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2006.1.24
一月から随分と騒がしいものである。こう立て続けに事件があると何だかひとつひとつの事柄がどうでもよくなってしまいそうだが、ヒューザーといい東証といい楽天といい牛といいライブドアといいヤマハといい、どれもこれも看過しようにも難しいものばかりであるから、当分は新聞もネタに事欠かぬことだろう。
個人的に堀江さんはイケニエにされたと思っているので、その点では彼に対する同情を禁じ得ない。しかしながら決算の粉飾などなど、やることはやっているらしいので、その分だけは罪を償わなければなるまい。而して、左様な結論でライブドア事件の幕は降ろされるべきである。真に糾弾されるべき人間は、うまく隠れたつもりで、今頃はストーブにでも当たっているに違いないからだ。
ところで、映画『スウィングガールズ』を観た。そしてひとつの真理を得た。すべての人間は二種類に分けられるということである。すなわち、スウィングガールズにハマる者とハマらぬ者である。ぼくは前者で、しかしハマったどころの騒ぎではなく、レンタルした翌日にアマゾンでスペシャルエディションのDVDとサントラを注文したくらいのハマりようである。人はかような行為を愚行と呼ぶが、それが何だ。今更スウィングガールズかよと嘲笑する者もいるだろうが、その嘲りは甘んじて受けよう。ぼく自身、もっと早く観たかったと思ったくらいだからである。
学生時代には、誰しも閉塞感を多かれ少なかれ感じるものだ。もし学生社会の中に在る自分の場所が普通より少し広かったとしても、上方には必ず天井があって、周りには壁が屹立している。その小さな世界の真ん中に座っていると、時としてどうしようもない空虚感に呵まされる。
放課後というのは、その虚ろな空間を少しずつ埋めるための時間ではなかったろうか。この映画はそんな学生時代の景色を見事に表現している。
DVDは明日辺り届く予定である。届いたら、早速鑑賞する予定。これで、えーと、何回目の鑑賞になるか忘れたが、とにかく楽しみでならない。
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