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2005.10.31
昨日、F、Tご両家の結婚式とその祝賀パーティに出席した。新郎のT.F.とは高校以来の友達である。新婦のMさんは、「新郎御友人」として列席した他のほとんどの連中同様、ぼくにとっては未知の女性である。と思っていたら、式の後でMさんに「大学の頃に、一度ご挨拶して以来ですよね(白林檎註:多分バンドの練習のときかステージ本番の後であろう)」と言われ、とりあえず何食わぬ顔で「そうですね。おめでとうございます」と返しておいたが、その実、背中では冷たぁい汗が幾筋も流れていた。
チャペルで挙式後、いわゆる披露宴は催されず、新郎新婦とそのご親族ご一同だけで会食をしたようだ。その間、我々はテキトーに時間を潰し、夕方から祝賀パーティが始まった。
式もパーティもとにかくめでたくて、またドラマチックであった。ぼくも二人を心から祝福し、かつその場に集まった昔からの友達と話に花を咲かせていたが、いつの間にか結婚していたのが何人かいて──ぼくは携帯電話をいきなり解約したり新しくしたりしたために音信不通となり、誰を経由しても連絡が取れなかった由。なのでこの機会に可能な限り多くの友達と電話番号を教えあったのだが、そのせいかあっという間に電池がなくなった──心底驚かされた。もっとも、驚愕というキーワードで言うならば、ぼくが列席したことが最大のサプライズだったらしい。
パーティの後は時間に余裕のある連中で集まって、三次会へとなだれ込んだ。この三次会というのがつまり酒宴で、流石に昔のようなバカ飲みはしなかったけれど、皆本当に雰囲気が変わっておらず、何だか気を抜いたら涙が出そうだった。もちろん言葉のアヤというヤツである。
とはいうものの、今振り返ってみるとかなりの量を飲んでいたようで、今日は朝から頭が重い。色々思うところはあるのだが、とりあえず今日のところはこれくらいで筆をおくことにする。
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