白林檎ベースステーション

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白林檎的日常

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2004.9.3

 先月来、ある書類を大阪府に提出する必要があったのだが、法事があったり片付けねばならぬ仕事があったりで、ずっと後回しになっていた。今日になってそのことをふと思い出し、ちょうど仕事のキリもいいし提出に行くかと役所の場所を調べたりなどしていると、件の書類についてのメニューが目に入る。それを読んで驚いた。期限をとっくに過ぎているのだ。

 ハンコを持って車を飛ばし、息せききって受付に駆け込むと、若い職員が出てきて、様式を手渡してくれた。「あの、実はですね」と期限に遅れてしまった事を話し、どうすればよいかと言葉を継ごうとしたところで、彼は何事もなさげに言った。「ああ、期限なんて別に気にしないで平気ですよ。罰則とかありませんし」

 流石はお役所、言うことが違う。案ずるより産むが易しとはよくいったものだ。

 帰路ももちろん車だったのだが、途中、大阪府警が取り締まりをやっていた。何の取り締まりか知らないが、スピード違反など犯しようのない道路状況だったから、察するに運転中の携帯電話でも取り締まっていたのだろう。あれは良くない。歩いていても車の中にいても、曲がってくる車や対向車のドライバーが片手にケータイを持って話をしていると冷や冷やする。

 これが違反になったのは、もう二、三ヶ月は前だったように記憶しているのだが、大阪人の気質なのか何なのか、半数以上のドライバーはそんな規則を屁とも思っていないようだ。つまり、道で見かける車の多くは通話中なのである。

 違反になる前からぼくは左様な器用な真似は絶対にできないと思っていて、それで「あんな大変な運転をしながらも話さなければならない事情があるとは、みんな忙しいんだな」と感心したものである。

 その一方で、流石に道交法改正後は、皆態度を改めるだろうとも思っていた。しかるにその兆候すら見られないとは、まったく対した度胸であるという他はない。違反になるとわかっていながらも話さずにはいられない辺りに、ぼくは他府県からも恐れられる大阪人パワァを感じるのであった。

 とはいえ、警察にはどんどん取り締まっていただきたいものである。この際だから提案しておくが、運転中のケータイ通話違反については、罰金を一回あたり二十万円くらいにしてはどうだろう。そして、毎日昼夜をいとわず、交通課の警官総動員で取り締まりにあたらせるのである。絞り取った罰金は府の金庫に入れる。府の財政難も解消され、それと時を同じくして違反者も激減することだろう。

 まあ縦割り行政の下ではまずそんな政策はとらないだろうが、もし、万が一本当にこれをやったら、日本史に残る大決断になると思うぞ。関係者各位の検討を期待。