを作れるという冗談のような話が伝わっている。
PowerPC G4はAthlonよりもさらに幾分かマシであるとのことらしいが、我が愛機を開けてヒートシンクに触れてみたところ、確実に 温泉卵くらいは作れそうな温度になっていた。CPU自体はそれでも問題なく動いている。しかし、我が愛機の筐体は本来400MHzのPower Mac用であるから、400MHzのCPUにて発生する熱を逃がすだけの構造にしかなっておらず、つまり筐体の中に熱気が篭もってしまう。
おかげで、すぐ近くに挿さってあるメモリが熱でトチ狂う。FCPでちょっと長いクリップのエンコーディングでもしようものなら、メモリエラーでカーネルパニック。ものの見事にOSごと落ちるのである。
熱で落ちるからといって眠らせておくわけにもいかないから、近所の酒屋でドライアイスを買ってきて、無理矢理冷却しながら使っている次第。5月からこのテイタラクでは、この夏場を載り切れるかどうか……正直、頭が痛い。
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