白林檎ベースステーション

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2004.8.23

 仕事で北巽という土地へ行った。地下鉄千日前線の、終点よりひとつ手前の駅である。これは「きたたつみ」と読み、意味するところは巽という地の北部といった辺りであろうと思われるが、この語感からぼくはあるパスワードを思い出さざるを得ない。

 ファミコン時代に発売された推理アドベンチャーゲームのひとつに『さんまの名探偵』というタイトルがある。ググれば関連ページがいくらでも出てくるので詳しい説明はしないが、要旨だけでも書いておくと、桂文珍殺人事件の謎を明石家さんまが探偵となって調査するという、まあ一種の芸能人ゲーである。芸能人ゲーであるが、内容はしっかりしているので、コアなゲーマーでも楽しめる。というか、四角い頭を丸くするくらいの気合いを入れないと、クリアは難しい。

 このゲームは、推理アドベンチャーという性格上、攻略には結構な時間を要する。従ってどうしても数日に分けてプレイする必要があるが、まだバッテリーバックアップカートリッジなど存在しなかった時代の事、コンティニューには古きよきパスワードが用いられていた。冒頭に書いたパスワードとは、『さんまの名探偵』のパスワードなのである。

 パスワード方式のゲームは、初代ドラクエにしろ何にしろ、必ず「最強パスワード」なるものが出回ったものである。つまり、これを入力しさえすれば、攻略に全く時間を割いていないにもかかわらず、クリア直前から開始できる、というパスワードが、当時の日本中の小学生に広く出回ったのである。初代ドラクエを例にとれば「まるかつは やつはりせかいいちだつた のだよ」というパスワード(ドラクエでは「ふっかつのじゅもん」だが)を入力すれば、レベル20、装備品も所持金も最高値に近いという状態から開始できる。ただし名前は「4きね8」という発音不能なものだったりするが。

『さんまの名探偵』にももちろんこれに類するものがあった。それが件のパスワードで、そろそろいい加減にしろと思われている頃だろうから書く事にするが、「こかまのね たみみこた みねのかね みたたつみ」というのがそれである。何の事はない、最後の音節が北巽をホウフツとさせるというだけの話なのである。

 そこ、石を投げないように。