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2005.6.19
小田和正『そうかな 相対性の彼方』を購入。「そうかな」というのが「相対性の彼方」の略であることを、開封してみるまで気が付かなかった。
とりあえずグルグルと聞いている。老いてなお盛んなどというと失礼極まるが、ここ最近の小田さんは本当にノッている。どの曲も良い。
四曲目に『僕らの夏』というのが入っている。オビによればロボコンのテーマ曲だったらしいが、これはもう、誰がどう聴いたって、オフコースのことを歌っているのだと直感するに決まっている。
学生時代に何人かで何かの活動をした経験を持つ人たち(例えば、ぼくならバンドであるが)は、この曲を聞いて、ただならぬものがこみ上げてくるに違いない。小田さんはオフコースを「僕にとって学校みたいな場所だった」と発言しているが、彼がオフコースをテーマにして歌うということは、つまりそういうことだからだ。
五月病が抜け切らない新社会人には、あまりお薦め出来ない曲ではある。けれど、今を最高の時間として生活出来ている人にとっては、セピア色の香りを乗せたひとすじの風のように、この曲は響くことだろう。前向きの懐かしさを心地よく感じることが出来たら、それはあなたが、全ての時間を大切にして生きていることの証だと思って良い。
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